ザ・コブラツイスターズライブレポ

「蛇の道」レコ発ツアー
2003.2.6(木) 高知キャラバンサライ

チケの問い合わせをしたら物凄く丁寧な返事をもらったと相方から報告を受け、平日だけども仕事を休んで参戦する事に決定!

45分遅れた飛行機で名古屋を発ち高知入り。空港の到着口から出るとなにやら賑やかな様子。
もうすぐ羽田から着く飛行機に西武ライオンズの選手が乗って来て、キャンプインするらしい。そのセレモニーがあるのか!!ミーハー心をグッと抑え、後ろ髪引かれつつ夜行バスで早朝に高知入りしている相方との待ち合わせ場所の高知城へ向かう。

市内行きのバスに揺られていると、高知城に着いたという相方から衝撃の内容のメールが!!なんと御一行様も高知城に来ていると言うではないかい!
でも、私が到着する頃にはもういないだろうと思い、城までのキツイ階段を死にそうになりながら登り、あまりの良い天気で暑くて汗びっしょりになりつつ、相方がいるらしい入場券売り場に向かおうと門みたいな建物に入った目の前に御一行様がぁ!!通路なので逃げも隠れも出来ない。ラジオキャンペーン組のアッキー&ワッティ氏を除く4人で観光に来られていた模様。

焦る私をジロリと見てさっさと先を急ぐイチローさん、目を丸くして一瞬立ち止まったリーダー。何だか申し訳なくなってしまう。すれ違いざま、木村君と棗さんが私を見て笑っていたのがせめてもの救いか。偶然(?)とは言え、緊張の一瞬だった。

その後、相方と合流。城を見学してホテルにチェックイン。会場に向かう前に腹ごしらえとして高知の郷土料理をたらふく喰らう。もちろん地酒も一杯。ホテル代よりも高くなってしまった食事に2人で大笑いして会場へ歩いて向かう…たまにはこんな贅沢も良いっか。

ダラダラしていたので既に開場していたのだが、リーダー前の最前が空いていたのでそこに落ち着く。程なくしてイベントのスタート。今日はコブの前に4バンドが登場。
Sang☆33HzCrawl up!、そして4番手のTHE LOW LIFEがなかなかに私達の心をくすぐる良いバンドだった。ボーカルの兄ちゃんが良い味出していて、曲も良い!高知を拠点に四国を中心に活動しているらしいが、是非とも本州でもライブをやって欲しいものだ。また見たい!CDも買ってしまった。

そしていよいよコブの登場!!いつものようにセッティングが始まって、イチローさん、リーダー、棗さんがステージに登場するとかすかにざわめきが起こっているので、前のほうにいるのはきっとコブ目当ての人達なんだろうけど、コブT着用は私達2人のみ。


そして遂にライブのスタート!1曲目は七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜。演奏が始まってもみんな拍手するのみで大人しい。アッキーが登場してわーー!!と騒いでいるのはもしかして私達だけか?なんだ!なんだ!?こんな盛り上がる曲なのにぃ〜いろいろ気になることが多すぎるけど、周りを気にせずとにかく楽しむ事に集中。
いつものようにめいっぱい身体を動かし、跳んだり腕を振ったりするけど、私ら凄く浮いてしまっているのか!?最後の方になってやっと周りの人たちもアッキーに合わせて手を振っていてちょっと安心。棗さんvsリーダーのバトルは棗さんがリーダーのデコをガシッと掴むワザを炸裂!

いつもとはちょっと違った雰囲気の中、夢の旅人へ。いきなり歓声が起こる。おお!やっと高知の人たちの心がほぐれたかな?会場の雰囲気がガラっと変わった感じ。アッキーの良い笑顔での煽りもあって、周りの人たちもだんだん身体を動かしてきている。
そんなアッキーの今日のいでたちも白地のシャツの下に紫星マークT、赤ジーンズとかなり微妙。
曲が終了後、大いに盛り上がる中で、相方が「良かったねぇ〜」とひと言。本当に盛り上がって良かった!

アッキーによるMCタイム。アンパンマンを産んだこの高知でライブをやるのは初めてで、しかもこのキャラバンサライでずっとライブをやりたいと思っていたから凄く楽しみにしていて、このステージに立てて嬉しいと言うアッキーに会場から歓声と拍手。私もここに来れて本当に嬉しい!!
そして、硬いことは抜きにして柔らかく、柔らかく…と言いつつなぜかだんだん腰が引けていくアッキー。なんだぁ〜そのポーズはっ!!思わずツボにはまっているうちに、柔らかい曲を…と三日月夜へ。いかんいかん、笑っている場合じゃない!!

