ザ・コブラツイスターズライブレポ

「蛇の道」レコ発ツアー
2003.3.15(土) 高田馬場CLUB PHASE

長かった39ツアーもとうとう千秋楽の日が来てしまった。体調崩したり、相方の車が事故ったりと辛いことや大変なこともいっぱいあったけど、なんとかみんな無事にこの日を迎えることが出来て、それだけでもう満足。
御一行様も無事全国38ヶ所をくまなく回り終え、その功績を称え労うためにとあるコブ友が提案した企画のために、長野から帰ってきてからもずっと色の紙を細かく切る作業を家にいるときはもちろん、仕事の合間も続けてきた。

そして迎えた千秋楽当日、たくさん切った色とりどりの紙切れをスーパー袋にいっぱい入れて青春18きっぷで単身上京。このツアーで何度この行動をしたのだろう?とつい回想モードに入ってしまったりしつつ。
16時前に新宿に着き、企画を提案したコブ友の他に名古屋、豊田、東京のコブ友とも合流し今夜宿泊予約を入れてあるホテルに向かう。

チェックインを済ませ部屋に入り、みんなで持ち寄った紙切れを混ぜて小袋に分ける作業。かなりの量にみんな大笑いながら楽しくかつ時間がないので迅速に袋詰め作業を進める。大体の量を決めて、企画者コブ友がスーパーから適当にもらってきたと言う小袋に分けたのだが、5人でやったらあっという間に終了!
結構たくさん出来たので数を数えてみる。1、2、3・・・10、20、30・・・37、38、39

       39!!?

その神がかり的な数に5人同時に叫び声!!39本のツアーの最後にみんなで撒こうとしている紙吹雪を小分けした数が39なんて、あまりにも出来すぎてるじゃないか!!鳥肌まで立ってしまった。
その39個の紙吹雪入り小袋をみんなで分けて持ち、会場に急いで向かう。

会場前には既に列が出来ている。とりあえず顔見知りのコブ友たちに協力をお願いして紙吹雪を配る。そして開場時間になり入場。企画者コブ友のおかげもあって、絶対無理だと思っていた最前をゲットできてしまった!ただただ感謝するばかり。
そして、周りにいる人たちにも企画への参加をお願いしたら、みんな大喜びで参加してくれると言うじゃないか!中にはこんなのもらってしまって良いんですか?なんて恐縮してくれる人もいて嬉しくなる。たくさんの人が撒けるためにこれだけいっぱい作ってきたんだしね。

ひと通り配り終えたところでイベントのスタート。まずはIN/OUTという3ピースバンドのライブに続いて、実はかなり楽しみにしていた劇団ライオンバスのライブ。 ライブ前に関係者の方(?)から手作りの旗が配られ、それだけでも楽しみが倍増してしまったのだけど予想以上に楽しいライブを繰り広げてくれてずっと笑いっぱなし。キャラクターも最高!また是非ともライブを見に行きたい!と思えるバンドだった。音源も購入決定!!


そしていよいよ我らがザ・コブラツイスターズの登場!!39本目のライブが、ツアー最後のライブが行われるときがやってきてしまった!!
ステージの前にはスクリーンが下ろされているので、ステージ上の様子は分からないけど、これまで全国各地で見てきたのと同じ作業がスクリーンの向こうでも着々と行われているはず。

客電が落ち、会場中から物凄い拍手と歓声が沸き起こる。これってワンマンライブじゃないよな?そう錯覚してしまうほどの盛り上がり。それだけで泣けてきてしまう。でも、最初っから泣いてちゃ駄目だ!と自分に言い聞かせて気合いを入れる。

七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜のイントロが始まったと同時に目の前のスクリーンが上がり、後ろから一気に押しの波が!リーダーと棗さんが客席側に身を乗り出して演奏!何度も見てきた光景だけど、今日はいつもに増して二人が男前に輝いて見えてしまう。もちろん後方にどっしり構えるイチローさんも。

ステージには凄いツアーを乗り切ってきた男たちが凱旋!それを全身で歓びを表し迎える大勢のファンたち。少々押されてもぜんぜん苦にならない。みんな少しでも前に来てそのカッコ良い男たちに近づきたいのだろうから。
そして満を持して登場のアッキー。オレンジコブTに白地のシャツを羽織り、ジーンズは蛇柄。帽子が違うだけで、後は初日の宇都宮の時と同じスタイル。登場するなり

 逢いたかったぜーー!!東京!!!

