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フリート街の悪魔の理髪師 |
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鑑賞日 : 2008年1月19日 映画館 : 109シネマズ名古屋 この作品は、どの映画を観に行っても予告編で流れてたんだよね。最初は特に何も思わなかったのだけど、何度か繰り返して観させられてるうちに「観たい!」って気持ちにさせられたわけで。 かなりの話題作なのは物凄く伝わってきたので、せっかくなんで公開日に観てみる事にしたのでした。 とにかく凄い!!ひと言では言い尽くせない凄さ。カミソリを使った復讐劇だという事は認識していたけど、ここまで残忍に描かれたものだったとは!! オープニング部分からヤバさ感モリモリで、ゾクソクしながらも惹き込まれてしまったもん。 R-15指定なのも納得。幼い子が観たら、トラウマになってしまうだろうな。 しかしコミカルでもあるんだよね。激しくブラック過ぎる“コミカル”なんだけど…かなり好き。 主人公を贔屓目に見てしまうのは当然の事なんだけど、時折その気持ちが薄くなってしまってた。復讐の気持ちがより増大されているのは分かるけど、関係のない人たちまで巻き込むなんてぇ! でも、そこまで躊躇しない残忍さもある意味胸がすく…そんな感情はとても恐ろしい事なんだけどさ。犠牲者をミートパイの原料にすれば良いってアイディアがすんなり出てくるあたりには、もう感服するしかない。 あんなに血が飛び散るシーンの連続でも気分が悪くならなかったのも不思議。 全体的にモノトーンの世界なので、血の赤がやたら綺麗でね。その辺の描き方が凄いなって思ったよ。 勝手な私の思い込みで「ミュージカルは楽しいもの」ってイメージだったんだけど、この作品ではそのイメージがガラガラと崩れさせられたな。 まぁ〜その辺のギャップが“楽しさ”を生んでくれてたりもするのだけどね。 ミュージカルってとっつきにくいものだった印象もなくなったな。何の違和感も無く楽しめたです。 明るく華やかな妄想シーンで、幸せそうな大家のラベットさんとは裏腹に重いモノトーン調のままのトッド氏が笑えた。ラベットさんの頭の中の事なんだから笑顔でも良いのに!って心の中で突っ込んでしまったもん。 そんなラベットさんがバーガー(トッド)氏にずっと抱いていた想いが、あまりにも悲しい結末を引き起こしてしまう。泣けると言う悲しさではない。 バーカー氏を愛していたからこそ、その復讐を止めることなく喜んで加担していったんだもんね。 ずど〜ん!とした重いものが心にのしかかる気持ち。観終わった後もずっとずっとずーーーっと引きずるような… また観たくなる気持ちにさせてくれる作品でした。 監督 : ティム・バートン 主演 : ジョニー・デップ |