ザ・コブラツイスターズライブレポ

NACK5 PRESENTS THE Live 〜SPRING INSPIRATION 06〜
2006年3月24日(金) 大宮HEARTS

1月末からずっとライブのなかったコブツイが3月末、年度末の一番忙しい時期のしかも平日ばっかりに3本もライブが決まってえらいこっちゃ!
コブツイのライブはとにかく全力で参戦すると決めているので、ライブ決定を知ってから何とか3本とも参戦出来るように段取りする事に必死の毎日。

そして迎えた3戦初日のこの日。仕事をとっとと片付け、大宮に向けてレッツラゴ〜!!!
特急、新幹線を乗り継ぎ、東京駅で愛知のコブ友と合流。上野から高崎線に乗り、途中の赤羽で“アキラの聖地”だと讃え盛り上がりつつ開場時間ちょっと前に会場着!やれば出来るもんだ。

思っていた以上に並んでいた人が居たのだけど、中に入ってみたらステージ前には数人の顔なじみのコブ友がほとんど。先に入った人たちは一体どこへ行ってしまったんだろ??
開演時間ほぼぴったりに最初のバンドのライブがスタート。どのバンドもかなり上手くて、客を巻き込んで楽しませてくれてあっと言う間に最後のコブツイの出番に。
前のほうに居た他のバンド目当ての人たちがみんな後ろに捌けてしまって、いつの間にか周りコブファンだけに…少数精鋭でも頑張るぞ!!

セッティングの為、ステージに登場したアッキーを除くメンバー3人。
イチローさんは光沢のある黒のシャツの下に黒のコブT姿。リーダーは懐かしいシャツと薄めの色のベルボトムジーンズ姿。確かそのシャツは「甦る人々」のPVで着ていたやつじゃないか?
浜ちゃんは赤地の和柄がシャツにカーゴパンツ。サポートし始めた頃から比べると全体的に随分貫禄が出て来てしまっている浜ちゃん。ステージで作業を進める後ろ姿を見て、思わずその姿が棗さんとダブってしまって一瞬ドキっとしてしまう。
後から聞いた話、他のコブ友たちもみんな同じ事を感じていたらしく、気のせいでなかった事を思い知らされ複雑な心境に。


全ての作業が終わり、いよいよコブツイライブのスタート!!
久しぶりのライブの一発目は七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜だぁ!!勢いのいい演奏に合わせて、アッキーがステージに登場!!
そしてそのいでたちに思わず硬直。な、な、なんじゃそりゃぁぁ〜〜ぁ!!!!

オレンジとグレーのムラ染めバンダナを頭に巻き、その上に被った黒い帽子のつばの部分が不思議な形に折り曲げてあって、前から見たら三角形。1月末の浜松ライブで着ていたサイケな柄のオレンジ色のTシャツの上に羽織っているのはでっかいドクロが金色でプリントされた黒いシャツ。そのドクロプリントに合わせて金の細いチェーンみたいなのが飾り付けてあって、アッキーの動きに合わせてチャラチャラヒラヒラしている。

待ってましたとばかりに曲に合わせて思いっきり踊り跳んでいるものの、アッキーのそのあまりにも謎過ぎるいでたちにクラクラ。もしかしてそれは海賊を意識してるのか?しかし、なぜに海賊!??
こぢんまりとしたステージでは暴れきれないのか、客席とを仕切る柵から身を乗り出すアッキー。瞬間、顔に衝撃!海賊の持つマイクのシールド攻撃だ!!なんて危険なオトコ!

続いては夢の旅人
ちょっと落ち着いたところで、もう一度アッキーのおめし物をしっかりチェック。ところどころ破れのあるジーンズは膝下15cmくらいのところで切りっぱになっていて、左の膝下あたりのところにバンダナが巻きつけられている。腰にもバンダナが巻かれているのか、腰の辺りで赤い布がヒラヒラ。
リゾート気分的なラフな衣装のリーダーと浜ちゃんの間に立って歌う奇怪な姿のアッキーが可笑しくて、どうしようもない。何を目指してるんだろう…左腕の肘に近いところにある3cmくらいのひっかき傷も気になるところ。

アッキーの挨拶に元気に答える会場。思いのほかたくさんの人がライブを楽しんでくれているのが感じられて嬉しい。
今日は埼玉のラジオ局・NACK5のイベントである事を告げ、近くのでっかい会館を借りて自分が卒業した大学の卒業イベントが行われているのを知ったと言うアッキー、

オレも混ぜてーー!!!

