ザ・コブラツイスターズライブレポ

「アーモンド計画」
2004.4.21(水) 高円寺Show Boat

有休もガッツリ取得!いつもの時間、いつもの場所で待ち合わせをして相方の車で上京。
駐車場も会場近くに見つかり、御一行様の到着を待ち4649号危機一髪!にみんなでドキドキして、腹ごしらえをしていざ入場!

対バンのライブを楽しみ、コブの出番を待つ…大阪の友人お薦めのアンリミが物凄く楽しいライブを見せてくれて大興奮!!また是非見たいバンド。ボーカルのお兄ちゃん、最高!

そしていよいよトリはコブの出番。ステージでのセッティングも終わり、リーダー、イチローさん、浜ちゃんがステージに登場してスタンバイ。
イチローさんは黒っぽいTシャツの上に黒いシャツの重ね着。リーダーは刺青のような模様の長袖Tシャツにいつもの袖なし法被を羽織り、革パン&ブーツ。浜ちゃんはリーダーとお揃いの法被にお馴染み縞パンで首もとの茶系のマフラーがとってもお洒落。

イチローさんとリーダーが目くばせをして、力強い演奏が始まる!と同時に袖から勢い良くステージに飛び出してくるアッキー。
蛇柄のテンガロンを被り、両肩の下辺りに雲みたいな模様の入った白いTシャツ(バックは全面に雷神のでっかいプリント!)に蛇柄ジーンズ。腰の辺りに見えるのはサイコロがいくつも繋がったウォレットチェーン。

待ってましたとばかりの気合いの入った挨拶、そして行くぞーー!!のかけ声で七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜へ。
モニターに足をかけたアッキー、勢い良すぎたかセッティングが甘かったのかそのモニターが動いてガクッ!危なぁ〜いっ!!と思ったのもつかの間、持ち前の瞬発力で見事に体勢を立て直し、何事も無かったように元気にステージを激しく動き回る。謎な動きもてんこ盛りで楽しくて仕方ない。

続いては、あれ?この曲なんだっけ?そうだどぶの中でも光は当たるだ!出だしが今までとは違っていたので一瞬分からなかったぞ。
久しぶりだぁ!大好きな曲だけど、最初のドラムは前のが激しくて良かったなぁ〜なんて思いつつも、リーダーの物凄いシャウトなコーラスに合わせてみんなで力強く拳をあげる。
アッキーも目の前の柵に足をかけて熱唱…今日もコブは最高にカッコ良いぞぉぉぉ!!!

約1ヶ月ぶりのコブライブにクラクラしてたら、曲のシメでドッコイ!ドッコイ!を連発する意味不明のかけ声を発するアッキー。相変わらずライブでの意味不明言動は健在で嬉しくなる。

改めての挨拶に湧き起こった会場からの温かい拍手を浴びながら、思い出の地・高円寺に帰って来たとしみじみするアッキー。この日をとても楽しみにしていたと言う気持ちを伝えるべく会場名を呼びかけるように叫ぶ…が、反応はいまいち。そんな会場に向かって

いないのかショウボート!お前の心の中にショウボートはいないのか!?

眉間にしわを寄せた悲しげな表情にやや怒りが入った口調で問いかけるアッキーが可笑しくてたまらない。初めてコブライブを見ているであろう人たちはどう対処して良いのか分からない様子がこれまた可笑しい。
でも、そんな事にはあまり気に留めずに話を続けるアッキー。

懐かしい高円寺・・・今は六本木から通ってますが

いやあの兄さん、会場の皆さんすっかり信じてますよ、今この人は六本木に住んでるんだって。しかもコブファンも“カッコ良い〜!”なんて言ってしまって拍車をかけてるし。
アッキーのギャグは本当に微妙。それがまた可笑しいんだけど。

冗談は顔だけにしといて…と、自分から今の発言は冗談であったと説明をしてからまた別の話へ。
高円寺といえば“お香”と言うアッキー。そうなの?知らなかったなぁ〜
アッキーがトイレでお香を焚くようになったのはインドじゃなくて高円寺の影響らしい。何が何だか良く分からない話になってきているのでそのま清聴していると、

お香をゆっくり焚いて匂いを吸いながら…

  飛びまっす!飛びまっす!

へっ?あっちの世界に行っちゃってるの!?ヤバいよアッキー!!なんて思っているとイチローさんのカウントでカモメと水平線へ。
なるほど!そう言う繋ぎだった訳ね…マジでアッキーヤバい事して楽しんでるのかって思ったよ。

何はともあれ、ずっとアンケートの“ライブで聴きたい曲”にリクエストしていた想いが叶って、本当に久しぶりに聴くので嬉しくてたまらない。やっぱ良い曲だ。39ツアー中、相方たちとやっていた手拍子やフリがいつの間にかすっかり定着していて可笑しいやら楽しいやら。
アッキーが歌詞を思いっきり間違った瞬間、リーダーがアッキーをジロリと見ていてこれまた可笑し。リーダーはアッキーの歌詞の間違いに結構敏感。

そしてサクラサクに続く。奇妙な動きをしたり、訳の分からない事を言っていた兄ちゃんとは別人のようなアッキーの熱唱にうっとり。
この多面性がかなりの魅力的ポイント!アッキーは今日も素敵だ。

ローディ氏から三線を受け取ったアッキーが、高円寺での思い出話を。アマチュア時代によく利用していたスタジオが高円寺にあって、そこでイチローさんにも初めて会ったらしい。

楽屋に来てくれて、おう!

