2006年3月27日(月) 高田馬場CLUB PHASE 遂にやってきましたこの日が!3月末の平日3戦ライブの2戦め。ライブが決まった時点で有休申請を出していたにも関わらず後から希望した人たちに有休を無理矢理取られ、休めないだけでなく、その人たちの分の仕事までもしなければならなくなり最悪の事態に。 普通ならそこでライブ参戦を諦めるのだろうけど、物凄く悔しくて絶対諦めたくない!最悪ライブに間に合わなくても馬場まで行ってやる!くらいの気迫で朝から物凄い勢いで仕事を片付ける。 とにかくやらねばならない仕事だけは完璧に済ませ、残りは同僚と上司に任せて16時過ぎに無事職場を抜け出す。今日も特急と新幹線を乗り継いでの上京!コブの出番はそんなに早くないと教えてもらってはいたけど、急ぐに越した事は無い。 職場から駅まで、近鉄から新幹線まで、品川での山手線の乗り場まで、そして高田馬場駅から会場まで…普通では不可能な乗り継ぎ時間をクリアするため、とにかく走る走る! おそらく職場から馬場PHASEまでの最速移動時間を記録したに違いない! 無事着けたPHASEの扉を開いてビックリ!大掛かりな改装をしたとは聞いていたけど、ここまでがらっと変えられるものなのか!?会場を間違ってしまったかと一瞬焦ってしまったじゃないか。しかもトイレがめちゃくちゃ狭く個室が少なくなっていてガッカリ。PHASEのトイレは着替えをするのにも用を足すのにもとても快適でお気に入りだったのに。 バーカウンターのあるロビーもかなり狭くなってるし、肝心のライブフロアも狭くなってないかい?どう見ても客に対してプラスになってる改装には思えないのが、大好きな会場だっただけに辛い。 既にイベントが始まっている事もあってか、ライブフロアの入口ドア付近から物凄い人口密度。平日なのにこんなに人が入ってるのか!と思いつつ、人と人の間をすり抜けステージ前に向かって進めば進むほど広がる視界。あり?前のほうは結構がらんとしてて余裕あるやん!! 少し前方に相方と愛知コブ友の姿発見。程なくしてライブが終わり、相方たちと合流。コブの出番はまだのようでホッとひと安心 ステージ前まで移動すると関東のコブ友たちが数人いて、さらにホッとひと息。3月も末だというのにみんなに新年のご挨拶。ライブがないとなかなか逢えない人たちなんだもんな。 一気にテンションも上がり、コブ友たちとアホな話しをしたり対バンのライブを楽しみつつ過ごす。 そして我らがコブツイは今日もトリであることが分かり大喜び!定時まで仕事してても間に合ったかな…まぁいいや。 改装されてもやっぱり転換時にはステージ前にスクリーンが下ろされているのには変わりなくステージ上の様子は脇から覗かない限り伺えないのだけど、着々とセッティングが進められている模様。 ふとステージ袖の明かりが消えたのを確認。そろそろ始まるな!とにかく今日のコブライブに無事間に合った事だけでテンションが上がってしまう。 客電がゆっくり落とされ、いよいよコブライブのスタート!! 七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜が始まると同時に、スクリーンが上がる。 メンバーはほぼ大宮と同じいでたち。浜ちゃんが頭に黒い幅の広いターバンを帽子のように被っているのがやたら似合っててかっちょ良い。 そしてアッキーの登場に湧きあがる会場。そしてあちこちで起こる笑い。そう今日もアッキーは海賊スタイル。 でもでも、大宮の時よりずっと洗練されてるじゃないか!!より海賊のスタイルに近づけてるぞ。白と紺(黒?)のボーダーTシャツに赤い布を腰の低い位置で巻き、一番の問題だった帽子も形を変えてやや斜め被りにしてジュリーみたいでイカしてる。 アッキーかっちょえぇ!!!いや、冷静に見ればきっとおかしいんだろうけどさ、私のコブモードビジョンでは最高にステキング☆なのさ〜 今日はイベント中ずっと前の中央付近に誰を目当てに来ているの?どのバンドのファンでもなさそうなお洒落な身なりをしたイマドキな女子の団体がいて、もちろんコブライブの時もその場にいて…もしかして会場側のモニターだったりするのかな?なんて思ったり。 