好きなバンドのライブをどこにでも見に行くのがライフワークになってしまっている私。そのバンドがあちこちでライブをやってくれるとそれに夢中になってしまい、休みはライブ遠征、稼いだ金はそこにつぎ込んでしまい他には回りません。
与論にまた行きたいという気持ちを抱きながら過ごしていたのも事実ですが…
そんな中、大好きなバンド・コブツイがレコーディングも含めた長期の充電期間に入り、しばらくライブは行われないらしいという情報をキャッチしたので、もうこれは与論に行くしかないでしょう!と相方たちとすぐに話がまとまりました。
6月に行くぞ!と話は決まったものの、なかなか行動に移せず全ての旅の手配が済んだのが6月頭、ギリギリです。いつもこんな感じです。
今回は、相方の他に東京と大阪のコブツイファン友達(略して「コブ友」)も一緒、4人の旅です。因みに、大阪のコブ友はコブツイの出たサンゴ祭ライブを見に行った子です。
今回も格安なJASナイスウイングのパックツアーで相方と東京のコブ友は羽田発着、私と大阪のコブ友は伊丹発着で鹿児島で合流と言う変則的なプランを強引に組んでもらったのでした。
そしてついに与論に旅立つ、いや「帰る」日が来たというわけです。でも、鹿児島で4人で与論行きのプロペラ機に乗り込んでもなかなか実感が沸かなかったのです。
朝が早かったので機内で爆睡しているうちに気が付けば沖永良部の上空でした。
と言う事は、まもなく次に見えてくるのは与論島…窓の外に注目!私の隣、窓際に座っていた大阪コブ友が笑顔で「見えてきたよ!」
遂に!遂に!!見えた!!全然変わっていない何度も夢に見た島の形、それを取り巻くリーフに囲まれた美しい海。なんだか妙に懐かしい気分になっていたら、大阪コブ友も同じ感覚に襲われている事が判明。
そしてまもなくコンパクトサイズの可愛い与論空港に到着!飛行機を降りるなり蒸し暑さに襲われました。
それでこそ与論!!暑くなくてどうする!と許せてしまうのが可笑しいのですが。しかも雨もパラパラして私たちの「帰郷」を歓迎してくれました。
今回もまたビレッジにお世話になります。ビレッジのバスに乗ろうとした時、前よりもずっと黒くなった送迎の兄ちゃんがなにやら私に一言…何だったか聞き取れなかったのですが、明らかに私を覚えてくれているのか?と思ってしまう雰囲気にビックリでした。
ビレッジに向かうバスの中でも外の景色を見ながらやっぱり不思議な感覚に陥ってしまってました。ずーーーと昔から住んでいた故郷に帰ってきたって感覚なのです。
この曲がり角もこの海岸も家並みも、道端のハイビスカスやサトウキビ畑も、ずっと昔から見ていたように錯覚してしまう光景なんです。
前はたったの3日間(正味丸2日間)しか滞在してなかったのに何でこんな気持ちになってしまうんだろう?全くもって不思議な島です。
そしてビレッジに到着!!誰よりも私たちを熱烈歓迎してくれたのが食べてしまいたいくらい可愛いワンちゃん!
私たちめがけて走り寄ってきてくれたのです。動物好きでもある私たちは一瞬にしてメロメロでした。
チェックインを済ませ、たらでウエルカムドリンク(麦茶)を頂いていると、一緒にやってきたカップルに送迎の兄ちゃんが地図で与論の説明を詳しくしていました。
私たちにもしてくれるのかな〜と期待して待っていたら、物凄く手抜きの説明…「もう分かっているからいいよね!」って、やっぱり私と相方の事をしっかり覚えてくれてたらしいのです。10ヶ月も前の客なのに、そんなに私たちは印象的だったんでしょうか??
より格安のペンションプランの申し込みだったのにもかかわらず、4人一緒の部屋が良いだろうと言う心遣いをしていただき、階段を上がったところにあるホテルの部屋に案内されました。その温かさに感動しまくりでした。
でも、部屋の準備が出来ていなかったので、下に降りて待っていると、兄ちゃんがどっかから1000円札を持ってきて私たちにビール(正確には発泡酒)をご馳走してくれたんです。
いいんだろうか?と恐縮しつつも遠慮なく頂き、兄さんと歓談して過ごしました。
可愛いワンちゃんは女の子なのに「ケン」と言う名前らしく、私のビールを喜んで飲んでました…与論は犬までも酒が強いのか??