と、イチローさんのマネをしたと言うアッキー。一瞬の事で何がなんだか。

イチローの物マネ、何でウケないんだよ!!!

と、いきなり逆ギレしつつ、イチローを知らない人には分からないなと良い聞かせるように呟く。
当のイチローさんはアッキーの話が見事にツボったらしく、MCじゅうずっと身体を折り曲げて笑いまくり涙を拭くほどで、見ているこっちも笑いが止まらなくなってしまう。

そんな当時のリーダーとの思い出は、練習のため高円寺のスタジオに集まった時の事。
練習前に既にリーダーの顔が赤かったとか…その話に素早く反応するリーダーが可笑しい。当時を思い出すかのように遠くを見つめるような表情で一杯引っかけてきたのかな〜と話すアッキーに

 ないです!

と、厳しい表情でキッパリと力強く言い切るリーダー。
それを真面目な顔で聞き入れてリーダーと目を合わせて頷くアッキー、綺麗にオチたところで次の曲へ…と進行。

その高円寺のスタジオで作られた曲の中のひとつでもあると言う甦る人々へ。
私の中でもいろいろと思い入れのある曲だけど、アッキーやリーダーにとっても特にこの高円寺で演るにあたってはいろんな想いが巡っているのかな〜などと考えながらじっくりと聴かせてもらう。

曲が終わり、アッキーがソロで三線を弾き始める。会場に響きわたる心地良い温かな曲。それを打ち破るような力強いイチローさんのカウントで東西南北 日本の空へ。なんてカッコ良い入り方!!
ステージから柵に足をかけたりして客席側に身を乗り出すようにして演奏をするフロントの3人がこれまたカッコ良い!!私たちも曲に合わせてジャンプ!ジャンプ!!
途中、アッキーがステージと柵の間のスペースに降りて三線をジャカジャカかき鳴らす姿にクラクラ。

続いてゼロからの始まりに突入。力強い演奏とアッキーの歌声に加え、またもやアッキーの激しい動き炸裂!!楽しい!
曲中、リーダーに向かって踊るアッキーがウォレットチェーンのサイコロをつまんで、ギターを弾くリーダーの右手の甲に押し当てる…何がしたいんだ!?謎の行動が炸裂しまくり。

イチローさんのかけ声カウントからマーブイユシ〜魂寄せ〜。イントロ部分を聴いただけでどうにも何かがこみ上げてくるような感覚に陥ってしまう不思議な曲。
曲に合わせて身体を揺らしたり、かけ声をかけたり、歌ったり踊ったり…リーダーの指笛の音も会場に響きわたる!!
最後はもう踊りまくり!これがとにかく楽しい!!アッキーも今までに無いくらいの激しい踊りを炸裂させて楽しませてくれる。リーダーもイチローさんもそれに負けじと激しいプレイで応戦!ライブと言うか、バトルだなこりゃ。

熱く熱く盛り上がってステージを去るメンバーに大きな声援を贈って終了。
いやいや、アンコールがあるでよ!もう一度出て来てもらうでよ!力いっぱい叫ぶ。


元気にステージに再登場のメンバーに大きな拍手と歓声。
アッキーがリーダーに高円寺の思い出を話すように指示。自分はその間、止まり木に止まってるから…とまた意味不明発言。止まり木って!!

高円寺と言えば…と楽しそうに話始めるリーダー。ショウボートには何度もお世話になってきたけど、素敵な街に位置していて、駅のほうから来ると素敵な看板がいっぱいだと。でもそう言うのはボクは全然知らないよ…なんて無関係だとうそぶくリーダーが可愛い。

ここだけの話、駅のロータリーで16時に待ち合わせしていると、アッキーがすーーっとリーダー達の前を素通りしてエロエロ通りのほうへ進んで行ったとか。
会場爆笑の渦!!アッキーやるな!

リーダーが言うには、そんなアッキーは途中でわざとらしく引き返してきたらしいんだけど、どこへ行こうとしてたんだ!と言うリーダーの問いかけにアッキーは

看板に吸い寄せられてね…

リーダーのイジりに負けず今日はノリの良いアッキー。でもそんなアッキーにリーダーは更に追い撃ちかけるように

そう言えばリハ終ってから君だけ単独行動だったね!

と、物凄い突っ込み炸裂!!そうなの!?どこへ行ってたんだ、アッキー!!!会場が更に激しい爆笑の渦に包まれると

何笑ってんだ、おまえら!!!!

と、アッキーがブチギレ。

そんな事は知らないよ〜とばかりに、以上、高円寺の思い出でした!と、足早に切り上げようとするリーダーに

思い出じゃないだろ、今日の事じゃないか!このやろう!!