その子達がコブライブで果たしてどんなリアクションをするのかとても楽しみだったのだけど、みんな結構楽しんでるやん!アッキーの変な動きにもかなりウケてるし。みんなライブが心底好きな子達なのかも。見た目で判断しちゃいけないな。 アッキーだけでなく、浜ちゃんとリーダーもかなりのハイテンション!間奏のギター&ベースのバトルでは、今にも顔がくっつくんじゃないかってトコまで接近してるし、最後にはリーダーが浜ちゃんに背中を向けたと思ったら、そのまま仰け反りまたもや接近戦! そしてリーダーが頭を戻そうとしたその瞬間、リーダーの頭が浜ちゃんの顎に軽くヒットしたのか!?ビックリしつつも笑っている浜ちゃんが可愛い。 続いて夢の旅人。斜めにかぶった帽子が前にズレて来てるのをすっと直してキラリとした笑顔を見せるアッキーにメロメロになってると、私の隣に居た例の団体の子達がベースの人がカッコ良い!と話している。 よく見れば、私の斜め前に居る子の視線も浜ちゃんに釘付けだよぉ!!!その子の目の前でアッキーが力いっぱい歌ってるというのにぃ! 足もとのシールドを気にしつつ、厳しい表情でステージ袖にいるスタッフになにやら指示をするものの、上手く伝わらなかったのかそのままMCタイムに入るアッキー。 今日は最後と言うことで・・・ 何の最後だろう?・・・バンドの最後ね・・・俺の最後か?いや違う 伝えたい事は分かるけど、MCまでも支離滅裂、暴走態勢のアッキーに今日も一段と期待が高まる。 アッキーいわく、この春の時期は何かが始まりそうな、何かが出来るような予感がして大好きなんだそうな。 「60年代に何かが起こりそうな気がすると思ってた人が、ロックを聞いている人の中にいっぱいいた」と話していた人がいたそうで、アッキー自身も何事も心の持ちようだと自分に言い聞かせているんだとか。アッキーはその心の持ちようでこの春、何を始めて私らをビックリさせてくれるんだろうか。 春にぴったりの曲を集めてきましたと始まったのはサクラサク平成十七年。まさにこの時期にぴったり、今歌わなくてどうする!ってくらい。東京の桜はもう満開に近いからビックリした。三重ではまだまだつぼみだもんな。それだけ東京では温暖化が進んでいるって事なんだろうか? 終盤、アッキーがマイクスタンドをセッティング、両手を使ってのサビの部分のフリが可愛い。 依然足元のシールドを気にしつつアコギを構えたアッキーが激流を独唱で歌い始める…ギターの音が出てない!!すぐに歌うのをやめて激しくシャウト!アコギだから生音はしっかり聴こえるのだけどね、ずっとアッキーが気にしていたのはアコギのシールドだったみたい。 最初っからトラブっていた事を伝えてたのに、スタッフさんには届いてなく対処をしてもらえてなかったのね。 袖からワティ氏が飛び出し、素早く対処にとりかかる。その状況を笑って温かく見守る人が多いけど、さっきのアッキーの様子から私としてはなんだかヒヤヒヤ。会場の状況を見つつ 静かにうるさく始まってしまう・・・ ギターの音よりも声がでかいという、何でしょうこれは・・・近所迷惑ですか? 軽く笑いを取りつつギターの調子を確認するアッキー、なかなか改善できない様子を見て、真面目な顔で淡々と えーーと、抜けてます アッキーはシールドが抜けてる事に気付いてて何度も伝えてたんだよ。それなのに・・・アッキー自身もすっかり開き直った感じで、こんなトラブルの時に人は笑ってくれるもので、寝ずに考えてきたギャグはほとんどウケないなんて話を始める。 そして無事接続トラブルも解消、今起こった事を帳消しにするくらい渾身の力を込めた独唱で曲に入る。いろんな想いを込めた曲だけに、出来ることならトラブルなしで歌いたかったんじゃないかな〜なんて勝手に思ったりして。 続いては曲前の繋ぎのアレンジがたまらなくカッコ良いチャンス到来。大宮でボロボロだったのを穴埋めするように気迫の熱唱を見せるアッキー。 メンバーも負けずに力いっぱいのプレイで盛り上げる!! ここまでは先日の大宮と同じセット…日にちが空いてないからそれも仕方なかろう。とすると、次でラストか?と思って構えていたら、MCタイムに突入。あり? 今日のイベントは馬場PHASEの5周年記念の一環。