ザ・コブラツイスターズライブレポ

グッ3ハーモニー
2005.4.26(火) 大阪MUSE

昨日のスタクラのライブ後、みんなで飲んで三ノ宮のホテルでのんびり泊。
チェックアウト後は地元と富山からやってきたコブ友と合流。そのまま市内で買い物や食事を満喫してから大阪・心斎橋に向かう。

ずーーっと昔に訪れた事のある会場なので余裕をぶっこいてたら、完全に迷ってしまい焦る。私の記憶力なんて所詮そんなものさ…それでも何とか無事会場着!
入口周辺のフロアには既に対バンのファンだと思われる“イロ”の違う方がいっぱい。どうやら今日のイベントの主催バンドのファンの方らしい。

開場してからもコブファンの姿は非常に少なくて悲しくなる。
関西は「サクラサク平成十七年」のリクエスト活動がかなりヒートアップしていて結果もしっかり出ているから、今日のライブもきっと凄い事になると思ってたのに。みんな一体どうしたんだい?

そんな切ない気持ちを抑えつつ、イベントをじっくり楽しむ。オープニングアクトのバンドさんは若い子たちにかなり人気があるようで、しかもほぼ全ての曲にお決まりのフリがあってファンの子達の可愛い動きを見ているだけで退屈しない。せっかくなので私らコブファンも一緒になって踊らせてもらう。
今日はどのバンドもかなり楽しめて、コブツイの出番もあっと言う間。

相変わらずコブファン率の少ない会場。それでも気合いを入れてコブライブ仕様に着替えてスタンバっていると、今日のイベントの主催バンドのファンの方々が最前を私たちの為に全て空けてくれる。
おそらくこれまで何度も同じようなイベントをしてきていて、対バンファンに対する気遣いもしっかり出来ている人たちなんだな…と妙に感心。

どのバンドのライブの時もノリ良く楽しそうに見ていた方々だったので、是非ともコブライブもそのまま前で見ていて欲しい気持もあったけど、お言葉に甘えて前で見させてもらう事に。
それにしても、前をほぼ全部譲ってもらったのにこの人数の少なさはなんだぁ!!!!コブファンがほとんどみんな横に並んでも余裕ありまくり…とほほ。後ろは、もう一切振り返るまい。


セッティングが終了し、青のポロシャツに蛇ジーンズ、グレーのバンダナをギュッと頭に巻いたアッキーが登場して、いよいよコブライブの始まり!!
オープニングナンバーは路地裏の宇宙少年。出だしは昨日の神戸と同じアレンジだから、今日は取り残される事なくしっかりついていくぞ!
コブツイ目当てで来ている人が少なくても良いじゃないか!一人で何人分も盛り上がってとにかくめいっぱい楽しむ事に集中だ!

続いては魂交差点。うおーー!!!久しぶりのナンバーに思わず歓声を上げてしまう。富山コブ友もかなり感激している様子。良かった良かった。
この曲のリリース当時はアッキーもエレキギターを弾いてたけど、最近はボーカル業に専念なんだよね。でもその分、ステージ上を動きまくり跳ねまくりで、見ている方としてはかなり楽しめるんだけど、たまにはアッキーのギタープレイも見たいなって思ったりするわけで。

アッキーの挨拶に温かい拍手。コブの音楽が会場に集まった人たちにちゃんと伝わってるのかな?
発売されたばかりのNewアルバムについての話をして

みなさんウヅいてますか??

突然の事で私らも反応できずに、会場には呆気に取られたかのような静かな雰囲気が漂いまくり。それを打ち消すかのように

ウヅウヅぅーーー!!