他にもコブツイのサンゴ祭の打ち上げ時のメンバーの話や、さっき一緒にバスに乗ってきた人のほとんどが明日行われる結婚式に参加すると言うことで、与論の結婚式について教えてもらい、参加したくなってしまいました。
その後、広くて綺麗な部屋で着替えをして、たらで昼ごはんを食べる事にしました。
私は「油ソーメン」、相方は「冷ソーメン」、あとの二人はもずくそばの「ざるそば」を注文して、お勧めの「鶏飯」をみんなで分けて食べたのですが、これがめちゃくちゃ美味しくて感動しました。
食後、前回百合ヶ浜や空港で会った役場の観光課・大馬さんに相方が連絡を取ってくれました。
前回の旅の後、相方が大馬さんとメールをやり取りして、今回島の案内をしてくれると言う約束をしてくれていたと言うのです。そしてなんと!大馬さんが「与論島」と書かれた役場の広報車なんであろう青いワゴン車で私たちをお迎えに来てくれました!びっくりでした。
かくして、ビレッジから逆時計回りに『甦る人々』ゆかりの場所ツアーに出発したのでした。
まずは、ミナタ離の手前にある廃墟前でワゴンが止まりました。ここでも『甦る』PVの撮影が行われたらしいのですが、こんなところで撮ったの??って思ってしまうほどの場所でした。いろんな意味で「怖い」雰囲気の漂う所でした。
廃墟のシーンはもうひとつ別の場所でも行われたそうなんですが、そこはもう取り壊されてしまったそうです。ファンとしては実に勿体ない話です。
そして百合ヶ浜のある大金久(おおかねく)海岸を経由して城(ぐすく)方面へ。さすがに表ジャケットが撮影された麓さんの家には行けなかったのですが、その裏手にある中ジャケットの撮影に使われたいい感じの廃屋へ。
ここはどうしても訪れたくて、前回も探したけど見つけられなかったところだったので、凄く感激しました。
そうそう!この縁側でコブツイの4人が座ってたんだよ!!!とみんなでその縁側に座ってしばらくぼーーーーっとしてしまいました。周りの雰囲気も凄くいい感じの佇まいなんです。そして大馬さんに4人で座っている所を記念撮影してもらいました。
でも、ここで激しい蚊の攻撃を受けてしまいました。ジャーマネ・都田さんのレポで「蚊が凄かった!」と知っていて虫除けも持って来ていたのに全く役に立ててないのでした。
続いて、すぐ近くの城跡へ。前回も来てはいたのですが、今回は大馬さんのガイド付きです。
海の向こうに沖縄がはっきり見えました。与論から見るとまるで龍みたいだから昔の人は「龍の国」と呼んでいて、それが「りゅうきゅう」と呼ばれるようになったと言う説もあるそうです。龍というより、私はワニに見えてしまったのですが。
そして与論にもヤンバルクイナがいるんだよ!と言われてその場へ連れて行ってもらいました。確かにそこにヤンバルはいました…でっかいヤンバル。チャレンジャーの私は背中に乗りたくなってしまうほどでした。
沖縄の何とかって所との友好のしるしとしてヤンバルはそこにずっと立って沖縄を眺めているそうです。
他にも、すぐ近くにお墓があったので与論の土葬の習慣についても教えてもらいました。与論の土になれる事がとても羨ましく思った私は変でしょうか??