いきなり叫ぶ。もちろん参加はさせてもらえなかったそうだが。

だんだん暖かくなる季節にもっと温かくなれるように今日はライブをやって行きたいと話し、NACK5でも呪いのように流してもらったと物凄い紹介をしてサクラサク平成十七年へ。
イントロ部分がほんの少しアレンジされていて、それがやけに新鮮。リーダーがとても気持ち良さそうに一緒にくちずさんでる姿もステキ。このオリジナルカバーの曲がリリースされて早くも1年が過ぎてるんだもんな〜この1年間のいろんな出来事が頭に巡る。月日が経つの早すぎるよ。

アッキーがアコギを取り、弾き語りで歌い始めたのは激流。うわぁ!めっちゃええアレンジになってるやん。
2月半ばに自分の部屋に有線を引いて、今日までに数え切れないほど有線で聴いてきたこの曲は、私の中ですっかり特別なものになってしまっているから、イントロのギターだけでジワ〜っときてしまう。強く熱い想いが込められた繰り返しのない歌詞だけでなく、1番と2番では演奏も違ってるんだよね。それをしっかりナマで見て聴いて確認して、この曲に込めたコブツイの強い想いをひたすらじっくり味わう。イチローさんのドラムがいつにも増して力強いんだけど、アッキーの死角になって姿が見えないのが残念極まりない。

イチローさんのドラムに加わる浜ちゃんの重低音ベースプレイ!その間、アッキーがアコギから三線に素早くチェンジ。リーダーのギターも加わり勢い良くチャンス到来に突入!この入り方大好き!!
たまらなくカッコ良い4人のプレイに酔いしれたのもつかの間、海賊さんやっちゃってくれました。

歌詞ボロボロやーーん!!!ファンだけでなく、メンバーもそれぞれ顔を合わせて苦笑いしている光景が微笑ましい。
人間なんだもん失敗は仕方ないから咎めるつもりは一切ないし、それもライブならではの醍醐味なのだけど、あまりにも強引なしかも修復不可能なまでに陥っている歌詞アレンジっぷりに仰天してたら、ふと浜ちゃんと目が合って無言の会話。きっと思う事は同じだったのだろう。

何事もなかったように曲を終えたアッキー、素早く三線を置きステージ中央に戻ると同時に運命船サラバ号出発へ。
うほぉぉぉ!!!一瞬、置いていかれそうになって焦りまくり。久しぶりのライブだから、すでに身体のあちこちが悲鳴を上げ始めてるけど、とにかく何もかもふり絞って楽しむのみ!
さっきの失敗を振り切ろうとしてるのか?と思わずにはいられないくらいのはっちゃけっぷりで何度も柵から身を乗り出して会場を煽りまくるアッキー。それを避けるように、隣に居た愛知コブ友が後ろに1歩下がったりしゃがんだりしている姿も可笑しくてたまらない。

完全ぶっ飛ばしモードのアッキー、リーダーの真後ろに立って肩に手を置いたと思ったら円を描くように身体を動かす。それを察したリーダーも身体を動かすものの、EXILEみたいにカッコ良く決まらないところがコブツイらしくてナイス!やってる本人も歌いながら思わず吹き出してるし。
さらに柵から後ろ向きに仰け反って

うねりをもってイナバウアー!!

もう笑いが止まらなくて大変!助けてくれぇ!!!!

恒例のみんなで“ハイハイ”のコーナー。来るべき4月に向けて自分で運命を切り開きたいと思う人は是非参加して欲しいと会場に強く訴えかけるアッキー。
“ハイハイ”じゃなくても、目をパチパチさせるだけでも良い、耳が動く人は曲に合わせてキュッキュと動かしても良い、みんなそれぞれ得意技を出して欲しいと言いつつ

火を吹くとかはみんな引くからやらないでくださいね

会場にやっちゃいそうな人がいたのか?もう衣装だけでなく今日のアッキーは何もかもがおかしくなってて意味不明で最高!!
それでも会場からは予想以上のハイハイが湧き上がって盛り上がりまくり!嬉しそうなアッキーを見ているとこっちも幸せな気持ちになれる。

最後はステージ上を激しく動き回り、気迫のシメ。
会場じゅうから湧き上がる拍手と声援を受け、ステージを去るメンバー。フィギュアみたいに氷上を滑るかのようにスムーズかつ妖艶な動きでステージから去ろうとするアッキーに声掛けをしたら、身体をよじってこっちに向かってポーズを取ってくれて嬉しいやら可笑しいやら。


会場からの大きなアンコールの声に答えてくれ、メンバーがステージに再登場!
6月にシングルリリースが決まった事を告げ、大都会の幻想を抱く男のブルースなんだと紹介。タイトルは既に知ってたけど一体どんな曲なんだろ!?発売日が楽しみだな〜

与論という小さな島に生まれ、東京に憧れて上京したものの大学は埼玉の熊谷。死んでも熊谷には住むもんか!!と何度も強く熱く言い放つアッキーに

失礼な!!