この言葉だけで泣けてきてしまう。自分は東京の人間ではないのに。でも、いろんなところを回ってやっと東京に帰ってきたと言うメンバーの歓びがこちらまで伝わってきてしまうから。

気のせいか、アッキーが今にも泣いてしまいそうな雰囲気。時々見せる満面の笑顔も泣くのをこらえるためなのかな?こんなに楽しい元気な曲なのに今までのツアーでの想い出がいろいろ甦ってきてしまい、そしてこの時を迎えられた事がとにかく嬉しくてこっちまで涙が溢れそうになってしまう。
途中、アッキーが私の目の前の柵に腰掛けようとしたものの上手く行かず断念。後ろから押されていたので座りやすいようにスペースが空けられなかったからなぁ〜

いやいや、まだ泣くには早いぞ!と言い聞かせ、夢の旅人では、とにかく「今」を楽しむことに集中する。後ろから押されているのと、足元に自分の荷物を置いてしまっているのでいつものように飛べない。残念だけど、今日はその分ステージのメンバーの姿をしっかり見る事にする。
“夢見る友の姿は誇りに満ちてる”の「友」のところで、リーダー、棗さん、イチローさんを一人ずつ指差すアッキー。この曲の中の一番好きな歌詞と言うのもあってジーーンと来てしまう。

あぁ〜すべてが懐かしい!東京ただいま!!

そう言うアッキーの言葉に何もかもが凝縮されているのが痛いほど伝わる。お帰り!と答える会場も温かい。
12月に「始めよければ全て良し」で始めたツアーも、ずっと回って東京に戻ってきて「終わりよければ全て良し」にしたいと思ってたけど、こんなに盛り上がってるなら心配は要らないと嬉しそうなアッキー。そう言えば、ツアー初日の宇都宮はどうなることかと正直ファンの私たちまで心配になったもんなぁ〜

そして次の曲三日月夜へ。ツアー初日に初披露され感動した曲だよなぁ〜しっとりとした曲調のせいで回想モードが加速。
相変わらず泣きそうなアッキーの顔。それを見ただけでこっちまでウルウル来るのでリーダーのギタープレイに注目したり。最後、「三日月夜でした」と言うアッキーが両手で丸い「月」を作って二コリ。

 元気ですかーー! 元気が一番!元気があれば何でも出来る!!

恒例の叫び声&猪木マネでリーダーのMCタイム。会場中から元気な返事が返って満足気なリーダー、ずっと北を旅してきて一昨日の長野までは何ともなかったのに、東京に帰ってきた途端に花粉症の症状が酷くなったと

 ゥガァァァァーーーーー花粉症のバカヤローーっ!!

と叫ぶ。
あぁ〜その叫びたくなる気持ち、凄く分かるぅぅぅ!!私も長野から夜行列車で帰る時、名古屋に近づくにつれてだんだん症状が酷くなってきたもんな。あの時はほんと叫びたくなった。

そして、この中で花粉症の人!!といきなりリーダーが会場に向けて質問!このツアーでリーダーが投げかけた質問に一度も手を挙げる事が出来なかった私…コブツイライブは何度も見てるし、地元でのライブはなかったし…
最後の最後でやっと手を挙げることが出来て嬉しくて、めいっぱい大きな声を出して両手を挙げてしまう。うっとうしい花粉症だけど、この時ばかりは本当に花粉症で良かった!と感激。

