父の脳腫瘍も最新医療医術のおかげで嘘のように消滅した事もあり、与論上陸リベンジの為、10年近く共にライブ参戦をしてきた相方と与論行きを計画・実行しました。
コブツイのライブがなくてもどうしても行きたい!!その思いは相方も同じだったのです。
そしてJASナイスウイングの格安ツアーで、東京発着プランを申し込み、遂に与論に向けて出発したのでした!
与論への乗り継ぎ便が出ている鹿児島行きのJAS機は名古屋からは運行しておらず、このパックツアーは大阪か東京からの発着になるのです。
当初大阪発着を考えていたのですが、浜松の相方が朝一の飛行機に乗るのがかなり際どい事が判明したのと、東京プランのが格安でもあり、大阪プランとの格差が東京までの旅費と変わらなかったので、三重に住む私が無謀にも東京発着を申し込んだというわけです。
かくしてムーンライトながらに乗って前日の夜出発し、早朝羽田着!!そこでいきなりハプニングに見舞われてしまったのでした。
相方が地元の旅行社で申し込んでくれたはずの飛行機のクーポン券が私の分しかないと言うのです。
確かに私の名前のしかなかったのだけど、受け取った時に相方も不思議に思って自分の名前の分がない事を確認したら「これで大丈夫ですよ」と言われたそうです。
飛行機の乗り継ぎも与論も初めてなので良く分からないまま、空港のカウンターで時間が止まってしまいました。
理由を話して、おそらく旅行社の手違いだろうと言う事で、予約は入っているので飛行機には乗れるけど、クーポン券がないので実費を払わねばならないと言われて二人の財布から羽田−与論間の通常料金の往復航空券を購入。
その額なんと87,100円!!
良くぞ二人ともそんな大金を持ってたものだと感心しつつ、実際財布の中は二人ともスッテンテンだったのですが。
鹿児島空港でも無事乗り継ぎに成功して、小さな飛行機で憧れの地・与論島に遂に降り立ったのでした。
噂に聞いていた通りの小さな空港…空港と言うより、バスターミナルって感じでしょうか?とにかく空港とは思えない作りの建物にビックリでした。
小さな飛行機からはタラップを降りてそのまま徒歩でその建物に向かうのです。しかも預けた荷物を受け取るのも手渡しに近い状態…これが与論なのか!!!いきなりの軽いカルチャーショック。
今回のツアーで予約したのは与論島ビレッジと言う宿。バスでの送迎があるらしいけど、事前に予約もしてないし大丈夫かな?と思いつつ、宿の名前を書いた看板を持っている兄ちゃんに声をかけたら「どうぞ乗ってください!」と笑顔で答えてくれてホッとしました。
指をさされたバス…って言うよりマイクロバスなんですが、それに乗って他の宿泊客の方々と一緒に宿に向かったのです。
狭い道を走るバス。道端には南国らしくサトウキビ畑がいっぱい。そして道の向こうに見えるこの世の物とは思えないほどの綺麗な海にひたすら感動!
憧れの与論にやっと来たんだ!と言う嬉しさもあって、何も喋らずに外の景色をぼ〜〜っと眺めてしまってました。
そして途中、ありました!!8月にコブがライブをやった茶花海岸のステージ!想像していたよりもずっと小さな作りにビックリ!