この会場には想い出がいっぱいだと語り始めるアッキー。39本のツアーの最後も、20本の藪蛇ツアーの最後もPHASEで、 俺達はここがどれだけ好きなんだ!? と、この会場との深い関わりを熱く強調。 与論から出てきて長い間東京に住んでるものの、なかなか東京を地元だと思えないでいたのだけど、ツアーで日本全国をいろいろ回って東京に戻ってきてここでライブをやったときにただいま!って言ってしまったと。 その自分の話にあまり反応を見せない会場の様子を察知し(寝ずに考えてきたギャグだったのか?)、いきなり 汗!! と叫んでタオルを取り、誰かに拭いてもらってるかのように顔の汗を拭くアッキーに会場もメンバーも大ウケ!!そして話は続く。 ひさしぶりにここに来てみたら、改装しててビフォア・アフターかと思ったと。やっぱりメンバーもこの改装っぷりには驚いたんだな〜って思ってたら、話はいきなりビフォア・アフターに飛んでしまう。 アッキーもあの番組が好きで見てたらしいのだけど、だんだんあのパターンに飽きてきて最後の5分だけ見ればいいやと思って見たら、泣けなかったんだってさ。 やはり始まりと終わりと、それまでのプロレス… プロレスだって!・・・汗っ! 噛んでしまった自分に突っ込みを入れて、またもや汗を拭いて笑いを起こしてくれる。汗を拭くだけで笑いが取れるなんて、ある意味“天才”だよな。 それはさておき、人生も間を抜いて結果だけ求めると面白くない、生まれてから死ぬまでその間に何が出来るか、そのプロセスが大切なんだと熱く語るアッキー。 その答えはローリングストーンズが知っている! Keep on Rock'n!のシャウトでガムシャラ人生へ!ビフォア・アフターからストーンズって、何か凄い流れだな。 ステージ上を激しく動き回るアッキー。どこかに足を取られたのか思いっきり転んで、帽子も脱げてしまう。それでもなお動き続ける姿に目が離せない。 ラストのガムシャラシャウトを遮るアッキー。ライブハウスを5年も続ける事は厳しい事だし、それはバンドも同じ。ともに白髪の生えるまで、どっちかが倒れるまで続けよう!と、PHASEの5周年を祝う言葉のかけ合いでシメる。「おめでと!」は分かるけど、「ビフォア・アフター」ってどうよ。アキラワールド、バンザイ! これで終わりかと思いきや、アッキーが三線手にしているよ!東西南北 日本の空だぁ!!!! ずっと聴きたいと思ってたんで嬉しくてたまらない。誰よりも高く跳んでやろうとジャンプ!ジャンプ!東西南北を指差す私らコブファンのフリを必死で真似ている隣の子達がとても微笑ましく嬉しくなったので、間奏の終盤、隣にいた子の手を取る。その子達を挟んだ向こうにいた愛知コブ友もそれを見て隣の子と手を繋いでる!横一列、手を繋がれて何が起こるのかビックリしている子達を巻き込んで曲に合わせてみんなでジャ〜〜ンプ!! これを機に、それまでちょっと遠慮ぎみに感じられたその子達の盛り上がり方が一気に激しくなって嬉しい。そのまま運命船サラバ号出発へ突入。 ここまで来ると私も周りを気にする余裕もなくなるわけで。しかもアッキーがまたもやってくれたよ〜デビュー前から幾度となく歌ってきたはずなのにさ。思いっきり間違えまくりだもん、歌詞。 リーダーと浜ちゃんが“ひとつ、ふたつ、みっつ”ってコーラスしてんのに“ひとり、ふたり、みんな”って歌いきってしまう辺りさすが!でも、こういう事態に陥ると、思わずアッキー頑張れ!って心の中で叫んでしまうんだよね。 そして恒例みんなで“ハイ!ハイ!”の時間。かなり盛り上がっているのでアッキーの煽りもそんなに激しくなく、ハイ!ハイ!でもホイ!ホイ!でも汗!汗!でも良いって!!汗汗はないだろう〜ぶっ飛びすぎだ。 会場がひとつとなったハイ!ハイ!にアッキーも目を細めて頷き、とても嬉しそうにしてる。物凄い動員数ではなかったので後ろは一度も振り返らなかったのだけど、盛り上がり方は満員状態に近かったはず! 温かい拍手と多くの声援に見送られてステージを去るメンバー。 そしてアンコール!男子の声も多くて頼もしい。程なくしてメンバー再登場。 会場にお礼を述べて、6月にリリースが決定した新曲の話に。 東京で頑張っている人、ドンキホーテのように戦っているそんなブルースナンバーなんだそうだ。