ザ・コブラツイスターズライブレポ

NACK5 The LIVE!!〜Cross the Beat〜
2005.4.16(土) 原宿アストロホール

久しぶりのコブツイライブ!!いつものように浜松駅で相方と合流して桜吹雪舞い散る中、東名高速を爆走して上京!
途中、立ち寄った富士川サービスエリアでなんと「サクラサク平成十七年」が流れていて、有線での人気っぷりを実感、そして感動。

今日の会場は初めてだけど、おなじみの馬場よりも東京インターから近くて便利!予定よりも早く会場前に到着。
ががが、原宿のど真ん中にあるせいで、付近に良い駐車場が見つからない。どこも高額なボッタクリ金額を提示しまくっている上に道路はどこも激しい渋滞…そんな東京砂漠の現状に脱力。

駐車場探しであちこち走って、また会場前を通りがかった時、相方が機材搬入はこの路地入った所だよな…って指をさした先に4649号!そして会場に入ろうとしているでっかい身体の黒っぽい兄さん…イチローさん!しかもそのすぐ後ろに見え隠れするのはアッキーーー!!その距離ほんの3m。
当然向こうにうは気付かれてないけど、相方と2人で大興奮!!昨夜遅くまでかかって書いた手紙は直接渡せなかったけど、偶然通りがかった事に運命を感じずにはいられずビックリドキドキ。

妥協しつつもかなり離れた駐車場に相方車を停め、富山コブ友と会場前で合流して昼ごはん。その後、愛知コブ友とも合流して若者の街でだらだら。人の波に疲れ果て休憩しようと思っても、どこも満席でなかなか店にすら入れない…東京砂漠め。
何とか入った店でゆっくり茶を飲んでたら、交差点の一角に設置されている大型ビジョンに「サクラサク平成十七年」のPVがぁ!!!!4人でもう大騒ぎ。店に居た皆様、ごめんなさい。

そうこうするうちに開場時間が迫っていて、ダッシュで会場に戻り息を切らしながら入場。
とっても綺麗な会場で気持ちが良い。ステージも程よい広さ。ただ、トイレが少なくてゆっくり着替えが出来ないのが難点かな。

今回は埼玉のFM局、NACK5主催のイベント。ラジオなのに、なぜかビデオカメラが何台も入っている。全てのライブを数台のカメラで撮影しているので、目の前で邪魔でならない。
我らがコブツイは嬉しいトリでの出演。4番目に登場のバンドさんが物凄く人気があって、会場も大盛り上がり!が、終わった途端にステージ前からみんな居なくなってしまってガラガラ。
ありぃ???あんなにいっぱいステージ前に人いたのに〜〜

そんな状況の中、ステージ上でのセッティングも終了していよいよコブツイの出番!準備も万端、ドンと来い!!!!

いつもの羽織物に桜の花びらがプリントされた濃紺のノースリーブシャツに革パン&ブーツ姿のリーダーのギターから始まったのはチャンス到来。カッコ良い始まり方やん!!うひょーーーーー!!!
グレーのバンダナを頭にギュッと巻き、赤い和柄のTシャツに鯉ジーンズのアッキーも三線片手にステージに登場。会場からも大きな拍手と歓声。
物凄くカッコ良くノリの良い曲だから、何かカッコ良いフリを考えたないな〜〜なんて思いつつ、最初っから飛ばしまくり。

続いては夢の旅人。会場からは歓声が湧き起こり、この曲の人気の高さを改めて実感。
待ってましたとばかりに摩訶不思議なステップや動きを炸裂させてめいっぱい楽しませてくれるアッキー。力強くかつ的確にドラムを叩くイチローさん、気持ち良さそうに自信も歌いながらギターを弾くリーダー、ふと見上げると素敵な笑顔で返してくれる浜ちゃん。
久しぶりにステージ上に見るメンバーも変わらず元気いっぱいで、このコブライブの場に自分が居られると言う事がとにかく嬉しくて、いつも以上にはっちゃけてしまう。

変な動きで曲をシメたアッキーの挨拶に会場から温かい拍手。対バンファンの皆さんもみんなそのままコブライブを楽しんでくれているようで嬉しい限り。
原宿にこんな良いライブハウスがあると知らなかった自分はモグリだったと、会場の素晴らしさを強調するアッキー。
今日は、新生活を始めた人たちが元気な気持ちでスタートできるような曲を集めてきたらしい。でも、中にはあれ?って思う曲もあるけど、気にしないようにと…どんな曲をするんだろう??って、ワクワクしてたら、

4月といえばワクワクです!メキメキではありません。
最終的にメラメラがメロメロになっていって綺麗だな…
最後まで楽しんでいってください。

・・・俺がメロメロだな。


もう何が言いたいのか訳が分からない。でも、そんなアッキーに私もメロメロ。

春にピッタリのナンバーと言うことでサクラサク平成十七年へ。
曲調のせいもあるんだけど、アッキーが一段と晴れやかな表情なのが眩しくて仕方がない。伸びのあるアッキーの歌い方と間奏のリーダーのアコギソロも最高に心地良い。
ふと上京中に見た高速道での桜吹雪の綺麗な情景が浮かんでくる。

みなさん原宿は好きですか?