宿泊先のビレッジに着くと、宿のお母さんが笑顔で迎えてくれました。そのままチェックインになったのですが、ここでもクーポン券がないので事情を話したら「そんなの構わないよ〜」ってあっさり。
羽田空港の人を見下したような態度だった姉ちゃんとはえらい違い。いきなり与論の温かさに触れて感動でした。
そして、レンタサイクルをお願いして、早速島内観光に出発!!昼ごはんもまともに食べてなかったけど、とにかく出かけずにはいられなかったのでした。
小さな島なんだけど高低差がかなりあって、上り坂はかなりキツくて、事前にアッキーが言っていた通り自転車ではかなり厳しい事を痛感してしまいました。
まずはそのアッキーの実家「むらなか屋」に行ってみようと言う事になり、探そうと思った矢先に見つけてしまいました!メチャクチャ目立ちました!!ここで間違いないだろうと自信を持って言える目立ちぶりに相方と一緒に爆笑でした。
いきなり訪れても大丈夫かなぁ〜と恐る恐る店に入ると、お母さんらしき方がすぐに気づいてくれ、こちらが申し訳なくなるくらいの歓迎ぶりに恐縮するばかりでした。
そしてむらなか屋オリジナルのコブTを買おうと思っていたのですが、既に売り切れ状態だったので、相方と一緒に胸に「与論」と書かれた与論中学の体操服を買ってアッキーのお母さんにかなり笑われてしまいました。
さらに「甦る人々」のポスターで相馬リーダーが手にしている赤いビニール傘も売っていたので一緒に購入して、またもや笑われてしまったのでした。
ポスターの赤い傘は、撮影の時にアッキーの実家の車に乗っていたのをカメラマンの浅川さんが見つけて「使おう!」って事になったと言う撮影秘話も教えてもらったのでした。
名残を惜しみつつ店を出て、買い物をしたり茶花海岸のステージに立ったり、メンバーが酔っ払ってバックドロップ合戦をしたという浜辺でブラブラしたりしてビレッジに戻りました。
そしてビレッジのプライベートビーチでもある「メーラビビーチ」に行ったら、物凄く泳ぎたくなってしまいました。
実はその時「赤飯デー」だったので泳ぐつもりは全くなく水着も用意してなかったので、もう一度街に水着を探しに行ったのですが、シーズンも終わっているせいか、どこにも水着は置いてないし、あってもかなり高かったってのもあって、タンクトップと短パンを購入しました。
格好はどうでも良いからとにかくこの綺麗な海に入りたい!と言う気持ちでしたね。
レンタサイクルの返却時間をちょっとオーバーしてしまってビレッジに帰宅。でも、与論時間だから大丈夫だと言われてホッとしました。
そして夕食です!!レストランの「たら」と言うところで食べるんですが、これが最高なのです!!
どのガイドブックに「食事は『たら』がお勧め!」と書かれているだけあって、量も質もこんな安いパックツアーなのにこんな凄い料理を出してもらってもいいの??って心配に思うほどでした。
美味しい料理の数々に舌鼓を打っていると、中央のでっかいテーブルで噂の「与論献奉」が始まりました!
話には聞いていたけど、本場のを見るのは初めて。そんなこんなで気がつくと献奉の「施工者」と呼ばれる役のおじさん(板前のなかさん)が良い笑顔で有泉の一升瓶と杯を持って私たちのところにやってくるではありませんか!
そして「献奉」と有泉初体験!!これが美味いのなんのって!!!有泉サイコ〜〜!
その日は「夜光虫クルージング」を申し込んでいたのでそれ以上呑むのを丁重にお断りしていたけど、波が高いのでクルージングは明日に延期との知らせが入り、必然的にまだ続いている「たら」の宴会に流れ込み。
有泉ロックでパパイヤの漬物をつまみに初対面の方々と和気あいあいと楽しい夜を送りました。
しかもその後、むらなか屋近くの「民謡酒場・かりゆし」に繰り出して2次会です!!ここでも有泉ロックで「かりゆし」と言うバンドのライブを楽しみました。
最後は盛り上がってみんなで踊りまくって楽しくてたまりませんでした。与論サイコ〜〜!!!
相方は別のグループの酔っ払ったオッチャンに物凄く気に入られてしまい、ほっぺにチュ〜されてて笑ってしまいました。
さらにその下の階のカラオケスナックに移動です。なかさんが「酒ね!」と言うと出てくるのは有泉。もちろんここでもガッツリ呑みました。
今回の旅で呑もうと思っていた量の何倍もの有泉を第一夜目にして堪能してしまったのでした。
さすがにフラフラ、ビレッジに戻ったら即ベッドへ。そのまま寝てしまいました。
そして二日目は早起きしてメーラビビーチへ。
昨夜の有泉も全く残ってなくてスッキリ目覚めてビックリ!!
まだ陽が上ってないせいもあって、水が物凄く冷たいのです!でも、この綺麗な海に入らないと思いっきり後悔しそうだったので、気合いを入れて漬かってみました。心臓が止まるくらい冷たかったですが、気持ちよかったです。
そして真っ白な浜辺の砂を手に取ってじっくり観察すると、コブツイのジャーマネ・都田さんがレポしていた通りその一粒一粒がサンゴや貝のカケラから出来ているのに感動。白いはずです。
さらにそんな砂の中に潜っているカニも真っ白だし、でっかいヤドカリは綺麗な青色。全ての物に感動しまくりでした。
これまた物凄いボリュームの朝食後、今日は原チャリを借りて与論一周の旅に出発!