そしていよいよ『甦る』の浜辺のシーンが撮影されたと言う海岸へ!!前回探しまくったけど見つけられなかった海岸です。
都田さんが「地元の人に案内されないと見つけられないようなところ」とレポしていた通りの、絶対これじゃぁ〜見つけられないわなって所にその海岸はありました。
地元の若者たちが「暇だったから」と言う理由で縄を掛けたと言う3つのでっかい烏帽子のようなサンゴの岩、間違いなくこの海岸!!私たちのほかに誰もいないまさしく「プライベートビーチ」。
そこで君たち仲が悪いの?って思われるんじゃないってくらい、4人がそれぞれ勝手に好きな事をして遊びました。東京コブ友は待ってました!とばかりに大胆水着で海に飛び込んでました。
大馬さんはそんな私たちを見ながら、独りで流木に座ってタバコを吹かしてました。
車の中でも余計な事はあまり話さないし、無口な方なのかなぁ〜それともせっかくのお休みを私たちの案内に駆り出させてしまって申し訳ない事をしてしまったのかな〜と気になってしまい、きっと同じ事を感じていたんであろう相方とともに大馬さんのところへ。
そしていろいろお話をしました。この海岸はアッキーが三線を爪弾いているシーンが撮影されたところだと言う事を教えてもらいました。
他にも大馬さんはアッキーのひとつ後輩なんだそうで、高校の文化祭の時のアッキーがボーカルだったバンドのライブの話をなども聞いてしまいました。
さんざん遊んで、撮影が行われたというもうひとつの海岸に移動しました。
そこは海岸には降りずに見ただけだったのですが、プリシアの近くでもあるので、どうやらサバニを海に漕ぎ出すシーンが撮影されたサンセットビーチこと兼母(かねぼ)海岸だったようです。
こうして『甦る』ツアーはこれで終了。茶花の中心街を通ってビレッジに戻り、夜居酒屋へ飲みに行く事を約束して大馬さんとひとまずお別れしました。
夕食の時間まで時間があったので、ビレッジのプライベートビーチでもある「メーラビビーチ」へ泳ぎに行ったのですが、先に出た東京と大阪コブ友とはぐれてしまったのです。
ビレッジからメーラビへは数分藪の中を歩かないといけないのですが、そこに入るところを間違えてしまったようです。メーラビから離れた遠くの海岸に二人の姿を発見!仕方がないので、それぞれに泳ぎを楽しむ事にしました。
6月とはいえ、まだ水は冷たく心臓が止まるくらいでしたが、水風呂に入る要領でゆっくり浸かって身体を慣らしてから泳ぎました!前回は浸かっただけだったのですが、今回はしっかり泳ぎました。
これだけ真剣に泳いだのは何年ぶりだろう??与論のおかげでまたこんな気持ちの良い思いが出来て幸せ気分に包まれていました。10数年ぶりでも泳ぎ方を忘れてない自分にもビックリしつつ。
そして与論でのもうひとつの楽しみ!夕食タイムです。たらに向かう途中、階段のところで物凄い綺麗なサンセットを見る事が出来て感激しました。
今回もやっぱりこれでもか!とばかりに出される料理の数々に思わずニヤけるばかり。この後飲みに行くのでアルコールは我慢。おかげでめいっぱい美味しい食事を残さず堪能してしまいました。
そこへ大馬さん再登場!!既にアルコールが入っているらしくてほろ酔い気分。え!?そんな状態で運転して来られたのですかぁ!!と思ったら、同じく観光課の同僚・竹村さんという方が運転手をされてました。
普通乗用車の後ろの座席に4人が詰め込まれ、茶花の中心街へ。その途中、助手席には昼間とは別人の大馬さんがいたのです。喋りまくるし凄いパワーが感じられるのです。「今日は潰れちゃうよ!」宣言まで飛び出して可笑しくてたまりませんでした。
そして役場の近くの「海将」と言うお店に入りました。店では大馬さんの心遣いでコブツイが出た年のサンゴ祭のビデオを用意してくれてたのです。でも、祭の最初からビデオは始まっているのでそれを楽しみながら飲むことになりました。
そして出ましたぁぁぁぁーーー!!お盆の上に載った杯!!もう与論では当たり前のように出てくるんです。大馬さんは店の隅においてある新品の有泉一升瓶を勝手に持ってきて開けてしまっているし…いいんですかぁ!!!