いきなりのアッキーの問いかけにほとんどの人が反応できずじまい。ごめんなさい…私は好きだとは答えられなかったし。

そして原宿にまつわるアッキーの思い出話が始まる。
与論から大学受験の為に上京した時、原宿へ雑誌片手に服を買いに来た事があるというアッキーの話に、いろいろジェスチャーを付けて楽しませてくれるリーダー。

当時デザイナーズブランドが大流行していて、躊躇しつつも入った店でマヌカンの口車に乗せられ、2万円のジャケットを無理矢理買わされたという苦い思い出を延々と話す隣で、「話が長い!」と言いたげに怪訝そうな表情や動きに変わっていくリーダーが可笑しくてたまらない。
最終的にはリーダーがドラムセットの前まで移動、イチローさんまでも「巻き」のサインを繰り出す始末。可笑しくてたまらなくて笑いの起こる会場に向けて、それでも話を必死に続けるアッキーがこれまた可笑しい。

最後はヤケクソ気味な口調で話をシメたアッキー、ファッションセンスを壊した原宿に捧げると次の曲へ…どんがらがっしゃん
浜ちゃんの重低音ベースが物凄く心地良い。回を重ねるたびにアッキーのこの曲での壊れっぷりが増しているように感じるのは私だけ??

続いてはなんと!土の子。うっひょーーーー久しぶりだ!!!イントロ聴いただけでたまらなく楽しい気分になってしまう。
歌って踊れる曲は本当に嬉しい!私たちが勝手にアホなフリ考えて踊ってるだけなんだけど、そのフリをアッキーやリーダーも一緒になってやってくれるとこれまたさらに嬉しい訳で。

久しぶりに“土の子かけ合い”も復活!会場のあちこちから楽しげな笑いが起こる。しかも今日は春バージョンらしい。
アッキーの繰り出した“春バージョン”は

  春の子、春の子、春の子、春やすこ
    さくらだ、さくらだ、桜田淳子だよ!!


シブ過ぎる人選!!!若い子たち知らんやろう!!!
続いてリーダーの“春バージョン”は

  サクラ咲くよ、サクラ咲くよ、サクラ〜
     サクラ咲くよ、サクラ咲くよ、サクラ〜


腕を振りながら変な腰つきで音をハズし気味に歌う姿に、ただただ爆笑!!!腹痛ぇ〜〜!!!

  誰のマネだそれは!!

すかさずアッキーの突っ込みが入るものの、動じず歌い続けるリーダーがさらに可笑しい。浜ちゃんもイチローさんも笑っているし。
リーダーの中の「川畑アキラ像」はそんな変な腰つきの人なのか!?

笑いすぎて苦しくてたまらない。そんなところに、アッキーの ガムシャラぁぁぁーーー!!! のシャウトでガムシャラ人生へ勢いよく突入!!
ひぇーーーーっ!キツい、キツ過ぎるセットだ〜助けてぇ〜幸か不幸かイチローさんの激しいドラムプレイが無かったものの、ラストのガムシャラシャウトがエンドレス!
まだまだ続けろ!もっと跳べ!!と煽るアッキーに、殺す気か!?と心の中で叫んでしまう。そんな苦しむ私たちを見て、浜ちゃんがニヤリ。くっそぉ!!!負けない!

続いては運命船サラバ号出発。ひゃーーー!さらにそう来るか!!しかも出だしがいつもとは違った突拍子もないアレンジ!物凄くカッコ良いんだけど、ついていけずにワタワタする私らを見て、またもや浜ちゃんがしてやったりの表情でニヤリ… キィーーー!!!!!悔しいけど、こう言う楽しい裏切りは嬉しくて、さらにテンションが高くなってしまう。
だから苦しいのも忘れてはっちゃけてしまうのは当然な訳で…久しぶりのライブで身体がすっかり鈍りきってるので息が切れ切れなんだけど、とにかく楽しくて訳分からなくなってぐちゃぐちゃ。
アッキーいわく「魂の交換会の時間」、ハイハイのかけ合いタイムも予想以上の盛り上がり。嬉しいね。

これで本編は終了。
もう既に声も出せないほどヘロヘロだけど、力を振り絞ってアンコールを叫ぶ。足がガクガクブルブル。前の柵を持ってないとふらついてしまいそう。久しぶりのライブなのにこんなセット、嬉しいけどキツ過ぎる〜

