ザ・コブラツイスターズライブレポ

アコースティックライブ
2004.7.14(水) 浜松アクトシティ ガレリアモール

待ちに待ったコブツイNewアルバムのリリースがたまらなく待ち遠しい日々を送っていた7月最初の日曜日、5ヶ所でのインストアライブ決定の嬉しい知らせ!!
日程を見れば、最初の浜松の日に有休を取って名古屋の日に早退が出来れば全て参加出来るぞ!!

8月頭から始まるツアーまで生コブツイはお預けだと思っていたので嬉しさも倍増!
しかも2年ぶりの久しぶりのアコバージョンのコブライブ!これはなんとしてでも行かねばなるまい!早速、有休と早退の申請をしたところ、無事受け入れてもらい全ヶ所参加決定!楽しむぞ!!

初日の浜松はアルバム発売日!
2日後にライブが行われる名古屋駅近鉄パッセで一枚目の『藪蛇』購入!!店員さんに“予約されたものはこれで良いですね?”と確認の為にジャケットを見せてもらった瞬間、思わず笑顔がこぼれ、受け取った瞬間やや手が震えてしまう。この時をどれだけ楽しみに待ったか…

当初の予定ではJRで浜松に向かう予定だったけど、急遽参加出来る事になった愛知コブ友が車で行くとの事で一緒に載せてもらう事に決定!
合流前に高島屋の新星堂へ。「カモメと水平線」PVの応募ハガキがもらえるという特典につられて二枚目の『藪蛇』購入!

そして愛知コブ友とその姪っ子・マイちゃんと共に、浜松を目指す!!
もちろんコブ友車のカーステではさっき買ったばかりの『藪蛇』がエンドレスリピート!何とも幸せな気分。

今日は駅前にあるでっかいビル・アクトシティに入っているタワレコのイベント。インストアライブと言う名目ではあるものの、ライブは2階にある半野外のイベントスペースで行われるらしい。確か、何年か前の明和電機のインストアライブも同じ所だったな。
会場で茨城からはるばるやってきたコブ友とも合流し、アクトのタワレコで三枚目の『藪蛇』購入!レジのところのモニターに「カモメ」のPVが流されていてしばらく見入ってしまう。画面がザビザビで音声も出ていないのが残念。

梅雨も明けて外は干からびてしまうほどの暑さ…やや太陽は傾き始めているとは言え、まだまだめまいがするほど。時折吹いてくる風がたまらなく気持ち良い。
幸いにもライブ会場にはイスが用意されていたので、腰をかけてライブのスタートを待つ。酷暑の日、平日の昼間でもあるせいか、見に来ている人がそんなに多くないのが非常に寂しい。

アッキーとリーダーが会場にやってきていよいよライブのスタート!リーダーラブラブなマイちゃんは、既にリーダーに釘付け状態で可愛い。
もちろん私も久しぶりのアコライブ、静かに座って見るのがどうにも落ち着かない。しかもかなりの至近距離でメンバーとはほぼ目線が同じ…緊張感が高まる。

アッキーは薄いグレーのキャスケットを被りTシャツの上にちきりやのくじらシャツを着て下はジーンズ。リーダーは紺の作務衣にジーンズ。二人とも素足に雪駄と言う、全体的に『和』を感じさせるいでたち。アッキーのかかとが小さめな雪駄から思い切りはみ出しているのがとても気になってしまう。

セッティングが完了した所で、何の前触れも無く始まったのが夢の旅人
野外で聴くアッキーの声は最高!!会場に響きわたる歌声に酔いしれるばかり。さっきまでの暑さもどこへやら、会場が快適で幸せな空間になるのがとっても不思議。

温かい拍手ありがとう!と元気なアッキーの挨拶に続いて、リーダーがいつもはエレクトリックでガンガンとライブハウスでやってるけど、今日は特別アコースティック宣伝隊としてやって来ていることを説明。
そしてアッキーが、このアコースティックでのユニット名を発表!なんと

 フォーク&アニマル

なんだ!?私同様、分からない人が大多数…そんな会場の雰囲気を察してか、すぐにアッキーがプロレスファンには分かるとフォロー。やっぱそっち系なのね…さすが、コブらしいや。
ホーク&アニマルと言うプロレスラーが居て、リーダーがフォークギター担当なので、“ホーク”とフォーク“”をかけていると。なるほど!!アニマルついては説明なし…言うまでもないって事か。

今日はこんな感じでグダグダで行くので最後までよろしく!とアッキーがシメて次の曲へ。

今日発売されたばかりの『藪蛇』の中から、みんなとの繋がりを歌ったと言う黒潮の道
アッキーの三線の音色がこれまたたまらなく気持ち良い。この暑さも完璧許せてしまうくらい。三線の音色はやっぱり南国そのもの。そしてこの曲はアコースティックで聴いても最高に素敵な曲であることを実感。

曲後、アッキーが三線を弾いているのには訳があると与論島出身である事を話し、南の曲を歌いたいって事でこの曲を作ったと説明。
アッキー自身の事を歌った歌だと思っていたけど、“みんなとの繋がりの歌”でもあるって事がファンとしてはやっぱり嬉しい。