そして「献奉」の始まりです。正式なものは飲む前に口上を述べねばならないのですが、今回は省かれてしまいました。大馬さんはそんなに早く潰れたかったのでしょうか??複雑な心境です。
かくして何度も順番に杯が回ってくるわけで、しかも人数が少ないのであっという間に酔い酔いです。食後なので空腹時よりは「強い」自信があったのですが、20度の有泉をガバガバ飲むとあっては長い時間耐えられるわけがありません。
そんな中、大馬さんは昼間とは全く別人の姿を私たちに隠すことなく披露した後、宣言どおり見事にお潰れになられました。店の他のお客さんも慣れたもので、潰れた大馬さんを座敷に運ぶ素早さはプロ級でした。
与論の男性はみんなこんな感じなんだろうか??ってことはアッキーも!?昼間はシャイなのに、酔ったらハジけまくってエロエロになってしまうんだろうか??あまり想像したくない姿です。
潰れた大馬さんに代わり、その店に飲みに来ていた観光課の若手・健太郎君が私たちの所に来てくれました。そこまで気を遣ってくれなくても良いのに…と恐縮してしまうばかりです。因みに彼は民宿・汐見荘の息子さんだそうです。
その頃には私もかなりヤバイ状況に達し、記憶がほとんどぶっ飛んでしまいました。
結局、サンゴ祭のビデオもほとんどまともに見る事もなく、気が付いたらビレッジの部屋で寝てました。相方もかなり酔っていたそうで、酔い酔いの私たちをビレッジまで連れて帰ってくれた東京と大阪のコブ友に感謝するばかりでした。
そんなに飲んで撃沈してしまったのに、翌朝は二日酔いもなくスッキリ目覚めたのには我ながらビックリ!与論の空気にはアセトアルデヒドを分解する何かが含まれているのかもしれないです。
吐くくらいまで飲んでしまった翌日は夜まで固形物は取れないのに、朝からガッツリ食べてしまいました。与論バンザイ!!!
そして今日はバイクで一日かけて島巡りです。天気もこの上ない快晴。ビレッジから時計回りに出発、水着も着込んでいつでもどこでも泳げる準備もばっちりでした。
まずはむらなか屋へご挨拶。店内にはロッキンのテープが流れていてしかも東京のコブ友のメッセージが読まれた回で、みんなで爆笑でした。
むらなか屋オリジナルのコブツイバンダナの新色も出ていてどれにしようか悩んでいたら、そこへアッキーのお母さんがやって来られて、すぐに私たちに気づいてくれました。コブT着ていたから一目瞭然だったのですが…
前回は気づかなかったのですが、店内にアッキーに関する新聞の切抜きが貼られてました。『甦る』のPV撮影で久々のアッキーの帰郷を島を挙げて喜ぶ様子が伝わって私まで嬉しくなりました。
そこにはアッキーのお父さんが元与論町長さんで、しかも「ユンヌパナウル王国」を設立された方である事が書かれていて更にビックリしてしまいました。アッキーのお父さんは物凄く偉大な「王」だったのです。アッキーは一国の「王子」だったんですね〜
そして今回もアッキーのお母さんに温かいおもてなしをして頂き恐縮するばかりでした。
FM大阪でアッキーと相馬さんも同行する与論旅の企画がある事をお話ししたら、物凄く喜んでおられました。(その企画は台風で中止になってしまったのですが)
あまり長居するのも申し訳ないので、また明日来る事を約束してアルバム「II」バージョンに新しくなったコブツイの看板の前でアッキーのお母さんと一緒に記念撮影をして島巡りの旅に再出発しました。
目指すは、昨日離れた所から見ただけのサンセットビーチへ。今日は快晴だからビックリするくらい綺麗に違いない!と思い、バイクを走らせました。
程なく着いた目的地は、その予想を遥かに超える美しさで私たちを迎えてくれたのでした。もう泳がずにはいられん!!急いで海岸に降り、服を脱ぎ捨てて海へ…泳ぎまくってしまいました。最高でした。
ひとしきり泳いだ後、岩場で遊んでいたら空に何か光るものを発見!なんだろう??と思って見ていたら何と飛行機!!!与論に着陸するJACのプロペラ機だったのです。私たちの方めがけて突っ込んでくるみたいでマジで怖かった〜でも、面白かった!!楽しい体験をしてしまいました。
名残惜しみつつ次の地に向けて出発!濡れた水着のままバイクで移動してしまいました。道ですれ違う人もほとんどいない…与論だからこその開放感がたまらなく気持ちよかったです。
晴れた日の与論島の全貌が見たかったのとトイレ休憩で城跡に寄り、お腹が減ってきたので食べ物屋のありそうな百合ヶ浜周辺(大金久海岸)を目指しました。でも、全然店が見つからなかったので島の中央の道を突っ切って反対側の茶花に戻ることにしました。
バイクで十数分で戻れてしまうんです…いかにコンパクトな島だって事が分かってもらえるでしょうか??