ブルースと言ってもジャンルじゃなく、気持ちなんだと…なるほど。 先日の大宮ライブでのMCこぼれ話をちょこっと紹介して、高田馬場でのブルース的なお話に入るアッキー。 今のコブツイメンバーと出逢う前にバンドオーディションを何度か受けていて、馬場でも3回くらいやった事があるらしい。しかし馬場は早稲田の学生の街、 元気の良い早稲田の大学生、オレひとり迷い子 当時の状況が物凄く鮮明に浮かび上がるような表現に思わず切ない気持ちになってしまう。 結局、馬場では人間的に合わない部分もあってバンド結成には至らなかったそうなんだけど、 オレの方が偏差値が高かったとか? なんて言い出すアッキーにリーダーが「なにっ!?」ってリアクション。さらに そしてこうやって偏差値の合ったメンバーと出逢い… それを聞いて、リーダーがイチローさんに向かって何かボソボソ。イチローさんも眉をヒクヒクさせて何か言いたげ、さらにサングラスの上からギロっとアッキーを睨みつけてるよぉ!! それに気付いたか、決して馬鹿だって意味ではないから!とすかさずフォロー。そして ブルースこぼれ話、以上閉幕! 無理矢理話を終わらせて笑いを取りつつ、東京では初となる新曲東京ひよりの披露へ。 大宮には仕事で参戦出来なかった相方はイントロのギターから大爆笑してる!誰だってそうだろうな〜この曲をシングルリリースするって事自体、物凄く笑ってしまうもん。 でもこうやって楽しい曲をリリース出来るコブツイも、それを楽しみに待てる私らファンも物凄く幸せ! ステージ狭しと暴れまくるアッキー、私の前、最前に居た親子で参戦のコブ友に何やら指示を出している。何をしようとしてるんだ?と注目していると、柵に足をかけたアッキーが、いきなり親子二人の腕を取り、俺の足を掴んで支えろ!とジェスチャーしてる。遂には両足とも柵に乗せてしまい、グラグラしつつ、さらにその周りに居たコブ友たちにも支えろ!と前まで引っ張り込んで足を掴ませている。 みんな華奢で私と同じくらいかさらに小さい子も居る訳で、私も支えに行った方が良いんだろうな〜と思いつつも出来なかったのは、まるで「行かないで!」とオンナ達にすがりつかれているような海賊の図が可笑しくてたまらなくて、それをずっと見守り続けていたかったから。ごめんよ、アッキー。 すがりつくオンナ達を振り切ってステージに戻ったアッキー、腰に巻いていた赤い布を取り外し振り回す。 最後のシメにはその布を広げてポーズを決める。なんなんだ、それは!!!最後まで笑わせまくり。 ライブに無事参戦出来て、さらにこんなにも楽しめて、さらに大宮より長い時間のライブにもう疲れも忘れて放心状態。 するとさっきアッキーを支えていた八王子のコブ友が慌てて帰ろうとしている。時間が気になったので携帯の時計を見せてもらうとなんと22時55分!ひょえぇぇ!!! もうそんな時間なのか!私も放心している場合じゃない!!23時5分の山手線に乗らないと夜バスの出発に間に合わんっちゅーーの! アンケート書く時間がないどころか、もう着替えすらしてる時間もない。汗だくのコブTの上にセーターとジャージを着て、荷物を抱えて相方はじめ周りに居るコブ友に挨拶をしてダッシュで会場を飛び出す。 行きだけでなく、帰りまでも走るハメになるとは。しかもライブでさんざん跳びまくって疲労しまくりの足腰には馬場駅までの坂道の辛いこと。途中、ライブを見に来ていたよろんの里マスター御一行を追い抜き、丁寧にかつ手短に挨拶をしてさらに走る走る! 馬場に着いた時に池袋までの切符を買っておいて良かった〜何とか無事23時過ぎの電車に乗る事が出来、夜バスの出発にも間に合ってホッとひと安心。よく頑張ったよ、自分。馬場滞在はたったの3時間だったけどね。 バスの狭っ苦しいトイレの中で腕や足や頭を壁にぶつけながら着替えを済ませて席に戻るともう日付けは変わってしまってる。物凄く疲れているはずなのに興奮冷めやらずすぐに寝付けそうにないのでコブ友たちにお疲れのメールを打ち込んでて気付く。 日付けが変わったって事は、名古屋ライブはもう明日なんだよな。 なんて濃い毎日なんだろう!!今日も明日も仕事頑張って名古屋でまたハジけるぞ!!! |