と、激しく突っ込むアッキー。おもろいわ〜この二人。ナイスコンビ!!
ってか、16時に駅で待ち合わせして、4649号で会場まで来たって事?駅から歩いてもあっと言う間に着く距離なのに…

そんな楽しいコントに続いてアッキーが、この会場には“懐かしい”だけでは済まされない思い出がいっぱいあると話す。
田舎から出て来て、東京のライブハウスに出たいというのが第一目標だったから、初心忘れるべからず…

と、アッキーが真面目に話しているのに、会場のみんなに聞こえるくらいの声でクスクス笑うリーダー。何かにツボった模様!

笑う所じゃないだろう!!と突っ込みを入れつつ、

初心と本音を忘れないで生きていきたい、これからもみんなで頑張っていきたいと思います。

と、ステージ上のメンバーと客席を指すアッキーの言葉に続いて始まったのは夢の旅人

アッキーの言葉に、ひたすら感動するばかり…この先も力いっぱい応援していく気はマンマンだけど、こうやってアッキーからじかに言われると、もっともと頑張らねばいけないな!って気持ちがますます大きくなり、これからコブツイと共に歩んでいけるんだなって事が嬉しくてたまらなくなる。
コブツイのファンで本当に良かったと噛み締めた瞬間。

お祭りのお囃子のような演奏が始まり、アッキーの煽りで高円寺名物・阿波踊りが始まる。呆気にとられる会場にファンの私たちがこれじゃいかん!とアッキーに続いてかけ合いや踊りに参加。
アッキーも客の顔なんか見ずに自分だけで盛り上がるぞ!なんて言ってるし、私たちも盛り上がるしかないだろう!!でも阿波踊りってどんなんだっけ?アッキーがステージ上で踊っているのもどっか違う気もするんだが…とにかく気にせずに踊りまくる。

そして思ってた通り始まった曲は運命船サラバ号出発!が、最初のサラバ!のかけ声をアッキーが右・中央・左にそれぞれ手刀を斬るように3回!
めっちゃカッコ良い始まりなんだけど、してやられた感で驚く私たちを見て、浜ちゃんが“今日は3回なんだよ〜”と言わんばかりに私たちを見てニヤリ。こんなプチビックリ仕掛けもまた楽し。更に盛り上がってしまう。

アッキーだけでなく、リーダーも暴走気味。浜ちゃんのところに移動して肩を並べて演奏!が、その後マイクまで戻れず、マイクなしで二人でコーラスしている姿が微笑ましい。

そして恒例のみんなでハイハイ!のかけ合い。
最初に歌わなかったり踊らなかった人たちにもチャンスは用意してある!とアッキー

口が動いてたらミュージシャンは騙されるんだ、俺を騙してみろ!!

と客席を煽りまくるが、参加したのは前のほうのコブファンのみ。それを見て

騙されないよ!もっと真面目にやれ!・・・よろしく頼むよ〜

最後はもう低姿勢のお願いモードのアッキー。もう口が動いていれば良いやと妥協。そんな様子を見て、私たちコブファンは少数精鋭で頑張る!!

エンディング、お祭りのお囃子のようなイチローさんのドラムに合わせて踊り狂うアッキーがステージから降りて柵を潜り抜けて客席に乱入…今日もアッキー降臨☆だぁ!!!
そして客席のど真ん中で激しく阿波踊りを炸裂!ノリの良いお客さんの兄ちゃんがアッキーの周りをグルグル回りながら一緒になって踊っているぞ!私たちも負けずに踊る!!後ろの方で遠巻きに見ている人たちもかなり楽しんでいる様子で嬉しい。

そしてステージに戻ったアッキーがガッツリとシメる!
最後のニセ阿波踊りで汗びっしょり。熱い熱いライブはこれにて全て終了。高円寺でも阿波踊りが有名だったなんて初めて知ったな〜〜楽しかった。

着替えを済ませてアンケートを書いていると、関係者の方が楽屋のドアを開く…と、その向こうに見えるは上半身裸のオトコ4人!!ほげーーっ!!えらいもん見てしもうた!!
ちょっと得した気分と偶然とは言え申し訳ない気分でマッハの勢いで目を伏せるが、次に顔を上げた瞬間見えたのは脱いだTシャツで胸元を隠して訪問者さんと話すアッキー。あわわ。

会場を出るとき、アンリミのボーカルの兄さんとバッタリ会ったので、アンケートを渡していろいろお話をする。39ツアーで対バンして以来、コブの事を気に入ってくれてるそうで、アルバム「弐」がお気に入りで、中でも「地上に墜ちた星達」が好きなんだそうだ…渋いぞ!しかもなかなかコアな人だ。嬉しい。
でもその兄さん、私と同い年(学年ではひとつ先輩)である事が分かってビックリ!!また彼らのライブも見に行けると良いな〜

会場外にいたアンリミメンバーからの熱いコールを受けているコブ御一行様を見送って、私たちも帰途につく。
それにしても、今日のイベントの「アーモンド計画」ってどういう意味があったんだろう??どの出演者もイベントタイトルに触れずじまいで謎のまま…



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