と、リーダーが物凄いテンションでシャウトすると、若干一名、ウヅいている人がいるみたいだと冷静に解説するアッキー。

今回のアルバムは春に聴くにはピッタリだと思うけど、その中でも一番春らしい曲をと、サクラサク平成十七年へ。
きっときっと、これを聴いて「あっ!ラジオでよく流れてる曲だ!」って思った人は絶対この会場にも何人かいるはず!そして生で聴いて気に入ってくれたらもっと嬉しいんだけどな。

イチローさんのドラムに浜ちゃんの重低音ベースと幻想的なリーダーのギターが加わり、“よってらっしゃい、みてらっしゃい”と、アッキーの口上が始まる。

平和に暮らしていても何が起こるか分からない
           ぶっ壊れまくってる世の中でコブツイが歌います


と、始まったのはどんがらがっしゃん
間奏のアッキーの三線プレイがいつも以上に力強くて惚れ惚れ。

続いては、冒頭にイントロ部分のメロディをアレンジしたローテンポで聴かせる迫力ある前フリを付けたチャンス到来。思わず気合いが入ってしまって、ここぞとばかりにノリまくり暴れまくり!
間奏のイチローさんのドラムが凄い!リズムなんて完全無視してしまってる激しさに負けじと、浜ちゃんも激しく応戦!リーダーも超絶技巧ばりの気合いの入ったプレイを炸裂させてるし!!すんげぇカッコええわぁ!!ライブで曲が成長していくってこういう事なんだろうな。素晴らしい!

大阪元気かぁーー!!

と言う、リーダーの激しいシャウトに対抗するように、浜ちゃんが今まで聴いた事ないような怒号にも似た激しい雄叫び炸裂!浜ちゃんってこんな凄い声出せたんだ!…ただひたすらに驚くばかり。

大阪出身の浜ちゃんも元気だね!負けないぞぉぉぉぉーー!!!

かくして、気合いの入ったリーダーと浜ちゃんのシャウト合戦の始まり始まりぃ〜


浜:せんりちゅーーーおーーーーっ!

相:三角公園の甲賀流たこ焼き喰いたーーい!

浜:ばんぱくきねんこうえんっ!

相:御堂筋は同じ方向なのに凄い車線だぁ!

浜:御堂筋の終点は 千里ちゅーーーおーーーーっ!

相:大阪プロレス、大量離脱にも負けずにがんばれぇ!

浜:箕面高校出身だぁーーー!


渾身の力を込め、顔を真っ赤にして叫ぶ二人が可笑しくてたまらない。何を言おうかしどろもどろするリーダーに比べて、浜ちゃんは堂々としたもの。内容的にも完全に浜ちゃんの勝利だな。さすが地元と言うだけの事はある!!
このシャウト合戦も本当に久しぶりで嬉しくなる。熱くなるもんなぁ〜〜

リーダーの激しいタイトルコールで嵐に住む人へドカンと突入!!よっしゃーー待ってましたぁ!!
最初のシャウト合戦で火がついたか、いつも以上に気合いの入った演奏を見せてくれるコブツイメンバーに、筋肉痛の痛みもどうにでもなれ!とばかりに思いっきり跳びまくる!!

イチローさんのドラムソロに続いては、アッキーいわく大声大会の始まり!いわゆる恒例のかけ合いタイム。全員がやるまで止めません!と脅しのように会場を見渡しながら言い放つアッキー。
まん中からラッセーラーチームとスイスイチームに分けての大声合戦対決!参加してるのが前のほうにいる私たちだけでも気にせずに大声出して叫んでしまうもんね!
スイスイチームを率いる浜ちゃんも私らと一緒にジャンプ!ジャンプ!!楽しいっ!!!

後ろは一切見てないけど、きっとほとんどの人がやってなかったんだろうな…そんな様子を見てアッキーが、馴染みがない言葉だから参加しにくいんだろうと判断、言葉を変える事に。
アッキーが好きな言葉に、今が輝けば過去も未来も輝くと言う、関西で「」と言ったらこれしかないと言い放ったのが


いくよ!いくよ!いくよ!いくよ!

くるよ!くるよ!くるよ!くるよ!