そしてもう一曲、南の風を吹かせたいと、みんなの手拍子をドラムがわりにゆらりゆられて
軽快なアレンジがとても気持ち良くて楽しい。私たちだけでなく、アッキーやリーダーもとても楽しそう!これぞアコライブの醍醐味!!
間奏のアッキーの三線がこれまた楽しくて最高!!ソロ活動をしてから、三線の腕もますます上がったし、音やアレンジにも幅が出たよな、アッキー。

みんなゆらりゆられた気分になったか否か…と、アッキーの呟きのようなひと言に続いて始まったのは…あれ?この曲、聴いた事あるんだけど、コブの曲なのは確かなんだけど…タイトルが思い出せない!!なんだったっけ?ヤバい!!
やっとサビになって判明…いつかの少年だぁ!!だって、いつもとは違った部分からの入り方だったんだもん…と言い訳しておこう。
今回のアコライブの曲はどれも全てアレンジや構成に凝っていてとにかく楽しい。

落ち着いた雰囲気の中でライブは進行。今日は外でやるって事で、みんなに涼しくなってもらえるような話を…と、お化けの話をしようとするが、どうやら後ろの方の観客からのNGが速攻出たらしく、別の話に切り替えるアッキー。

自分は与論で生まれたけど、フォーク・相馬は青森で生まれ育ったと紹介。と、同時にフォークギターでまるでエレキギターを弾くようなポーズでエレキっぽい音を奏でで笑いをしっかりとる芸の細かいリーダー。
すかさずアッキーにもっとフォークっぽいフレーズを!とダメ出しを喰らう。

そんなリーダー、なんとハープ(ハーモニカ)を口元にセッティング!物凄く前にコブのライブで一度だけ披露され封印されていたリーダーのハープをまた聴く事が出来るのか!?ワクワクドキドキ。
ハープを吹きながらフォークっぽい曲を弾くリーダーにアッキーがボブディランや長渕剛など、メジャーな名前を次々に言ってプレッシャーをかけまくる。そして

藪蛇の中から青森出身の相馬がフォークで奏でます!

と、アッキーが紹介すると、

俺が歌うわけでは無いよ

と、半笑いしながらぽつりと話すリーダー。

そんな可笑しなやり取りが行われて始まったのが北にて
わぁ〜!!この曲がアコースティックで聴けるなんて思ってなかったから感動!!リーダーのハープには“頑張れ!”と心の中で何度も何度も声をかけてしまう。

今回は外で良い感じでライブが出来て嬉しいとアッキー。次の曲が最後になるけど、またライブをしにやってくると8月の名古屋と静岡のライブの告知。
それを盛り上げようとギターを弾くリーダーだけど、その沈んだ雰囲気のフレーズを聴き

なんでAマイナーなんだよ!

と、鋭い突っ込みのアッキー。
私はかなりのツボだったのだけど、観客が少ない事もあってかドカン!とした笑いも起こらない会場の様子に、自分たちでウケない話をして温度を下げているんだと呟くアッキー。確かにアッキーとリーダーの位置は正面から太陽の陽が当たって、客席よりも何倍も暑いはず。
しかも力を込めた歌や演奏のおかげでもっともっと暑いはず…頑張れ、アッキー!リーダー!!

そして精神と肉体をアップしないと出来ない曲!と紹介されて始まったのは“アコースティック情熱バージョン”のカモメと水平線
わわぁ〜!!これまた嬉しいじゃないか!しかもこの曲のアレンジもかなり良い!!
マングース(FC)の会報でも話題になっていたリーダーのコーラスも普段のライブばりに力が入っていて、見ているこちらまで身体に力が入ってしまう。

終盤のコーラスに至っては、顔を真っ赤にして全身を使って声を絞り出すように歌うリーダーがたまらなくカッコ良い!!そんな様子を見てか、会場の手拍子も一段と大きなものに。
最後のシメはアッキーの

 オ〜レっ♪

なるほど、情熱バージョンだからね。会場からも大きな拍手!!

アッキーの挨拶に続いて、アッキーに紹介されて登場の司会者・ワティ氏。今までのアコライブとは違ってアットホーム感が漂うのが妙に嬉しく感じる。自分たちの手で作って自分たちの手で売る…ますますそんなコブツイに対する想いも大きくなってしまう。

ライブを偶然通りがかって見て聴いて気に入ってくれたらしいおじさまが、CDを買ってくれているのを見て嬉しくなる。二人の想いはしっかりと伝わったんだな。
久しぶりのサイン会参加でかなり緊張して変なイントネーションになって焦りつつも、サインを書いてもらいつつリーダーやアッキーと少しお話。限られた短い時間に自分の伝えたい事をしっかり話す難しさを痛いほど味わう。次回はもっとちゃんと話すことを考えてこよう…

写真をお願いしたら、サイン会終了後に快く答えてくれるアッキーとリーダー。マイちゃんと一緒に写ったリーダーの優しい表情がたまらなく素敵で、かなりのジェラシ〜アッキーもリーダーもライブ中何度もマイちゃんを見てたしな。まぁ、小さい可愛い女の子にはどんなに頑張っても敵う訳ないわな。

撤収作業も終わり、楽器やいろんな荷物を抱えて会場を後にする御一行様をみんなで見送り。何もかも含めて60分で終了…早っ!!
コブ友たちとうなぎを食べて精をつけ、帰途に。次は名古屋だ!!

家に帰ったら、ずっと前にHMVのHPで予約していた『藪蛇』が部屋に…四枚目バンザイ!!



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