ザ・コブラツイスターズライブレポ

ACOM GET A LIVE BASTER'S ASSEMBLY
2003.9.26(金) 下北沢SHELTER

先週に引き続き、今週もまた金曜日に有休取得。やっぱり仕事どころではないわけで。

出かける寸前に激しい腹痛とゲーリィに襲われ出発がやや遅れたものの、昼過ぎに会場着。愛知のコブ友と御一行様の到着を待つが、待てど暮らせど到着せず…ローディの木村君が早く着き過ぎたと言って下北の雑踏へ消えて行ったりもしたのだが。

しばらくするとリーダーが到着!が、まだ入り口が開いてないと苦笑い。その時点で15時20分…
会場スタッフは何してるんだ??どうしようもない状況のリーダーの行動に申し訳ないと思いつつも、かなり楽しませてもらう。

仕方なくリーダーも雑踏に消えて行き、程なくして今日もイチローさん(コブパーカー着用!)搭載の4649号が到着。それでもやっぱりまだ開いてない会場。ワティ氏が日にち間違ってないよね?と私たちが抱いていた同じ不安を覚えていた事にちょっとウケる。
程なくして会場のドアがスタッフによって開けられほっとひと息。リーダーも途中で落ち合ったのかハマサキ君と一緒に会場に戻り、みんなで搬入作業開始。

その様子をぼ〜と見守りつつ、あれ?ボーカルの人がまだ来てないぞ!!なんて思ってたら、いつの間にか4649の所にアッキーが!!15時半集合だったんなら、20分ほど遅刻か?
何はともあれホッとした所でかなり遅い昼食をのんびりと取り、着替えも済ませて会場に戻ると、リハを終えた御一行様にバッタリ!

その後は会場前でだんだん集まって来たコブ友たちと話をしながら開演を待つ…
ふと気がつくともう開場時間の19時。もうすぐだね〜なんて話していたら、会場スタッフが出てきて「開場してまぁ〜〜す!」って。

何!?「開場します」じゃなくて「開場してます」だとぉ!???整理番号関係なしかよぉ!なんて突っ込みを入れながら、慌てて入り口に向かい入場。既に前のほうは埋まりつつあったけど、何とかハマサキ君前あたりの最前をゲット!!
この会場はステージが低いから背の低い私は前の方にいないと全く見えなくなってしまうので、ちょっとホッとする。

今日のコブの出番はトリ。対バンも気になるバンドばかりだったのでかなり楽しませてもらう。コブの前に出た野狐禅にはHEY×3効果か、かなりの人が前方に押し寄せてきて凄いことに。会場の中も物凄い人の数。
ずっと腹の調子が悪いままだった私は野狐禅ライブ前にトイレへ行ったのだが、覚悟はしていたけど案の定元の位置には戻れずじまい。

前で見たかったのに…仕方なくトイレの前で音だけ聴いて楽しませてもらう。やっぱり今波に乗っている人たちは違うね〜見ている人たちの目が凄く輝いているし。
野狐禅が終わった途端、余裕で元の位置に戻れてちょっと複雑な気分…コブだってHEY×3に出たことあるんだぜぇぇ!!!!!

そのおかげで前のほうは顔なじみのコブファンが集結!楽しむぞーーーっ!!!
メンバーがステージに登場してのセッティング中、ステージ隣の控え室(?)のドアの隙間からアッキーが物凄く入念に準備運動をしているのが見えて思わず笑ってしまう。それくらいしないとあの激しい動きに身体がついていかないのかもな。


そしてアッキーも三線片手にステージに登場。そして、ライブのスタート!!

1曲目は東西南北 日本の空。目の前、恥ずかしくなるような近い位置にハマサキ君。腕を上げてジャンプすると前にせり出してきているハマサキ君のベースに直撃しそうになり焦る。
そんな整ったお顔の若い男性が目の前にいるにもかかわらず、私の視線は中央付近で三線片手に怪しい動きをしている人にどうしても向いてしまうわけで大変申し訳なくなる。

挨拶のあと、今日はたくさんの人に来てもらったね、いろんな顔があるね相馬ちゃん!と、いきなりリーダーにふるアッキー。
そんなリーダー、ちょっと慌てた感じで笑いながら、そうだねアキラちゃん!二人の微妙な間がかなり可笑しい。

さらにアッキーが今宵はどういう気分で行こうかな、相馬ちゃん!と続けると、リーダーは力を込めながら

 今宵は、今宵は・・・今宵は無礼講!!

おお!そう来たか!!!関東では初披露、ちゃんと町田の約束を守ったって事やね!それにしてもこんな序盤に演るなんて!思わず相方と顔を合わせてしまう。
関東のコブファンにもなかなか好評の様子。私もまだ2回目なので、一緒にフリをするものの何度か間違えてしまったのだが、相方も同じところで一緒の間違いをやっていてお互い爆笑。次こそは間違えないように頑張るぞ!!

しばらく演ってなかったおろちに続いて始まったのは、からまる糸
ひょえぇーーーっ!!まさかこの曲が楽しめるとは思ってなかったのでビックリ!!またもや相方と顔を合わせてしまう。でも凄く嬉しくてあまり準備運動してないので足が心配になりつつも、アッキーに負けじと思いっきり跳ぶ跳ぶ!!もしかしてアッキーが入念に準備運動していたのはこのためだったのか??

久しぶりだったにもかかわらず、これまで定期的にコブライブで身体を動かして来ていたおかげか、全く息が上がることなく最後までフルで楽しめた事に我ながら感心!まだこの後に「嵐に住む人」とか来ても大丈夫かも…なんて思ってしまう。
私の身体もワンマンに向けて鍛えられているって事か??いつになるか分からないけど、ワンマンが待ち遠しいぞ!!