目指すは前回も入った喫茶店の「海岸通り」。でも、日曜はお休みだったのです。仕方がないので「お好み焼き」の店に入りました。
頼んだものが出てくるまでTV見たり漫画を読んだりと、本当に観光客なんだろうか??って感じの私たち。我ながらすっかり島に馴染んでしまっているのが可笑しくてたまりませんでした。
その後、再び同じ道を戻り、「与論民族村」へ行きました。全然期待はしてなかったのですが、受付のお姉さんが建物や展示してある伝統あるものを細かく詳しく説明してくれるのです。
与論の歴史や貧しくてもそこで一生懸命暮らしていた逞しい人たちの姿を垣間見る事が出来て、ますます与論が好きになってしまいました。
ひととおり説明してもらった後、こんな安い入場料でこんなにしてもらっていいの?って心配してしまうくらいのおもてなしを受けてしまいました。
他にお客さんがいなかったって事もあったんでしょうが、じいちゃんやお姉さんと長々といろんな話をしました。
さらに、ばあちゃん手作りのおやつ「ムッチャー」が物凄く美味しくて、出してもらったのを全部喰い尽してしまったほどです。私たちの前にいた人たちが残して行った分までペロリと…遠慮のない客炸裂です(苦笑)。
そして土産物を物色する中、展示物の説明にもあった民芸品の木の枕が気に入ってしまい、かなりの値段だったのですが購入してしまいました。他にもここに来た目的でもあった「与論方言集」もしっかり購入!そしてお姉さんと与論の方言について語り合ってしまったのです。
現在はTVの普及で標準語を使う事が多くなり、方言は聞き取れても使えない子供が増えているんだそうです。そんな子供たちがそのまま大人になってしまうと、もう貴重な方言を話せる人間がいなくなってしまうと言う危機感から、島を挙げての子供たちへの方言指導が行われ始めたとの事です。
それはとても素晴らしい事だと感動しました。方言は「故郷の宝」として永遠に大切にしていって欲しいと願いました。与論語辞典も製作中との事で完成が待ち遠しいです。
そこで私たちも簡単な方言を教えてもらいました。『パンカタ』と『ティー・パギ』…分かりますか??
思いもかけずのんびりと楽しい思いをしてしまったので、急いで次なる地へ出発!あんなにいい天気だったのに、急に曇り空に…南国の天気は変わりやすいんだねぇ〜と感心しつつ、前回相方と感動しまくったあの磯の綺麗な海岸へ。
迷いつつも何とかその海岸に辿り着くことが出来たのだけど、満潮だったせいか磯が海に沈み、曇り空のせいで海の色もいまいちでがっかり。二人にもあの綺麗な姿を見せたかったのにな…やっぱりあの景色は「幻」だったのか。
なかなか泳げそうな海岸に辿り着けないので、無難な大金久海岸に移動しました。
その途中、昨日離れた所から見ただけのミナタ離れ近くの廃墟に立ち寄り、雑草を掻き分け近づき窓から中を覗いて見たんだけど、どのシーンに使われたのか分からぬまま。
それにしてもやっぱり怖い。記念撮影しようと思ったけど、何かが写りこんで来そうな雰囲気があったので自粛しておきました。
そしていよいよ泳ぐぞ!!と思ったら雨が。しかもかなりのスコール!!私たちはすぐに浜に設置されていたパラソルに逃げ込んだのだけど、少し離れたところにいた相方はそのまま海岸沿いを探索中…
後から聞いた話、何で私たちがパラソルに逃げ込んだのかが分からなかったそうです。ちょっとしか離れてなかったのに、相方のところは雨が降ってなかったそうで。そしてしばらくしたら急に凄い雨が自分に向かって襲いかかってきたらしいです。南国の雨は侮れません!!