そしてみんなの声に答えてメンバー再登場!
登場時、笑いをしっかり取ってしまうほど元気なリーダーやアッキーの姿を見て、毎日ダラダラ過ごしていた自分に後悔。

ステージは我々にとって聖地だから、
みんなのアンコールの声を聞くと元気になります


とアッキー。
そっか!元気なのは私たちのアンコールの声のおかげだったのか!逆に私もメンバーが登場してくれた事で息切れも足のガクガクブルブルも止まってるしね。
メンバーと私らファン、お互いが良い関係って事だね…勝手な思い込みだけど、嬉しい。

6月のワンマンの告知にも大歓声。O-WESTにはもっともっといっぱい見に来て欲しいな〜
少なくとも今日見に来ているコブファンは全員見に来て欲しい、そして今日初めて見て気に入った人も来てくれたら嬉しいな〜

もうすぐ発売のNewアルバムの中から久しぶりのナンバーを…と始まったのが三日月夜
イントロが始まった途端に頭の中を巡るいろんな想い出。初めてこの曲を聴いたのが39ツアー(蛇の道ツアー)の初日。その後、長かったツアー中ずっとこの曲を聴いた訳で。

私にとってもいろんな事のあった怒濤のツアーだったし、その後のコブツイにまつわるいろんな出来事…楽しい事や辛い事、それらを全て乗り越えまたここでフルアルバムをリリース出来るまでに至ったコブツイ。
ずっと応援してきて本当に楽しかったな〜コブツイのファンで良かったな〜って思いがぐっとこみ上げてきて、なんとも言えない心境に。悲しい訳では無いし、この場で涙を流すのもどうかと思い、必死で堪える。
自分では意識してなかったけど、こんなに思い入れの強い曲になってしまってたとはビックリ。

しっとりした雰囲気をぶち破るかのごとく、テンションの高いアッキーのええじゃないかのかけ声。呆気に取られつつ、一緒にええじゃないかコール。それに合わせて始まったのがなんと嵐に住む人

ほげぇーー!!!!!!やるの?マジで???コブにパワーもらってると言っても、ヘロヘロだよ〜〜それでも曲に合わせてしっかり身体は動いてしまう。ええぃ!こうなったら倒れても良いから全力で楽しんでやる!!!
なんでみんなこんなパワーあるの?って、ステージのメンバーを見ながら跳ねまくる。体力に自信なさげだった浜ちゃんもしっかり跳んでるし!負けちゃなんねぇ〜と、苦しみながらもしっかり跳べてしまう私も私なんだけど。

中盤、恒例の楽しい楽しいかけ合いタイム!会場をまん中からリーダーの北チーム“ラッセーラー”と浜ちゃんの南チーム“スイスイ”に分けてのかけ合い合戦!私は浜ちゃん側にいたので南の“スイスイ”チーム。
ラッセーラー”と“スイスイ”のかけ声が会場に響きわたる。結構後ろの方までたくさんの人が参加してくれているようで嬉しい限り。

でも、これはコブツイライブ。これだけで終わる訳がない!アッキーが突然言い放った次のかけ合い言葉が

北:ラフォーレ!ラフォーレ!ラフォーレ!ラフォーレ!
南:原宿!原宿!原宿!原宿!

お決まりの御当地ネタ。コブツイにはちょっとお洒落すぎ??
続いてアッキーが放ったのが

北:竹下!竹下!竹下!竹下!
南:竹下景子に3000点!!

なんじゃそりゃぁぁーーーっ!!!クイズダービー知ってる人のが少ないやろ!可笑しくてかけ合い出来ないほど。2回目に何とか言えたと思ったら、竹下景子に3000円!なんて叫んでしまってるし…あかんやん。ボロボロ、私。
さらに続いて変化球!!

北:竹下!竹下!竹下!竹下!
南:竹下登に8億円!!

ついていくのがやっと。でも、ついてこれない人のが圧倒的に多かっただろうな〜〜

最後はまたラッセーラーvsスイスイに戻って、かけ合いタイム終了でエンディングへ。どうにでもなってしまえとばかり思いっきり跳ねまくる。楽しい!!苦しいのを通り越したこの感覚がたまらなく楽しい!!
ステージのメンバーに惜しみない拍手と声援をしていると、アッキーがお客さんにも拍手!と叫ぶ。この温かさがたまらない。

久しぶりのコブツイライブ、改めてコブツイが自分にとっていかに大切なものなのかを実感。
足はガクガク、苦しくて立っているのもやっとだけど、爽快な気分!久しぶりのライブだから抑えめなセットなんだろうなって思ってたけど、嬉しい誤算。コブツイ大好きだぁ!!

これはワンマンがますます楽しみになったぞ〜〜全力で楽しむ為にも、6月までにもっとしっかり鍛えておかないとな。



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