ザ・コブラツイスターズライブレポ

インストアライブ
2004.7.16(金) タワーレコード名古屋近鉄パッセ店

前日からアッキーとリーダー・相馬さんが名古屋地区での『藪蛇』発売キャンペーンを展開。
今日もラジオの生番組に出演した後、近鉄パッセでのインストアライブが行われるので、仕事を少しだけ早めに切り上させてもらい名古屋へ。

いつも名古屋のインストアライブはかなりの人が集まるので、近鉄の改札を抜けてダッシュでエレベーターに乗り込みパッセ最上階の会場へ。
が、私が着いた頃は顔馴染みのコブ友が数人居ただけで拍子抜け。さっきまでリハをやっていたらしいので、もうちょっと早ければ見れたのに…と残念がってくれるコブ友もいたけど、無事ライブに間に合えた事だけでもう満足。

そのままイベントブースでライブのスタートを待つ。すると、ステージ後方に設置されているいくつものモニターになんと!“カモメと水平線”のPVが映し出されたじゃないかっ!!
音声は出てないものの、いろんなライブの映像が次々に映し出されて画像だけでも十分に楽しめる内容にみんなで歓声を上げ、時には突っ込みも入れながらわいわいと観戦。

そうこうするうちにステージ前にはどんどん人が集まってきて嬉しくなる。さすが名古屋だ!
そしてアッキーとリーダーがワティ氏に先導されてイベントブースに登場。待ってましたとばかりに自然と湧き起こる拍手。素晴らしい!

程なくしてセッティングが終わり、ライブのスタート。
一曲目は夢の旅人。いきなり出だしのキーをちょっと外してしまったアッキーが苦笑い。でもすぐに立て直して心地の良い歌声が店内に響きわたる。
その声を聴きつけて店内に居た人たちも続々と集まってきた模様。アッキーのタンバリンに合わせて私たちも手拍子でライブに参加。リーダーのコーラスもとても気持ち良い。これぞアコライブの醍醐味!

アッキーの挨拶に続いて、今日は特別にアコースティックバージョンでやっているので、しばしお付き合いの程よろしく!と言いたかったリーダーがちょっと噛んでしまって苦笑い。
そんなリーダーの様子を見て、アッキーが

俺たちそんなに喋り上手くないから、バンバン野次入れていいからね

と、フォローしつつ、会場中を見渡してぽつりと

・・・優しい野次をお願いします

アッキーの中で名古屋のファンはそんなにキツいと思われてるのか?

藪蛇リリースの話をして、その中からみんなとの繋がりを歌ったと言う黒潮の道へ。
アコースティックバージョンは、更に情景がはっきりと浮かんでくるようなメリハリのあるアレンジでとても心地良い。

そして、みんなが手拍子して楽しくノっても大丈夫な曲、南の風を吹かせたいとゆらりゆられて
思わず踊りたくなってきてしまうテンポの良いアレンジがたまらなく楽しい!
アコバージョンでは間奏での三線とギターのかけ合いはなく、リーダーのギターをバックにアッキーが三線の早弾きをして盛り上げる。本当にアッキーの三線にも幅が出たよな〜〜としみじみ。

続いてはイントロの切ないギターのメロディががたまらないいつかの少年
今日のアッキーは集まった人たちのひとりひとりを優しいまなざしで見つめて歌っている。2日前の浜松では会場には目もくれず歌っていた印象だったのに、この違いはなに?

浜松は久しぶりのアコライブでいっぱいいっぱいだったから?それとも今日はこんなにもたくさん人が集まったから?二人ともとてもリラックスしてライブを楽しんでいる様子。
もちろん私も何度か目が合って(気がしただけ?)ドキドキしてしまう。アッキーの目力にノックアウト寸前!

8月の名古屋でのライブ告知をしたのち、アコースティックバージョンでは“フォーク&アニマル”と言うユニット名でやっている事を説明。
気合いの入った自己紹介に思わず吹き出す人も居たものの、名前の由来が分からない人が大半。

そんな雰囲気を察したか、

あまり分からないですね、30代以上の方でないと分からないという…

いやいや、私もアッキーやリーダーと同年代だけど分からなかったって。30代以上の“格闘技好きの人”向け限定のネタでしょう。
集まった人たち若い人も多いし、そんなに格闘技に詳しそうな人も居ないみたいだし。

そんなあまりの会場の反応の薄さに

笑うところ少ないので、きっかけをちょっとでも見つけたら笑ってくださいね

と、説明するアッキーが痛々しくも可笑しい。さらにいろいろ面白い事を言おうとするものの、名古屋のお客さんたちは結構シビア。それとも分かっててわざと反応しないのかな?
私的にはその状況が可笑しくてたまらなくて、笑いを堪えるのに必死。

そんなアッキーが、スタンバイを完了させたリーダーを見て、

すいません、目が早く曲に行けって言ってる

と次の曲へ。

外は暑いけど、北の大地を思い浮かべて聴いてくださいと、北にて
この壮大な曲をアコギ一本で表現出来てしまうリーダーに感動するばかり。アコならではの素朴さとアッキーの歌声がさらにこの曲の世界を広げているのかな。
それは集まった人たちにもしっかり伝わっていた事を証明するかのように、曲後大きく起こる拍手。

嬉しそうなアッキーが

拍手の音にずっと埋もれていたいけど、最後の曲になってしまいました

と、ライブの終盤である事を告げる。

もう一度、藪蛇と8月のELLでのライブ告知をして、皆さんと体力勝負!!とカモメと水平線へ。
リーダーもよっしゃ!とかけ声をかけてギターを構える。

気合いの入ったアッキーの歌声と力強いリーダーのギターがとても頼もしい!ここまでいろんな曲調の歌を表現出来てしまうコブツイって本当に凄い!ますます惚れてしまうっちゅーーねん!
最後はアコライブである事を忘れてしまうかのようなノリに私たちも負けずに力いっぱい手拍子で応戦!楽しい!!

ライブを終えた二人には言うまでもなく大きな拍手の嵐。短いけど、素晴らしいライブをありがとう!
8月のイベントがますます楽しみになってしまってどうしましょ。

ワティ氏の挨拶の後、行われたサイン会には長蛇の列!!ステージ隅に設けられた仮設のレジではかなりの枚数の『藪蛇』が売れている模様。嬉しいなぁ〜
もちろん私も発売日にここで買った『藪蛇』にサインをしてもらう。

そして“土の子”はアコではやる予定はないのか?と言うとんでもない質問をして、二人を困らせてしまう。
ハードな曲だからアコでやるのは難しいと言う答えだったけど、“カモメ”も出来たんだから、不可能ではないはずなのにな〜アコバージョンの“土の子”も聴いてみたかったな。

全ての希望者にサインをし終えた二人を、ずっと見守っていた人たち全員が大きな拍手で送り出す。
この会場でのアコライブの時は毎回そうなんだけど、名古屋の人たちってとても温かいなぁ〜っていつも思ってしまう。

さぁ、明日は大阪だぞ!!二日連続でアコライブを見れる幸せ…素敵。



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