私の他にも結構たくさんの人が手を挙げたのを見て、良いね〜よっしゃ!!ってリーダー、花粉症が悔しいなと思ったら、一番花粉症が辛いであろう環八と甲州街道の交差する場所でバカヤロー!!と叫んでみるのも良いかとアドバイス…でも、その後どうなるかは分からないけどって!!そんなの嫌だ。でも一度やってみたいな…我、チャレンジャーなり。
そうやって東京に帰ってきて悔しい事もあったけど、やっぱり東京は良いね〜 と遠くを見つめて話すリーダー。

東京はいろんな人がいて、悔しいけど魅力的なんだとリーダーは続ける。それだけ多くの人がいると言うことは、それだけ出会い別れのチャンスがたくさんあって、そんな経験をして少しずつ大きくなれれば良いなという事で、出会いと別れの成長の歌…サクラサクへ。
曲への繋ぎのための話だったとは言え、私は津軽弁で話すリーダーが一番輝いて素敵に見えたけどな〜東京には魂まで売って欲しくないと密かに願ってしまう。

続いてカモメと水平線。普段なら思いっきり身体を動かして楽しむ曲なんだけど、さすがに今日は出来ないので唯一自由に動かせる腕をブンブン振り回して曲を楽しむ。会場のノリもさらにヒートアップ!男子諸君の掛け声が物凄く勇ましい!!メンバーも本当に嬉しそう。

雰囲気がガラリと変わって、リーダーによる恒例となった曲紹介。
この紹介も回を追うごとに内容が濃くなってきたよな〜なんて感心している中、ステージに片膝をついたアッキーがマイクスタンドを持った手をプルプルさせながら中央に移動させている。相変わらず普通には動かせないアッキーが面白い。 今日もアンプの陰に身を隠した木村君が忍者のようにアッキーの脱いだ上着を受け取っている!

気合いの入ったリーダーの紹介で抜け忍の恋へ。イントロでの最初のアッキーの動き、今日は何で来るかヤマを張ってみたけど手裏剣飛ばしだった。しくじった!この時のアッキーの動きが実はちょっとした楽しみになっていたりする。
それはさておき、今年最初のコブライブとなったツアーとは別のNACK5のイベントで披露されたこの曲、曲後あまりの衝撃に硬直してしまったほどだったのだが、その後のツアー中に何度聴いてきてもやっぱりその硬直感は変わらない。回を重ねるごとにだんだん迫力が増してきているし。

漆黒の闇の中を照らしている赤い光がパーーーッっと弾けて辺り一面キラキラ輝くオレンジ色になるような感じでからまる糸に突入。この曲で跳ばずにいたのっていつぶりだろう??斜め後ろの相方たちはギュウギュウに押される中でもしっかり跳んでいる!それを見たら跳びたくてウズウズ。
スキを見ては跳んでみるもののすぐに後方からの押しで断念せざるを得ないので上半身だけでめいっぱい頑張る。

ここの会場の最前の柵は私の身体にはちょっと高め。しかも網みたいになっていて足元までしっかり張られているので足を前に出す事も出来ない。後ろからの押しに耐えるために柵の上に両腕を置くと足は背伸び状態になってしまう。その背伸びしたかかとの下に後ろの人の足があったりするのでライブが始まった時からずっと背伸び状態。
普通ならきっと耐えられない辛い状況なのかもしれないけど、この丸3ヶ月間の怒涛のライブ参戦でしっかりふくらはぎを鍛えてきたおかげかぜんぜん平気な事に自分でもビックリ!

これまたツアーでは恒例となったアッキーのカッコ良い口上から東西南北 日本の空に突入。
アッキーは39ヶ所全ての会場の名前をここで言ってきたんだよなぁ〜あっ!でも民謡のときもあったな、そう言えば。全部ではなかったか…
フロントの3人が客席にグッと身を乗り出してくる!リーダーは激しく雄叫びを上げて。客席もその気迫に答えて掛け声をかける。この瞬間は熱い身体がさらに熱くなってしまう。コブライブの中でも本当に好きな瞬間のひとつ。いつもならリーダーの煽りにめいっぱいのジャンプで答えるのだけど、今日は出来ないのでめいっぱい大きな声を出して拳を力いっぱい突き上げる。

