ザ・コブラツイスターズライブレポ

BS日テレ「B.B.MUSIC」公開録画ライブ
2005.2.7(月) 渋谷Eggman

突然決まったBS日テレの音楽番組の公開録画。これにマングース会員も招待してもらえるらしい!
公録だし曲数はたったの2曲とはいえ、実質上2005年のコブツイの初ライブになる訳で。
早速申し込みをしたものの、収録開始は月曜日の夕方…無理を承知で職場に休みの申請をしたらすんなりOK!ありがたい職場だ。

かくして思いもかけない上京。とっても寒い日、気合いを入れて受付開始の何時間も前に会場前に着いてしまう。すると既にたくさんのイマドキの女の子がいっぱい!!しかもアイドル系ファンっぽい男子もわんさか。どちらもどう考えてもコブツイファンの“イロ”とは程遠い。

何とも不思議な状況に居心地悪さを感じていると番組の関係者らしいスーツ姿の兄さん達が、会場前に集まっている人たちを2組に分けて整列させ始める。
そこで初めて納得!このBS日テレの番組、収録を一日に何本も行うらしい。集まっていたのは1本目の収録のためだったのだ!時間的に見てどうやらコブツイは2本目の収録になるらしい。

集まっていた人たちがみんな会場に入ってしまい周りが寂しくなったところへ相方が到着!ダラダラとアホな話をしながら時間を潰していると1本目の収録が終わったようで、観覧者そして出演者がゾロゾロ。ひと通り出終わった頃にコブツイ御一行様が到着!今年初めてなので、二人で謹んで新年の挨拶。
会場に降りる階段の途中で見せてくれたリーダーのとびっきりの良い笑顔が眩しい!!

コブツイの他に公録を行うもうひとつ別のバンドさんを目当てに来てるファンの皆さんが物凄い数!初めて聞いた名前だっただけど、こんなに人気のある人たちだったのか!それにしてもコブツイファンはどうなんだ!と、ちょっと複雑な心境に。
そうこうするうちにコブ友も徐々に集結してきてホッとするものの、整列が始まったらその人数の差は歴然。平日だし、急に決まった事だから少なくても仕方ないのかもしれないけど…

そして先に収録が行われるコブツイの列から入場が始まる。中に入ると、スタッフが奥にどんどん詰めろと言うじゃないか!ここの会場の構造上、奥とは相馬さん側の前のあたりを指している。
つまりステージ前から詰めて行くのではなく、入口から遠いステージ向かって右側の隅から押し込まれる形になってしまう。当然先に入場した人数の少ないコブツイ組は相馬さん前にギュッと固まった状態。先に入ったのに、最前を確保できたコブファンは私ら数人のみ。しかももうひとつのバンドのファンがとっても多いのでギュウギュウ詰め。荷物を置く場所さえままならなくて困りまくり。外は寒かったから脱いだ上着もかさばりまくると言うのに。

そんな状況を見かねてか、もうひとつのバンドのファンの方々が場所を代わろうと気を遣ってくれたり、荷物の置き場も作ってくれたり感謝するばかり。
でも入れ替わる間もなく収録がスタートしてしまう。トイレに行ってたら、司会進行の兄ちゃんが出て来てて焦る!しかもメンバー既にスタンバイし始めているし!!コブT持ってきたのに着替える時間も全くないちゅーーねん!

やたらテンションの高い兄ちゃんに紹介されてライブがスタート!異常に盛り上がっているのはもうひとつのバンドのファンの人たち、心の準備が出来ず完全に取り残され気味の自分も含めてコブファンみんな大人しすぎだぁ!

和風な柄がプリントされた赤いTシャツを着たアッキーの曲紹介でサクラサク平成十七年へ。
新しいバージョンはこれが初披露!一体どんな感じのアレンジになってるんだろう?琴の生演奏が加わったり、歌詞も変わってるそうだけど…いろんなドキドキでいっぱいの中、聴きなれたメロディが琴の音で表現された物凄く豪華なアレンジのイントロにビックリ!!

