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２００３．９．７（日） 町田Ｔｈｅ Ｐｌａｙ Ｈｏｕｓｅ 新生コブライブも３回目。今回も早く家を出て相方車で上京！ 会場は町田駅の近くなんだけど、周りはラブホが建ち並ぶかなりディープな所。そんな中、かなり早く着きすぎてしまい変なオッサンにまとわり付かれてちょっと困りつつ会場前でメンバーの入りを待っていると、イチローさん搭載の４６４９号到着！ が、通り過ぎてしまいどこかへ…気付かずに行ってしまったのか？？ すぐ後にハマサキ君が来たらしいのだけど、帽子を被っていなかったので気付かずじまい… しばらくして４６４９号がやっと到着して搬入の開始。そこへアッキーとリーダーも駅の方から徒歩で到着。メンバー自ら搬入する姿を見るのは３９ツアー以来か。 アッキーにも無事手紙が手渡せて、駅の反対側の健康的な場所の方で遅めの昼食してライブに備える。 その後、どこへ行くあてもなく会場前で時間を潰していたのだけど、あまりの寒さに相方車に置いてある上着を取りに行った帰り道の橋の上で、リハを終えた御一行様とバッタリ。 タイミング良いのか悪いのか携帯からメール着信音の「甦る人々」がでかい音で鳴り響き焦る。何もメンバーの前で鳴らなくても… 降り出した雨の中、避難した相方車で着替えをして再び会場へ。 チケには整理番号が付いていたのに全然整列させる事もなく入場が始まってまたもや焦る。それでも難なく最前中央をゲット。毎回こんな素敵な場所で見てしまって良いのだろうか？？と、ちょっと申し訳ない気分に。と言うか、日曜の関東のライブなのにコブファン少なすぎやしないかい？？ 今日のイベントは３バンド出演。 コブの出番を相方がワティ氏に聞いたら教えてもらえなかったらしいんだけど、対バンファンの方々の話によると、どうやらコブはトリらしい。 対バンの三人、ＶＥＳＳＥはともに物凄く楽しいライブをするバンド。会場の人全員を巻き込んでのパフォーマンスに思いっきり楽しませてもらった。 コブライブまでに全く飽きることなくコブで使うための体力までも放出させられてしまい、声もガラガラになってしまったのだけど、コブに向けてのテンションはバッチリ！！ かくして迎えたコブライブ！こじんまりとしたこの会場、ステージと客席の密着加減がとても嬉しい。今日もまたアッキーにメロメロになる事必至か… いつものようにセッティングが終わり、今日はグレーのムラ染めバンダナを頭に巻いたアッキーもステージに登場して三線を受け取る…一曲目は三線を使った曲を演るの！？？自然と期待が高まる。 今日が新生コブライブが初めての東京のコブ友がアッキーの着用している鯉ジーパンを見て、そのブランドを知っていると言っていてビックリ！ 後から聞いた話、かなり高価な代物らしい…馬場のライブ後にＪＩＮＤＯＵファンの子が「１０００円でも買わないよ」って言ってて笑ったけど、その１５倍以上はすると聞いてさらにビックリ！！ イチローさんのカウントで始まったのは東西南北 日本の空。わーー！久しぶりだ！！と思った瞬間、聴き慣れたイントロとはどうにも「音」が違っていて棗さんの不在を痛いほど思いっきり突きつけられてしまう。 辛い現実がまた甦ってきてどうしようもなくなる。 棗さんの件はすっかり自分の中では解決していたはずなのに、ここに来てまたこんな想いをする事になるなんて。実は何にも解決してないのかと凹んでしまうけど、こんな所で落ち込んでいる訳には行かない！これが現実なんだ、悲しんでも仕方がないと言い聞かせ、今のコブをとにかく楽しむ事に集中する。 後から聞いた話、隣にいた相方たちもかなり凹んでいたらしいが、自分の事が精一杯で何も気付かない状態だった。 いつものように元気よく挨拶するアッキー。楽しくニコニコ、たまには泣いたり怒ったり、感情が溢れ出すようなライブをやっていきたいと話して、俺達の戦場へ。 最初聴いたときはいまいちピンと来なかった曲だったのに、こうやって何度も聴いているとじわじわ沁み込んでくる曲になって来ている。 続いて冬の川。せつない気分になってしまう人との別れを歌っているこの曲。「一人じゃ渡れぬ冬の川」と歌いつつ、最後に「一緒にわたろう冬の川」でしめる所が新たなコブとしての出発の決意を表しているのかな〜と勝手に解釈。 女性との別れじゃなくて、大切な仲間との別れとも取れるのかな？