曲の最後、ありがとう!を連発するアッキー。そして39ツアーのライブが遂に終了…ステージを去るメンバーに会場中からこれでもか!とばかりの激しい拍手とメンバーへの声援が飛び交う。
いやいやこれで終わりにはさせないぜ!!アンコールを叫び始めたけど、後方のほうからの男子達の気合いの入った掛け声が起こったので手拍子だけして任せてしまう。秋田でやったあの息の苦しい掛け声。やっぱりみんな苦しそうでなかなか続かず苦戦している模様。やけっぱちになって叫んでいる男子もいる…頑張れ!!

ふとステージを見ると、木村君が黒のギターのシールドを外して青緑のギターにチェンジしているじゃないか!!いつもアンコールで出てきたリーダーがシールドを変えるリアクションが楽しみなのに〜!隣のリーダーファンのコブ友と密かに悔しがってしまう。


そしてメンバー登場に沸きあがる会場!!そんな会場の様子を見てリーダーが熱いね〜とひと言。そして今日、ライブに初めて来た人!!と呼びかけると結構たくさんの人が返事。どうだった?の問いかけには楽しい!最高!!と元気な声がいっぱい。
さらに何回も来た人はどう?って聞いてくれた日にゃ〜言うまでもなくアホか?ってくらい激しく答えてしまう。もちろん会場中からもたくさんの元気な答えが返る。

みんなの気持ちが伝わったか、たぁー−っ!と気合いの入った掛け声と動きでギターを手にして、次回ワンマンライブで会える時までその熱い気持ちを忘れないようにもう一発熱い曲をと、嵐に住む人に激しく突入!棗さんもマイクを食べてしまう勢いで一緒にシャウト!
無理だと分かっていてもやっぱり自然と身体が動いてしまう訳で…会場中の人がひと塊になって跳んでいる感覚に楽しさも覚えつつ

全国39ヶ所を回ってきて東京が一番だと証明するためにみんなの持っている力をひとつにして俺の言った言葉を返して欲しいと掛け合いタイムへ。まずはいつもの祭りの掛け声、ラッセーラー、スイスイ、エラヤッチャ、エンヤコラ…狭いスペースでも思いっきり身体を動かす。イッチョメなんて周りの人の迷惑顧みず思いっきりジャンプしてしまう。ツアー最後なんだからやっぱり暴れたいのさぁ〜!

そして天井を吹き飛ばすくらいの勢いで言うように!と言うアッキーの指示でセイヤ!セイヤ!の掛け声。どの祭りの掛け声か説明がなかったけど浅草三社祭?東京人なら説明なくても知ってるって事か??やっぱり最後はワッショイで激しい盛り上がり!

大きな声援に包まれてステージを去るメンバー。いやいや、まだまだ!!もう一曲、あの曲を演ってもらわないと、親指を腱鞘炎にしてまで紙を切りまくった甲斐がなくなってしまうってんだ!アンコールを叫ぶ声にも自然と力が入ってしまう。


そしてやっと登場のメンバー!!勢いよく登場のリーダーがマイクに頭をゴツン!とぶつけてしっかり笑いを取る。ここでイチローさん!と思いっきり叫んだと同時に、急に会場中が静かになり焦ったぁ〜!!物凄く響き渡ってしまったもんなぁ〜肝心のイチローさんは微妙な反応で笑わせてくれる。

元気な様子の会場を見て、リーダーがみんな力が有り余っているようだけど、そんなんじゃ駄目だ!力使い果たしてくれないと困るぞ!と忠告をしてから、もう一曲熱いのをぶちかますiから己の持っている体力の全てを使い果たせ!燃えろーー!!!と激しいシャウト!それに会場中が激しく答える!!