なかなか止みそうになかったので、ビレッジに戻る事にしました。濡れているのでそのままでも平気!と思ってたんですが、さっきまでの蒸し暑さがウソの様に寒くて寒くて。冷たく激しい雨に打たれてバイクで走る事、数十分…これもまた良い想い出のひとつです。
ずぶ濡れになってキーをフロントにもらいに行ったらスタッフの方に物凄く心配されてしまいました。かなりひどい姿に見えたんでしょう…
お風呂に熱いお湯を張ってみんなで入浴タイム!!濡れたタオルや水着を乾かそうと思って、暖房をつけようとしたら「冷房」しかないんです!さすが南国!と思いつつ、軽いカルチャーショックを受けてしまいました。
風呂から上がったら、雨も止み雲が切れて青空が見えてきました。
今夜はこの旅最後の夜なんで、部屋でじっくり飲もう!と決まったので、早速街へ買い出しに。雨上がりの空気の澄んだひんやりした空気がたまらなく気持ちが良くて何度も深呼吸をしてしまいました。それだけで体の中が清浄された気分。
茶花にあるAコープで買い物をしていたら、民族村のお姉さん親子にばったり!私たちも地元で買い物をしている感覚で世間話なんか始めたりしてました。
でも、もうすぐAコープ与論店の今日の営業が終わってしまう事を知り、慌てて買い物をしました。帰る途中、サンセットを見ようと茶花港に寄ったものの、一歩遅かったのでした…ガッカリ。
最後の夕食もしっかり食べる私たち。オバQのようにおかわりを何度もしてしまいました。
揚げグルクン(青い魚)のニンニクダレかけとモズクの牛乳寄せ。どちらも前回食べて感動した料理です。なかさん最高の料理をありがと!!と喜んでいたら、その気持ちが伝わったのか、なかさんが厨房から出てきてくれました。
そして、食事が終わった私たちを「星を見に行こう!」と誘ってくれたのです。疲れているので休みたいと言う東京コブ友を残して、なかさん運転の車で与論港を目指しました。
この時期は、夜になるとヤドカリが住処としている陸地から卵を産むため海を目指して道路を横断するそうです。
それを轢いてしまわないように気をつけて運転をする優しいなかさん…確かに、よく見ると大きいのや小さいのやヤドカリがいっぱい道路を横断しているのです。
ヤドカリだけでなく、猫や犬も好き勝手に楽しそうに道路にいるんです!みんなここでは自由なんだなぁ〜とほほえましくなりました。
道路やビレッジでも見かけたんですが、平べったい真っ黒の5cmくらいの生き物…ナメクジらしいのだけど、ナメクジらしからぬあまりの黒さにウケていたら、「与論は紫外線が強いからナメクジも日焼けして黒くなってしまうんだよ」と、なかさん。
前回、その手の冗談でなかさんにはさんざん騙されたんで、私は信じてなかったんだけど、素直な相方はしっかり騙されていてこれまたほほえましくなりました。
そして与論港の星空観察会は感動そのものでした。言葉を失うほどの無数の星達が360度パノラマに広がっているのです。こんなにも空には星があるのか!!と、時間も忘れるほど美しい星空に見とれてしまってました。
それでもここは対岸の沖縄や与論の街の光に邪魔されて見えないほうなんだそうです。島の反対側はもっともっといっぱいの星が見れるとか…でも、こうやって360度見渡せるのはこの場所だけ。本当に良い体験をさせてもらいました、なかさんに大感謝。
ビレッジに戻り、部屋で待つ東京コブ友とともにスイカパーティのスタート!!相方と東京コブ友が激しいくらいのスイカ好きなので、Aコープでスイカを丸ごと買っていたのでした。
相方がなかさんに包丁を借りてきてくれて、4人でしっかり喰い尽してしまいました。
おかげでその後飲む予定だった酒もつまみもほとんど手をつけずじまいで、遊び疲れたのもあってかダラダラしつつ寝に入ってしまったのでした。
歯を磨きながら外へ散歩しに行った相方が、結婚式から帰って来た激しく酔った兄ちゃんたちに絡まれて大変だったらしいですが…
そして遂に最終日の朝がやってきてしまいました。
朝の弱い私が一瞬にして目覚められたのは、枕元に放置されていたお菓子の袋に群がる夥しい数のアリに気づいたから。部屋の外からずっと立派な行列を作っていていて、それは見事な光景でした。与論のアリの逞しさまで体感してしまいました。
そしてそのままメーラビへ泳ぎに行ったのです。これまた今日も冷たい海に震えつつも、足の届かないところまで泳ぎに行ったりと与論の海を満喫しました。相方は東京コブ友から借りたシュノーケリング一式でかなり沖のほうまで冒険に行って感動したそうです。
私も勧められたのですが、昔、シュノーケリングで溺れた苦い経験があるのでやめておきました。沖のほうの海底はきっと凄い綺麗なんだろうなぁ〜いつかチャレンジしてみたいものです。
さらに悔いが残らないようにと思いっきり泳いでメーラビを後にしました。ほんの少しだったけど、ゴミ拾いもしっかりしました。
最後のたらでの朝食もガッツリ食べました。よく食べるので、お櫃の中のご飯もいつもより多く入っていたのは気のせいだったんでしょうか??全員、たらでの4食とも全く残さずに食べたのでした。気持ちの良い客っしょ!?
