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鑑賞日 : 2008年2月23日 映画館 : 名古屋ミッドランドスクエアシネマ ある映画館で試写会への応募を受け付けていて応募したのだけど、結局落選。 観よう観ようと思いつつ機会を逃し、近くの映画館では上映が終了… 諦めていたら名古屋でまだやっていると知り、名古屋へお出かけしたついでにやっと観る事が出来ました。 小学生の頃にクラス中の話題となっていたUFOやネッシーなどの未確認生物(今は“UMA”って呼ばれてるね)に激しい興味を持った私。 あれから30年くらい経った今でもその時のドキドキワクワクした気持ちは持ち続けてるんだよね。大人になれてないだけなのかもしれないけど。 こんなに科学の進んだ現代でも、まだ解明できていないものがあるって、なんか夢があって良いじゃないか! だからこの作品がネッシー伝説にまつわる話って事に惹かれたのかもね。 いつものごとく、作品に関しての事前の予習はしないまま鑑賞に臨んだんだけど… ネス湖のバー(?)を訪れた観光客の男女がふと目を留めたあの有名なネッシーの写真。そのバーにいた老人の回想から物語が始まる。 この作品の主な舞台は第二次世界大戦中なのね。だから、物語に登場する舞台も人物も、主人公の少年・アンガスもどこか影をもって描かれている所に心がどーんとしてしまってね。 戦地に行ったまま音信不通となった父の帰りをひたすら待ち続けるアンガスの心が痛いほどに伝わる。 そんなアンガスが偶然拾って来た丸い不思議な石ころから不思議な生き物が誕生するのだけど。この辺の描き方が物凄くドキドキ。 表面についたゴミやドロをナイフで削った時に現れた青く輝く卵の表面がすっごく綺麗でね。全体的に暗くくすんだ世界として描かれている中にこの青い輝きは鮮烈! そして、命が終わるときにひとつの卵を残すと言うウォーター・ホースの伝説も夢があって素敵。 冷たく怖い印象だった使用人ルイスの印象が大きく変わった瞬間。 クルーソーと名付けられたウォーター・ホースはあっと言う間にでっかく成長して湖に放さざるを得なってしまい… でもそのおかげで、アンガスは苦手だった湖を克服できるようになるんだよ。クルーソーの背中に無理矢理乗せられて、湖面だけじゃなく湖の中にまで冒険するシーンもこれまた楽しい。 クルーソーが魚釣りを楽しんでいるおっちゃんたちに目撃されてしまい、それがきっかけであの有名なネッシーの写真が偽造されるシーンもあったりと微笑ましい場面も。 でもそんな楽しい場面は続かないのよね。物語は第二次世界大戦真っただ中。 敵が潜水艦でネス湖に入り込み攻撃すると予想した軍隊がネス湖の入口にでっかい攻撃施設を作ってしまい、その砲撃の予行練習として、ネス湖に砲弾が次々に撃ち込まれ… アンガスと一緒にやめろーー!!って思わず叫びそうになったもんな。 人間不信に陥ったクルーソーは暴れ出し、それがきっかけとなり、敵の潜水艦だと勘違いした軍が一斉に湖に攻撃開始したから、さぁ大変! アンガスはクルーソーを助けようと湖に飛び込む。それをボートで追う母とルイス、そして事実を知った軍の将校。 どちらかと言えば静かに淡々と進んでいた物語が、一気に勢いを増す。 そしてクライマックス。砲弾を潜り抜け、ようやく海へ到達したクルーソー。 ボートの母、ルイス、そして将校までもが大喜びしてるシーンにはじ〜んと来たな。 時間をかけて軍が造った攻撃設備のでっかい鉄塔までも倒壊させてるのによ。いいのか?将校さん!! 心に弾圧を与えてきた権利の象徴みたいなのをぶち壊す快感ってのかな、そんなのを強く感じてしまったよ。すかぁーーーっ!!と胸のすく感じ。 どんな理由があっても、全ての人を苦しめる戦争は完全否定したい。 クルーソーと出逢った事で、アンガスが成長してるんだよね。それがなによりも嬉しかったな。 ウォーター・ホースは、もしかしたら心に陰を持った、しかし純真な心の子供の元に現れるのかもね。 この地球上のどこかに、ウォーター・ホースのような伝説を持った生き物が実在してくれてたら良いな〜って思わせてくれた、夢のある作品でした。 監督 : ジェイ・ラッセル 主演 : アレックス・エテル |