会場中、大爆笑!!関西人の心をガッツリつかんだぞ、アッキぃーーーーーっ!!!!
さすが大阪!ノリも最高!!お世辞にも会場全体とまではいかなかっただろうけど、かなりの人が参加してくれた事は、ステージのメンバーの表情を見てたら分かるからね。

思いもかけず盛り上がりを見せた中、運命船サラバ号出発に続く。
前後左右に余裕がいっぱいあるから、思いっきり暴れまくる!人が少ないのは寂しいけど、その分めいっぱいそのスペースを利用して楽しむのみ!って事で、ハッ!ハッ!ハッ!ハッ・・・に合わせて、みんなでインベーダーのように左に右に移動!!そんな私らのアホっぷりに浜ちゃんも爆笑!!よっしゃぁーー!!

そして、大声大会第2弾!!今度の言葉は“ハイ!ハイ!”だから、超簡単!!最高のとびっきりの笑顔で言って欲しいと、アッキーが会場にリクエスト。するとリーダーが、これ以上ないってくらいの物凄い笑顔を会場にふりまきまくって笑わせてくれる。
やるまで止めないぞ!!と気合いの入ったアッキーの歌声に合わせてハイ!ハイ!

相変わらず控えめな会場のノリに、

俺は1km先の動物がキリンか象だか分かるくらい目が良いんだ!

と、アッキーワールド的な脅しをかける。それでもなかなか大きくならない声に

もっと参加してくれ・・・そしたら先に進めるんだ

半ば泣きに入りかけてるところが痛々しい。みんなよろしく頼むよ!でも怖くて後ろは振り返れない。

それでもくじけず、いやその辛さを振り払うかのように、ステージ上を激しく動き回るアッキー。
演奏陣も激しく熱いプレイを見せてくれ、最後のシメ、ここぞと言う場面でイチローさんがポクって情けない音を出して、みんなでズッコケ。
新喜劇ばりのボケっぷりに会場中大爆笑!!!もちろん、仕切りなおしてカッコ良くガツン!とシメられ、コブライブは終了。


場所を譲って頂いた方々にお礼を言って、ひとまずドリンクカウンターのあるバースペースに移動。
なんだかとても居心地が良いので、一杯やりながらそのままトリのイベント主催のバンドのライブをモニターで見ながら、アンケートを書きながらのんびり過ごす。

イベントが全て終わりバースペースも閉店するとの事で、帰り支度を始めていると、愛知コブ友が物販にメンバーが出ている事を知らせにやってきてくれる!
慌てて会場に戻るコブファン御一行!イベント主催のバンドさんの物販の向こう、会場の隅に確かにアッキーとリーダーの姿!危うくそのまま外に出てしまうところだったよ。愛知コブ友に大感謝。

コブツイ物販前に行くと、長蛇の列になっている隣の物販とはうって変わってとても寂しそうな状況である事が判明。対バンファンの人も数人、コブグッズやCDを買ってくれてるみたいだけど、これはいかん!と、みんなで早速列を作る。そして通算3枚目となるウヅキを購入!
列も短いから後の人の事を気にしなくても良いし、時間もたっぷりあるからゆっくりメンバーとの会話も可能だけど、複雑な心境。

コブファンがひと通りグッズを購入してゆっくり話をしてサインをしてもらっても、まだまだ大盛況の隣の物販の様子を見て、その列に並んでいる人に向けてセールストークを始めるリーダー。でも悲しいかな、買いに来てくれる人は・・・・・・・・
物販を後にする寂しそうな二人の背中をただただ見送るしかない状況の私たち。切なすぎる。

平日の、メインではない持ち時間も短いイベントだったから仕方なかったとは言え、こんな状況で6月のワンマンは大丈夫なんだろうか?と言う不安な思いを抱かずにはいられない状況で、4649号には乗らずに徒歩で会場を後にするコブツイ御一行様をお見送り。
考えすぎかもしれないけど、心なしかメンバーのテンションも低めだったような…仕方ないわな。

6月はきっと物凄く盛り上がるライブになる!そうなる為に出来る限りの事を私もやろうと決心。
2ヶ月後はここで笑顔でお見送りが出来ますように…



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