久しぶりに乗ったけど、すぐに与論の風になれて気持ち良かった〜♪
素晴らしい快晴の中、海岸沿いの道を少し走ると、言葉に言い表せないくらい綺麗な海が視界に飛び込んできて息を飲んでしまいました。まさに「絶景」。
そして適当に海岸に降りれそうな細道に入って浜辺へ…そこはサンゴの岩場が広がって、綺麗だと思ったメーラビの何十倍も綺麗な景色にしばらく金縛り状態。
ちょうど潮が引いている時間帯だったので、岩場の窪みにいろんな生き物がいっぱいいて、それを見るだけでも楽しくて。綺麗な魚やナマコやヒトデ…いろんな生き物と遊びました。
ただ残念だったのが、そんな夢のような美しい海岸に空き缶や瓶のカケラなどのゴミがいっぱい落ちている事でした。せっかくの綺麗な海岸が台無しで悲しい気持ちになりました。
ここだけでなく、与論島全体のどの河岸でもゴミが目立っていて、今度はゴミ袋持参で来ようと相方と約束したほどでした。
その後、百合ヶ浜を目指したのにちょっと迷ってしまい、潮が引いている時間帯は歩いて行けると言う亀みたいな形をした「なんとか離れ(なまえ忘れた!)」に渡って遊びました。
あちこちで気ままな道草を楽しみながら、やっと百合ヶ浜へ行ける大金久海岸に辿り着き、グラスボードに乗りました。
この日、私たちはコブTにバンダナと言うコブライブ仕様の姿だったのですが、コブTを見つけると地元の方から「コブラ!コブラ!」と頻繁に声をかけられました。
コブTを着ていると、与論の方々はさらにフレンドリーになるんだなぁ〜と妙に感心してしまいました。
さらにグラスボートに一緒に乗った仕事で来ているらしい男性2人の案内役をしている兄さんが、私らがコブファンだと知り今夜の食事に誘ってくれたんだけど、食事付きの宿に泊まっているのと夜光虫のクルージングの予定もあったのでお断りしてしまったのでした。ちょっと勿体無い事をしたかな。
そして海上からも泳いでいる魚がしっかり見える海中公園で綺麗な魚やサンゴを鑑賞した後、百合ヶ浜に上陸!!
干潮の時にだけ姿を現すという、海の真ん中にぽっかりと浮かび上がった神秘的な場所。波の作り出す砂浜の形が美しいのなんのって!まさに自然の造形そのものでした。
水着を着ていたらその場にずっと寝っ転がっていただろうな〜今度来る時は水着で来ないとな!!と誓ったのでした。
その後はバイクをフルに走らせて「城(ぐすく)」方面に進み、与論城跡の高台から与論島を見渡しました。与論のありのままの姿を見るには一番の場所です。
そしてアッキーが通っていた与論高校の前を通り、「甦る人々」のPV撮影が行われたと言う兼母海岸を探してみたのだけど、結局見つからずじまいでした。
いくつかの海岸に訪れてみたけど、サンゴの岩場が剥き出した海岸、サンゴのでっかいカケラがいっぱいの海岸や白い砂浜がふかふかと気持ちがいい海岸…カニの色も海岸によって違ったりして、どこも違った顔を見せてくれてもっといろんな海岸を訪れてみたくなりました。
バイクの返却時間の事もあったので、サンセットを見物するのは諦めて茶花方面へ向かったのですが、昨日に引き続き昼飯を食べずに遊び倒している事に気づき、あらかじめリサーチしていた「海岸通り」と言う喫茶店に入って「シャコ貝パフェ」と「ピザ」を食べました。かなり美味かったです。
しかも店内に流れているFM沖縄の番組でなんと爆風スランプの曲が流れて相方と同時に爆笑!こんな所で耳にするとは!!
そしてビレッジに戻り、夕食後遂に「夜光虫クルージング」に出ました!