そんな勢いのある雰囲気とは裏腹に、始まったのはとてもゆっくりした重めのリズム。何が始まるんだ??そのリズムに乗ってアッキー登場!そして歌い始める…

   あぁ〜〜日本のどこかにぃ〜〜
              私を〜待ってる〜〜人がいるぅ〜〜〜


最後は会場のみんなも一緒になって熱唱!!みんなノリが凄く良くて笑える。

確かに、このツアーでいろんなところを回っていろんな人と出逢って、またコブライブを楽しみにする人が全国に増えた…アッキーを待っている人がたくさんいるって事だよなぁ〜と考えてたら、マイクを足元にそっと置きステージを去ろうとしているアッキー。それは百恵ちゃんを意識しているのか!!
思わずアキラぁぁぁーーー!なんて呼び捨てにして叫んでしまったよ。会場中からもアッキーを呼ぶ声が耳が痛くなるほどかかり、そんなアッキーはこちらを振り返りまたマイクを持って

  止めて…

と眉間にしわを寄せて悲しそうな表情で小さく呟く。

ゆっくりしたリズムがだんだん速くなっていき、お馴染みの軽快なリズムに!!最後にとびっきりのナンバーでぶっ飛ばしていくぞ!一緒にこの船を海に出すぜーー!!と運命船サラバ号出発にドッカーーーン!と突入。待ってました!!
目の前にやってきたアッキーに手を出したら、ポン!と叩かれてしまった。あまりのたくさんの手に握っているヒマもなかった模様。

そしてみんなでハイ!ハイ!の時間がやってきて、俺の話を聴いてくれとアッキー。

1999年にデビューして以来、ずっと運命なんていうなと自分たちの目の前にあるでっかい運命を切り開こうとして一生懸命頑張ってきたけど、原点に戻ってライブでお客さんに逢うためにスタッフと共に6人で心を合わせてひとつの車で日本全国39ヶ所を回ってきました…

大雪に見舞われ雪道を運転してくれたスタッフ…


とアッキーが話す隣でリーダーが車を運転するジェスチャーをするものの、どう見てもそれはトラックのハンドルだろう!!と思わず吹き出してしまう。

39ヶ所を乗り切るために飲み会の席で盛り上げてくれた人…

には、アッキーをはじめ、みんなの視線がドラムの方に向いたのも可笑しくて。

そして夜の蝶になった人も…

って、誰だそれは!!会場からも「誰?」「教えて〜」の声がいっぱいかかるのに対してだんだんリーダーが小さくなっていってしまう。どんな蝶になったんだろう??気になる!気になる!!
そして

…ライブ前、やることに物凄く疲れていた時もあって、重たい身体を引きずって、俺たちは今日ステージで死ねるかなんてバカな事も考えた時もありました…

全部ではなかったけど、私もずっといろんなところに参戦して、常に全力のライブを見せてくれたメンバーを見てきたけど、やっぱりそんな時もあったんだねとしみじみしてしまう。
そんなアッキー

でも、ここは死に場所ではない!!やっていくうちにみんなの笑顔を見てだんだん調子が良くなってきて、やっぱり俺たちの生きる場所はここだ!

と再認識できたと。

もう、この言葉には泣けてしまった。自分の笑顔がメンバーを元気にしていたって言うのも本当に嬉しい。このツアーにいっぱい参戦できて本当に良かったと心の底から思わずにはいられない。
こっちこそツアー中にいっぱい元気もらって仕事までも頑張れたのはコブのおかげなのに。コブと私達ファンのそんな「良い関係」がこのツアーで交わされていたんだなぁ〜と思うと、コブに出逢って本当に良かった!と叫びたくなる。

 みんなの生きた顔を見せてくれ!