そして出発時間までお土産物を買いに出かけました。まずは近所の「与論焼窯元」へ。お話好きのばあちゃんは相変わらず元気もりもりでした。次こそは与論焼き体験をするぞ!と相方と誓ってました。
そのままバイクにガソリンを入れるため茶花の街に降りて、土産物を購入して最後にむらなか屋へお別れのご挨拶をしに行きました。
店の中には関東の方からやってきたと言うコブファンの子がいて、私たちと入れ替わるようにすぐに店を出て行ったのでちょっと申し訳ない気がしたのですが、アッキーのお母さんに笑顔で迎えられ、優しいお言葉にまたもや甘えて寛いでしまったのです。
お茶の他にアッキーのお母さん手作りの「アンダギー」までいっぱい頂いてしまって、私たちはここへ何をしに来ているんだろう??と恐縮するばかりでした。実際、出発の時間が迫ってきていて焦ってはいるんだけど、とてもゆっくりした時がそこには流れていたんです。
そんな温かく手厚いおもてなしをして頂き、ゆっくりいろんなお話をしました。
昨日は父の日だったので東京のアッキーから電話があったそうで、私たちの事も話されたとか…その時私はアッキーの苦笑する顔がふと浮かんでしまったのですが、お母さんに「しっかりおもてなしするように!」と話していたと言う話に余計恐縮するばかりでした。
他にも『甦る』の中に込められたアッキーの家族への想いを知り感動したり、またアッキーのお父さんが当時全国最年少の町長になったという事で、家族そろって某番組に出演してみんなで歌を歌ったと言う話を聞いてビックリしたり、楽しい時間を過ごさせてもらったのです。
名残惜しみつつ、また近いうちに来る事を約束してむらなか屋を後にしました。本当にお世話になりっぱなしでした。今度来るときはでっかいお土産持参で来ないとな!と、心に強く誓ったほどです。
ビレッジに戻り荷物をまとめ、ビレッジのみなさんとケンにも別れを告げてバスで空港へ。
前回は与論から離れるのが悲しくて仕方がなかったんだけど、今回はまたすぐ帰る気マンマンだったので「行ってきま〜〜す!!」って感覚で与論を経つ事が出来たのでした。
バスを降りるとき、ビレッジのダイゴさん(帰りがけに名前を初めて知ったのです!)が私たちに「いってらっしゃい!」って言ってくれたのもなんだか凄く嬉しくて!!
今回もたくさんの人との出逢いがあった充実した旅で、与論を訪れるたびに逢いたい人、行きたい場所が増えて困った!困った!!って状態です。
次はいつ帰れるでしょうか??年内には帰郷したいな。
このパックツアー、飛行機の時間の関係上、鹿児島での乗り継ぎ時間が嫌なほどあったので、空港の隅に見つけた2畳ほどの大きさのいい感じの畳のベンチに上がり座り込み、前の晩に飲み食い出来ずそのまま持ってきてしまった大量の酒とつまみで宴会をしてしまいました。
こんなところで冷や奴やキムチ(しかもビン入り!)なんか食べるやついるか??しかもオンナ4人で!なんて突っ込みいれながら楽しいプチ即席居酒屋宴会を繰り広げてしまったのでした。
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