そのまま土の子へ。最初あんなに恥ずかしくて緊張した「投げキッス」も、最近では物凄く楽しみになってきてしまっている(…慣れとは恐ろしいもの)。いつものように迷うことなくアッキーに投げてしまった後に、ハマサキ君に向けてすれば良かったとちょっと後悔。
途中の“つちのこ”の合唱では、参加する人が少なくてアッキーが残念そうだったので、数人分の声を出して頑張る。そしてリーダーの訛りにまたも笑わせてもらう。

続いてドブの中でも光は当たる。今日のコブはノンストップ!!出だしのドラムが大好きなんで、今日はいつもより近い位置にいるイチローさんをじっくり観察…めちゃくちゃカッコええわぁ〜〜
この曲からはいつもかなりなパワーをもらえる。素晴らしい曲を作ってくれたコブにはひたすら感謝するばかり。

そのまま七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜へ。
イントロ部分でアッキーのMC。すぐ歌に入ると思っていた私と隣にいたコブ友は条件反射で腕を上げてしまって肩透かしを喰らう。

俺達を見に来てくれたみんなありがとう!に大きな歓声。そうじゃないけど残ってくれたお客さんありがとう!にはパラパラとまばらな拍手…負けるなアッキー!!
みんないろんな夢があると思うけど、どうせ見るならでっかい夢を見ようって歌をやります!と、歌い始めるアッキー。狭いステージを動き回るアッキーがいつも以上にでっかく見えて、そのカッコ良さに、相変わらずメロメロ。

大きな拍手とたくさんの声援がかかる中、ステージを去るメンバー。


会場からのアンコールに答えて、珍しくすぐに出てきてくれたメンバー。
皆さんからの熱い声援が一番嬉しい!ウレシィーーーーーッ!!!とシャウトするリーダー。あまりのキレっぷりに自分でも不安になったのか、やばい薬とかやってないからね!とポツリ。

そんなリーダー、助っ人・ハマサキ君の紹介で

 ヤツの熱い腰にも要注意だぜ!

などと言ってまたもや暴走。
クールにキメているハマサキ君も思わず吹き出してしまうほど。良いぞぉ、リーダー!!さらに

 ウチのバンドでは今、ハマサキ君か川畑アキラかで競り合っているんですが…

えっ、何を!?って分かってても突っ込みたくなり、思わず小さな声で言ってしまったのだけど、あちこちからそんな声が聞こえてきて可笑しい。アッキーもハマサキ君も爆笑。

などと言いながら、静かなMCをどうぞ!とアッキーにふるリーダー。

 やりにくいわ!!

厳しい突っ込みを入れるアッキーが、練習の帰りに牛丼屋の前を通りかかった時に見かけたと言うオジサンの話を始める。いきなりの話にあ然とする会場に

 始まりはいつも唐突なんだよ!

と返す。おじさんは牛丼太郎に入るかどうかを悩んでいて、結局止めたらしいのだけど、その時の捨てゼリフが「高ぇ!高ぇ!」だったらしい。

と言ったわけで、真冬の冷たいエピソードでした!と、冬の川へ。
訳分かんねぇ!!!しかもまだ真冬じゃないよ〜なんて心の中で密かに突っ込み。が、そんな思いもすぐにかき消されてしまう。

実は上京する新幹線の中で、大好きな親戚の伯父さんが突然亡くなったことを知らされてかなり凹んでいたのだ。でも、せっかくのライブの日だし悲しむのは家に帰ってからにしようと今日一日は心の奥隅にそっと仕舞い込む事にした。
でも、この曲の切ないメロディを聴いていたら無性に悲しくなってしまう。泣きそうになるのを必死に堪えてアッキーを見る。

曲が終わり、ステージを去るメンバー。えっ?もう終わってしまうの??このまま悲しい気持ちで終わるのがどうにも辛かったけど、どうしようもない。
いつもならうるさいくらいの声援をかけてメンバーを送るのだけど、それも出来ない。周りの人も誰も声をかけない。静かな中、メンバーがステージから去っていく。
去り際、リーダーがありがとう!!と言ってくれたのに対し、力なくイエ〜!!って言っただけ。

こうやって静かに終わるのもたまには良いけど、今日は元気に終わって欲しかった…私のわがまま以外の何物でもないんだけど。
アンコールを試みるもの、叶わず。決して悪いライブではなかったけど、どうにも不完全燃焼な気持ちになってしまい、メンバーに申し訳なくなる。


ちょっと凹み気味で会場を出ると、相方がRM氏が来ていると教えてくれて復活!!半年振りにお会いしたRM氏は金髪ではなくなり「普通の人」になっていて一瞬別人かと思ったほど。凄く痩せてしまっているし。
久しぶりなので緊張しながら挨拶に行くと、いきなり「小さくならなかった?」って言われ、そのままその言葉をお返しさせていただく。

RM氏は今は某レコード会社で私と同県出身のバンドのディレクターさんをやっているらしい。かなり大変な仕事なんだろうなってのが、その姿を見ただけで垣間見えてしまう。
そのままV社のK切氏も交えていろんな話をして過ごす。思いもかけない楽しいひと時が送れて幸せ気分に浸りまくり。

その後、かなり待って御一行様のお見送り。RM氏が笑顔で手を振ってくれてますます幸せ気分に。
RM氏、コブに帰ってきてくれないかなぁ〜〜と言う思いがますます強くなってしまった。



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