アッキーの歌い方もとても伸びがあって、爽快感のある気持ち良さ。ボーカリストとしての“成長”がひしひしと伝わってくる。
歌詞も変わっていると聞いてたけど、全然変わってないな〜と思ってたら、3番の歌詞に変化が!おぉ〜そう来るか!!してやられた。これまたこの曲やコブツイのバンドとしての“成長”を表現している感がとても強く感じられてただひたすらに感動。

これまでオリジナルでやっていた手のフリを果たしてやって良いものか…なんて考えつつも、ひたすら新バージョンのアレンジに集中して聴き入ってしまう。
番組公録だから客のノリのよさをもっと見せたほうが良いのかもしれないけど、2台のカメラは私たちの目の前でステージにかぶりつきで撮影をしているので客席は映らない。だから、安心してステージのメンバーに集中しててもOK。

アッキーが三線を手に取りつつ、MC。

3月2日に出た「サクラサク平成十七年」を聴いてもらいました

ん!?あっ、そうか!!これは収録だから、放送される時点ではもう発売になってるって事だね。納得。
アルバムの発売も控えているので、次に演る曲はその中から決めようと言い出すアッキー。三線持ってるし、しかも目の前のカメラマンさんの手元には次の曲のカメラ割りが歌詞付きで事細かに書かれた台本があるやん!!と心の中で密かに突っ込んでおく。

みんなが聴きたいと思ってる曲はみんなの顔を見れば分かると話すアッキーに、リーダーが反応。アンプを通してない生音のエレキギターでディープパープルの「Smoke on the water」を弾き始めると、アッキーがそれに合わせて歌い始める!そして

ここでロック好きをアピールしてどうする!!

と、突っ込みを入れると、すかさずリーダーが中指と薬指を折り曲げた(「メロイックサイン」と呼ばれるらしい)両手を交差させたポーズで応戦!

それはメタルだろう!

さらにアッキーの突っ込みが炸裂!このやりとりに会場中から爆笑の渦!!コブツイワールドにみんなどっぷりか!?

そうやって会場中が温かな雰囲気に包まれる中、我々の音楽のジャンルの壁は壊れてるとアッキー。そして、この曲もかなり壊れていると始まったのがどんがらがっしゃん

既に何度かライブで聴いてきたけど、聴き取れない歌詞とかもあるから出来るものなら確認したいって思ってしまい、つい視線がカメラマンさんの方に。“豆が欲しいか鳩ポッポ”とか普通に書いてあるんやもん。
めちゃくちゃカッコ良い曲だけど、そんなぷぷっと笑ってしまうような歌詞を見ながらカメラ割りを遂行しているカメラマンさんの心のうちなんかも考えたりしつつ、BS日テレは見る事が出来ないから、ステージ上のメンバーの姿もしっかりとこの目に焼き付ける。残念ながら飛んだり跳ねたりの大盛り上がりなライブ観戦にはならなかったけど、たまにはこんなのも良いだろうて。

そしてあっと言う間にライブ収録は終了。会場に向かってお礼を言うアッキーと、素晴らしい演奏を見せてくれたメンバー全員に大きく温かな拍手が贈られる。私の後ろにいたもうひとつのバンドのファンの人たちが「凄く良かった」って話しているのを耳にしてとても嬉しい気分に。
本当に短かったけど見に来て良かった!と喜びを噛み締めながら後ろの方々に場所を譲って後ろに下がると、司会進行のお兄ちゃんが再び登場。

コブツイファンの皆さんは次に登場のバンドのファンの方に場所を変わってあげてくださいって言ってるし!それなら最初っからコブファンを前から詰めて入れてくれよ!!
客の事を全然考えてない番組側の心無い対応にムカムカ!!!無料で見させてもらってるんだから、文句言ったらバチが当たるかもしれないけどさ。もうちょっと考えて欲しかったな。他の収録でも同じような感じなのかな…それともコブファンに対してだけの対応だったんだろうか?

原則として全ての収録が終わらないと外には出れないと聞いていたので、そのまま後ろで次のバンドのライブを観覧。彼ら目当ての客も多くてノリの良い曲だった事もあって、物凄い盛り上がりでみんな楽しそう!コブでもこれだけ盛り上がりたかったなぁ〜

ステージはほとんど見えないので柱の裏に設置されているモニターを見ていると、客席かなり頻繁に映ってるよ!!会場内をよく見たら、客席の横からも小さなカメラで撮影してるじゃないか!!!って事は、じっくりとひたすらステージに見入るノリの悪い私らも映っている可能性があるって事か!?もう冷や汗タラタラ。

全ての収録はあっと言う間に終了して、会場からとっとと追い出される。外では3度目の収録の為に並んでいる人がわんさか。
そんな中、コブファン一同でコブ御一行様のお見送り。4649号が停めてあるらしい近くの駐車場まで徒歩で移動するメンバーの後を付いていくわけでもなく、その場で御一行が見えなくなるまでみんな静かに見守る。

以上、2005年のコブツイ初めはこんな感じで終了!!



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