と突っ込みを入れるリーダー。確かに埼玉の人たちに向かって本当に失礼な話だわな。

結局、ギリギリ東京の赤羽に住んだと話すアッキーに会場から笑いが起こる。特に大宮に来る高崎線の車内で赤羽の話で盛り上がっていた私と愛知コブ友はもうタイムリー過ぎてツボりまくり。
さらにアッキーの

赤羽に住んで東京人を気取ろうと思ってたけど、こんなんになってしまいました

そのひと言に、リーダーとイチローさんが同時に反応、お互いに顔を見合わせて吹き出してる。
リーダーに至っては、アッキーを指差し帽子の三角の形をジェスチャーで強調し「こんなんにだって!」って言ってイチローさんを激しく笑いのツボに陥れている。それを見て私らもアッキーの話そっちのけで笑いが止まらなくて大変!
メンバーにとってもアッキーのこの衣装は“ちょっと待て”だったんだなってのを垣間見てしまう。オモロすぎだ、コブツイ!!

そしてなんとそのまま6月発売の新曲東京ひよりの初披露!!
タイトルを見ただけではほんわかした曲のイメージだったのに…コブツイらしい面白可笑しい楽しいロックナンバーやん!イメージとのあまりにも大きすぎるギャップにただただ笑うのみ。
完全に壊れてしまったアッキーがステージ上で飛び跳ね踊りまくり転げまくり。今日一番の突っ込みどころだった三角の帽子もすっ飛んでしまってるし!そしてアッキーの今日のいでたちは、この曲の歌詞の一節にちなんでいるのかもと納得。

しかし、これを次のシングルとしてリリースするのかぁぁ!!!
棗さん脱退後、芯の強い中にもやっぱどこか影を感じてしまう曲が多く、いつかスコーーン!と突き抜けた元気で明るい曲が生み出せる状況になれる時が来たら良いなって思ってたのだけどね。
突き抜けるどころか、抜けすぎてハジけまくっちゃったよーー!ってな状況を激しく目の当たりにしてただただア然、そしてニヤり。またコブツイにしてやられたぁ!!こんな“裏切り”は大歓迎だよ。リリースがさらに待ち遠しくなってしまったっての。早く6月にならないかな〜〜

そんな私ら会場の様子が伝わっているのか、メンバーもみんな物凄く楽しそう。
リーダーも柵から後ろ向きに身を乗り出してイナバウアー。あまりにも激しい反りっぷりに思わずみんなで背中を支えてしまう。
最後のシメではステージでフロントの3人が順番にイナバウアー。浜ちゃんもノリノリですっかりコブツイ色に染まっちゃったねって光景が微笑ましくて仕方がない。

盛り上がる会場に最後にアッキーがひと言

あなたのザ・コブラツイスターズでした〜!!

いや〜〜ん!なんてステキ。やっぱコブツイがたまらなく大好きだ。どうしてくれようこの想い。大好きなのに、さらに惚れてしまってる自分が怖い。
これからも全力で渾身の想いでついて行くぞ!!!!


あっと言う間の短くも熱い内容のライブに余韻に浸りつつ入口付近でアンケートを書いていると、すっかり帰り支度をしたメンバーが凄い勢いで会場から出てくるじゃないか!
なんだ?搬出もまだ終わってないはずなのに…とりあえずそのまま後をついて会場から出ると、そこには既に社長車があってメンバー乗り込んでる。どうも今日は急いで帰らねばならない訳があるらしい。アッキーに渡したいものがあったのだけど、「次の馬場か名古屋で」って言葉に素直に従い、数人のコブ友たちと一緒にお見送り。

あれ?リーダーは乗り込んでなかったよね??
アンケートの続きを書きつつしばらくそのまま会場前に居ると、会場スタッフとともに搬出をするリーダーの姿。そして4649号の到着を待つ間、コブ友たちとリーダーを囲んでのトークタイムが実現!
他のメンバーはレコーディングのため急いで帰ってしまったとか…って、リーダーは良いの??
その場に居たコブ友の一人が青森出身だと分かると、いきなり津軽弁にスイッチオンして楽しませてくれるリーダーが可笑しい。

4649号に全ての機材が積み込まれ、リーダーとワティ氏が帰ろうとしたその時!会場スタッフが大慌てで会場から出てきて忘れ物でーーす!
その手にはアッキーのマイクスタンド!!その場に居た全員大爆笑!!ふとリーダーが呟いた

海賊に怒られてしまうところだった

のひと言にまたもや大爆笑!
どうよこのコンビ?とワティ氏と自分を指差して私らに問いかけるリーダー。ナイスでございます!

無事全ての機材を積み込み終えて、ワティ氏とリーダーのナイスコンビのお見送り。
最終の新幹線に乗るつもりだったけど、明日は休みだし青森出身のコブ友ともゆっくり飲みたかったのでみんなで打ち上げになだれ込み、駅前のネットカフェで楽しい大宮の夜は更けるのでした。

次は3戦の中で一番の難関、高田馬場ライブだぁ!!!



戻る