とアッキー。運命なんて言うな〜の後に続くハイ!ハイ!はこれまでにない大きなもの。
自分達の力がコブを元気にするなら、もうなにもかも全て出し尽くしてやる!!と言う勢いがみんなから感じられる。

そして、企画実行の時!さぁさぁ出発だ〜!!の後、みんなで一斉に紙吹雪を撒く。目の前が色とりどりになってステージが見えないくらい。最後の最後まで手元にある紙吹雪を撒きまくる!!ワッティ氏が後ろで回しているビデオに一瞬でもメンバーが見えなくなるくらいの量を撒きたい!と言うのを目指していたのだけど、どうだろう??
紙を切っていた時、この時の状況を想像しただけで感極まってしまってたのに、いざとなると撒くことに必死で泣いているヒマもないほど。紙吹雪が無くなった頃に曲も終了。

ステージの上も下も物凄く色とりどり!アッキーの顔にもピンク色の紙切れが何枚も付着!!

 みんないい顔してました最高!

とアッキー。
あぁぁぁ!!遂に39本のライブが終わってしまった!!感極まって大泣きするだろうなぁ〜と思っていたけど、スッキリカラッ!としていて自分でも爽快な気分。全てが無事終了した事がとにかく嬉しくてメンバーに拍手を贈りまくる。

今度会うときまで元気でな〜〜!!と言うリーダーの言葉を残してステージを去るメンバーに大きな更に拍手と歓声。思わずお疲れさま!!ありがとう!!と叫んでしまう。もうそれしか言えない。


何もかもが終わってぎゅうぎゅうに詰まっていた人がだんだんはけて行き、一瞬放心状態。ぼ〜っと誰もいなくなった綺麗な色になったステージを見ていて、ふっと我に返り急いで足元の紙吹雪を片付け開始。みんなの頭に乗っかったり、胸元にまで入っている紙吹雪を見て、その壮絶さを思い知る。
周りの見知らぬコブファンの方まで手伝ってくれて感動。中にはお礼を言ってくれる人までいて…撒いている時は必死で、ステージ上のメンバーすらも見えてなかったけど、お礼を言われたって事は良い感じになったのかな?と、ホッとする。

たくさんの方に協力してもらったおかげでかなり片付いてきたところに会場スタッフさんがやってきて、後はこっちがするからロビーに出てくださいと言われる。こんなに散らかしてしまったのに申し訳ない気分になったけど、ぜんぜん構わないと笑顔で言われて心がほわっと温かくなった。
なんて良い会場なんだぁ〜この素晴らしい会場の協力もあってこの企画が実行出来たのだから感謝するばかり。

着替えを済ませドリンクを交換しようと思ったら、券がない!!仕方がないので金を払って生ビールを購入。むーーん、最高の一杯!!
そして物販でライオンバスのテープとTシャツを購入して、マングースの中村さんにご挨拶。穏やかな感じの方…その隣で行列を作るファンのサインに応じるリーダー。この東京でもしっかり物販に出てきていた事に感動。

ふと後ろを振り返ると相方がRM氏と話していて、叫び声を!何だ?と近づいていき衝撃事実を知らされてしまい、RM氏に蹴りを入れてしまう。泣いてもおかしくないくらいの出来事だったけど、不思議と涙は出なかった…突然の事でショックの方が大きかったんだろうな。

アンケートを書いて物販に持って行き、リーダーに39ツアーのチラシに記念のサインをいただく。疲れているだろうから恐縮していたけど、快く応じてくれてさらに感動。そして外に出ていつものように機材の積み込みを見届けた後、御一行様のお見送り。

あるコブファンの子が、用意してきた花束をメンバー・スタッフ全員に渡している!最後に受け取ったワッティ氏、ポーカーフェイスで4649号に乗り込むけど、その口元が微妙に緩んでいるのを目撃してしまった。木村君みたいに素直に喜べばいいのにぃ〜

かくして、私が今まで参戦した中で一番たくさんのファンに見送られて会場を後にする御一行様。本当にお疲れ様!!そして、コブに出逢って本当に良かった!と思える素晴らしいツアーをありがとう!!また是非こんなツアーをやってね〜〜!!楽しみに待ってます。

4649に乗れなかった木村君とRM氏が徒歩で会場を後に。もちろんみんなで拍手でお見送り。
コブから離れてしまう二人…照れくさそうに腕を組んでステップで去っていく後姿をしっかり目に焼き付ける。もう二度と会えない事はないのだけど…



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