なんて。 しんみりした雰囲気の中、アッキーのＭＣタイム。２０周年記念でライブ出来ることがすごく嬉しいと。 町田に初めて来たけど、町田をナメていたと告白。とても都会な街で、昔初めて東京に出てきたとき、赤羽ステーションに降り立った時と一緒の気持ちになっていると。 …それってバカにしてんの！？と、隣の相方が小さく突っ込む。アッキー的には町田は赤羽級なのか？降りた事ないから私には分からないけど。 ９月は月が綺麗で好きだと静かに話すアッキー。私的にはいつもの事だけど、先の二つのバンドのボーカルの兄ちゃんちゃんたちがあまりにも激しくて可笑しいＭＣをしていたので、対バンファンの人には面白くも何ともないＭＣだと思われてたりするのかなぁ？？と余計な心配をしている中、月にまつわる曲をと、三日月夜へ。 これまた久しぶり。ハマサキ君になってから初めて聴くけど、そんなに違和感はない。相方はかなりダメージを受けていたようだが… 静寂の中、小さく細かくドラムの音が刻まれる。それにベースの聴き覚えのある音が加わり…会場のコブファンからも思わず歓声が起こる。リーダーの力のこもった曲紹介で抜け忍の恋へ。 まさかこんなに早くこの曲がライブで聴けるようになるとは思ってなかったので嬉しい！こんな難しい曲をよくぞ習得してくれた！と心の中でハマサキ君に拍手。比べちゃいけないけど、それ以上にありがとう！と言う気持ちが大きかった。 ただ、アッキーの歌い方が一部変わっていて、私的には前のが良かったな…と。 続いては雰囲気が明るく一変して土の子。ライブ前にあるコブ友の提案で、この曲のある部分でアッキーの掛け声に合わせて自分の好きなメンバーに向けて投げキッスをしようと盛り上がり、みんなで早速やってみる。 こんなアッキーが目の前のところでかなり緊張してしまったけど、これは楽しいぞ！！今度はウインクも一緒にやってみようか！？とにかく何でも楽しんでしまう私たち。 ドラムのリズムにベースが加わり、それをバックにアッキーが次回・下北沢でのライブ告知。今日初めて見て良いと思った人はもちろん、いまいちだった人もその日のために新曲やるので聴きに来てくださいと。 まだ他にも披露されてない新曲があるの！？それは楽しみだなぁ〜と思いつつ、今日演ってない「おろち」の事だったらどうしよう！なんてドキドキ。 そして小学校の時に飼っていたハムスターが檻を抜け出してドブの中に消えて行き悲しい思いをしたという話を。 あのハムスターはどうなってしまったのか？ドブの中でドブネズミになって逞しく生きたに違いないと…ドブネズミに襲われる事はあってもそれはないだろうと心の中で密かに突っ込み。 その時のハムスターと同じ風景を見たい！ドブの中から何が見えるのか？何を思うのか？と、ドブの中でも光は当たるに突入。 実はライブ前のセッティング時に、メンバー用のセットリストが私の位置から見えてしまった。全部見てしまうと楽しみがなくなるのでこっそりこの曲のタイトルチェック。今は（仮）タイトルなのかもしれないけど、このタイトルがそのまま書かれていて予想通りで笑ってしまった。 勢いのある曲で今日も思いっきり身体を動かしたけど、終盤にいきなり演奏が寂しくなってしまう。 ベースアンプに駆け寄る会場スタッフとコブローディーのしげるさん。突然ベースの音が出なくなってしまったのだ！困った表情で音は出ないけど弾いているハマサキ君が痛々しい。 曲も終盤の一番盛り上がるところ、しかも私が事前に見てしまったセットによると、このあとそのまま勢い良く本編最後のナンバーに突入！って所らしい。 ベースの音は一向に出ず、そのまま演奏を続けるのがどう見ても困難！！ さぁ、どうするコブ！！アッキーも困った様子で後ろを向きベースアンプとイチローさんの方を交互に見て、片手でなんちゃってポーズ。それに対しイチローさんは笑ってドラムをメチャクチャにたたきまくる。リーダーもメチャクチャにギターを弾き、アッキーもメチャクチャに踊りまくる。 もちろん私たちも歓声上げてランチキ騒ぎ。もうみんな笑うしかないと言った状況。凄く楽しい！！ どうにもならないと判断したイチローさんが仕方なく曲を終わらせる。 と、同時にリーダーが 人生いろんな事があってナンボのもんじゃ！全てはテンションが解決してくれる！！ と、フォロー。さすがリーダー。 会場は異常に盛り上がってしまっている。この盛り上がり方は、三人やＶＥＳＳＥを超えたな！！ さらにリーダーはテンション上げるしかない！残ったエネルギーでハジけろ！と叫び、ギターをかき鳴らしギターソロタイムが始まる。 それにイチローさんも加わりめっちゃカッコ良いセッションになり、そしてアッキーが歌いだす… 俺は神〜！俺は神〜！！ 「神」って言った！？？実は一部のコブファン同士でアッキーの事を称え、密かに「神」と呼んでいたので会話聞かれてたの！？って、もうビックリするやら冷や汗が出るやらでこれまた笑うしかない。 アンプ以上にぶっ飛び気味のアッキーはさらに 俺が食べる物はただひとつ・・・オンナの舌だけさぁ！！ そう聴こえた！確かに「舌」って言った！！アッキーらしからぬ何と言う破廉恥な発言！！そのせいなのか、アッキーはそのままステージに仰向けに倒れこんでしまう。照れ隠し？？かわいいヤツめ！ 裾の短いＴシャツがめくれ上がってお腹が丸出しになっていて息が上がっているのか凄く波を打っている、そんなアッキーに思わずアキラコールの連発！！私たちも壊れ気味。勢いとは言え、呼び捨てにしちまったよ〜〜 そこでやっとベースアンプが復活！無事七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜へ。ここまでかなり盛り上がったライブだったけど、さらに盛り上がり度はヒートアップした感じ。 メンバーにとっては不本意な出来事だったかもしれないけど、ファンとしてはこういうハプニングがライブならではの醍醐味で得した気分。ハプニングバンザイ！！ アンコールを叫ぶのもかなり久しぶり。大騒ぎした後なので余計キツイ。 そして登場のメンバー、リーダーがマイクに頭をぶつけるお約束も健在。そんなリーダー、暑いね！とひと言。それに答える会場に 俺達も熱くなりすぎて機材がついてこれなかった と説明…なるほど！ そして、たぁ！と気合いを入れてギターを取ろうとするものの、ストラップが絡んだのかかなり手間取っている様子が可笑しくて小さく突っ込んでしまう。リーダーの相変わらずの天然っぷりも健在！ こんなホットな夜に！とハマサキ君の紹介！！いろいろ話してみたら、見た目以上に熱いやつだそうで、メンバーもみんな彼を頼りにしているらしい。 そんな彼がまたがるのは、大型オートバイとおん・・・ん… わぉ！リーダーもシモに走っているよ！！確かに今日の対バン２つはかなりのシモ満載だったけどさ〜どうしたんだ、コブ！！これからはその路線で行くのぉ！？？ そして“時給８００円”のドラムをイチローさんが担当した事も紹介。知らないコブファンもいたようであちこちで驚きの声が上がる。 物凄いイチローコールが起こり、それを見たリーダー、どうだ！すげえだろう！と自慢…そして俺が威張る事じゃないけど、とポツリ。リーダー面白いわ〜 そんなリーダーは学生時代、居酒屋のバイトで時給６５０円だったと。あまりの安さに、今はもう潰れてしまってないらしい熊谷の居酒屋に怒りをぶつける。 でも、そこはアッキーは面接で落ちたらしい…もっと悲惨な学生がいた訳だ。ただアッキーがその居酒屋に客として来た時、リーダーはこき使われてしまいかなり悔しい思いをしたらしい。 そしてアッキーのソロアルバムの話題に。風の噂に聞いたんだけど…と話すリーダーにアッキーから 風の噂とかじゃなくて、ちゃんとアルバム渡したじゃないの！ と突っ込みが入る。久しぶりに聞いたアッキーとリーダーのコント！！ さらにノリノリのリーダー、アルバムのジャケットが凄くカッコ良いとギターを三線に見立ててアッキーのマネ。そして険しい表情で これで女人を騙そうとしているからみんな気をつけろよ！！ リーダーぶっ飛びすぎ！そんなリーダーや女人って…って突っ込むアッキーも可笑しかったけど、私はリーダーがジャケのマネをした目がアッキーに物凄くソックリで独りでツボにハマってしまう。 あの「目」が頭から離れなくて、路地裏の宇宙少年が始まってからも、何度も吹き出してしまう。アルバムジャケットやチラシを見てもしばらく笑いが止まらなくなってしまうハメに。 新生コブライブ３度目にして思いっきり良い汗をかいた楽しいライブ！思っていた以上の盛りだくさんの内容に満足。 ハマサキ君も頑張ってたし、対バンのライブも物凄く楽しめたし、素晴らしい一夜。良いイベントを企画してくれたＰｌａｙ Ｈｏｕｓｅに対するイメージが急上昇！！ またここでライブやって欲しいものです。 |