私たちがコブツイファンである事はすっかり知れ渡っていたようで、お迎えに来てくれた民宿・楽園荘のお兄ちゃんと、船の出る「ミナタ離れ」に行くまでコブツイの話題で盛り上がりました。
ビッレッジの兄ちゃん(ダイゴさん)と楽園荘の兄ちゃんはアッキーの妹さんとは同級生なんだそうです。
さらに与論のお年寄りは物凄くパワフルだと言う話で盛り上がりました。89歳のじいさんが漁に出た海上で船が転覆してしまったのだけど、何時間もかけて自力で泳いで帰ってきたとか信じられないような話でした。
クルージングは与論高校にこの春赴任してきた女性先生5人と一緒でした。どう見ても先生には見えなかったのですが…ずっと大学生だと思ってました。
肝心の夜光虫ですが、ショックを与えると警戒して光を放つんだそうです。常に与論の海にいるらしいのですが、昼間でも光っているんだけど見えないだけだとか。 結局どんな形をした生き物なのかは分からず神秘的な光景に見とれてました。
宿に帰り、寝ようとしたのですが何か物音がするんです。耳を済ませ、音の発生源を辿ると、なんと!机の上に置いといた昼間拾ってきた綺麗な巻貝の貝殻が元気に動いているのです!
ヤドカリが住んでいる貝を拾ってきてしまったのでした。可哀想な事をしました。しかも全部で5匹…
そして遂に最終日の朝がやって来てしまいました。
雲行きの怪しくなった空を眺めてこの旅最後の朝食中を取っていると、いきなりのスコール!!物凄い激しさに感動すら覚えてしまうほど。
やっぱ南国の雨は違うな〜と、こんな与論の風景もまた味があって良いものだとここでは何もかも許せてしまうのでした。
食後、もう半日レンタルを延長させてもらったバイクで昨日の綺麗な海岸へヤドカリ君を帰し行くのだけど、どうしてもあの海岸が見つけられないのです。
あれは夢の中の出来事だったのか?と思わざるを得ないほどの不思議な感覚に陥らざるを得ませんでした。
時間もないし、仕方がないので別の海岸へ謝りながらヤドカリ君を放してあげました。故郷の海岸に戻せなくてごめんね。
それにしても、どんよりした天気なのに海はやっぱり青い事にまたしても感動。帰りたくない!と言う思いがどんどん強くなってきているのが分かりました。
お土産の買い物を済ませて、むらなか屋へ。
そこで神戸から来たというコブツイファンの子にバッタリ!ライブでは良く見かける顔ではあったけど、話した事はなかったので軽く会釈だけしたのですが、結構コブファンが訪れてきているんだなぁ〜とビックリでした。
アッキーのお母さんにまた絶対来る事を約束して名残惜しみつつ店を出ようとすると、「帰りの飛行機で食べてね!食べかけだけど…」と小袋入りのチョコを袋でもらってしまい、またしても恐縮。
最後はビレッジのお隣さんの与論焼き窯元で湯飲みを購入。そこのおばあちゃんが物凄くいい味を出していていろいろお話をしてくれるんだけど、時間に余裕のない私たちはかなり焦ってしまってました。今度はゆっくりと訪れたいです。与論焼きの体験もしてみたいな。
何とか時間ギリギリでビレッジに戻り、チェックアウトをしてビレッジの皆さんに見送られてバスで空港へ。寂しい気持ちでいっぱいになってしまいました。
搭乗手続きをして荷物を預け、時間があるので空港の片隅にある喫茶店で「もずくそば」を注文したのですが、そこで昨日百合ヶ浜で会った兄さんにバッタリ!
その兄さんは与論町役場の観光課の方である事を知ったのでした。
そして出発15分前だと言うのにまだ搭乗の準備すら感じられない空港…最後まで「与論時間」をガッツリ体感させてもらったのです。
いろんな人と出逢い、ふれ合い、与論の自然を満喫出来た素晴らしい楽しい旅でした。正直ここまで良い旅が出来るとは思ってなかったのですが…
それぞれ自分の家に帰っていく人たちに与論の人たちは「いってらっしゃい!」って言ってくれるのです。なんて嬉しい言葉なんでしょう!感動しまくりました。
プロペラ機に乗り込み与論を旅立った瞬間、相方と二人して同時に「あぁ〜与論に帰りてぇ!!!」と叫んでしまいました。
鹿児島を経由して、東京から名古屋まで新幹線。いつものように近鉄で最寄り駅に到着したのですが、いつもならどんなに充実した旅をしてきても帰りたくないな〜と思ってきてもこの駅に着くと「帰ってきたな」とホッとするものなのですが、今回は全くそれがなかったのです。
10年近くいろんな旅をしてきたけど、こんなのは初めて。与論に未練たらたら…もしかしたら与論に魂を置いてきてしまったのかもしれないです。
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