高知は明るいなぁ〜!

と、元気よくリーダーによるMCタイムへ。高松から移動してきて、トンネルを抜けたらパッとセロファンを一枚剥がしたかのように明るくて天気も良くて眩しくてさすが高知!と思ったらしい。
東京では桜は3月中旬頃に咲くけど、高知はどうですか?と言う問いかけに誰も答えず静かな沈黙が漂う中、高知の人はこの中に誰もいないのか?と困った表情のリーダー。何とか私の隣にいた女の子がリーダーとマンツーマンで言葉にならない会話。隣にいてその女の子の緊張と嬉しさがビシビシ伝わってくる。
結果、高知も3月中旬頃に咲くらしいという事が判明。同じだった…と小さく寂しそうに囁くリーダー。高知はあまりにも暖かくて思わず春を感じてしまったとサクラサクへ。

いつものごとく、相方と2人でオリジナルなフリをしていたらいきなり笑い出す相方。ふと見ると棗さん側の2列目にずらーーっと並んでいるLOW LIFEファンの若い女の子達が私達のアホなフリを楽しそうにマネしているではないかぁ!!可笑しくてたまらなくなる。これは正式なフリではないんだよ〜ごめんよ。でも、こうなったらとにかくいろいろ動いてマネして楽しんでもらおう!と頑張る事にする。

続くカモメと水平線では、まだこれと言って決まったフリはないのだけど、最近思うままに手を動かしたり振り上げたりしていて、今日もそれをそのままやっていたのだけど、久しぶりに隣同士でライブを楽しむ相方との手の動きが打ち合わせもしていないのにバッチリ決まってこれまた可笑しくてたまらない。私らは一心同体か??

薄暗くなったステージ、雰囲気がガラっと変わる。静寂の中、棗さんが奏でるベースの音が低く響く。それにイチローさんのシンバルの音が加わる。アッキーがドラムセット前に置かれていたマイクスタンドを持って小刻みな動きで中央へ。カッコ良い雰囲気なのに笑いが起こってしまうのがコブらしい。
リーダーにスポットが当たり、曲紹介が始まる。途中言い回しを間違えてしまったリーダー、客からもアッキーからも笑われるものの、全く取り乱すことなく自分に違う!と言って、正しく言い直して話を続ける。さすがリーダー、大物!!そして抜け忍の恋へ。

ステージ前方左右に設置された赤いライトが真っ暗になったステージにいるメンバーを照らし出す。これが曲に凄く合っていてとんでもなく素晴らしく、思わず相方と顔を見合わせて感動を分かち合う。
その勢いで今日は力を込めてアッキーと一緒に印を切る。忍者に詳しいコブ友に教えてもらったとおり左手は腰。初めて見た人達はこんな私らの姿を見てどう思うのだろう??とふと思いながら…

間奏でアッキーが棗さんの影に隠れ、しゃがみこむ。そしてそのままの体勢で中央に移動。カッコ良いんだかカッコ悪いんだか。アッキーのやることは摩訶不思議。でもそんなアッキーがとても魅力的に思える私も変なんだろうか?

あまりのカッコ良さに客席からの感嘆の声が漏れる中、元気よくからまる糸へ。跳ぶでぇ!!周りの人たちの参考になっているかも知れないという思いから、全く手が抜けなくなってしまっている私と相方。かなりのプレッシャーを受けながらいつも以上に2人で跳び踊りまくる。

ふと気がつくと周りの様子が変??気にせずに跳んでいたけど、後から相方に聞いた話、私らがあまりにも激し過ぎてついていけないと感じた子達が引いてしまったのではないか?と。あかんやん!!それでも、私の隣にいた女の子は私らなど関係なく凄く楽しんでいたからヨシとしよう。
曲後のダンスも今日もまた激しい!リーダー狂いまくり!!奇声を発して踊りまくるリーダーに思いっきり声援を送ってしまう。

続いてアッキーの口上から東西南北 日本の空に突入。イントロもリーダーに煽られてたくさんの人が掛け声を。周りの人も一緒にジャンプしてくれているのが嬉しい。
途中、リーダーが突然チューニングを始める。歌いだしの特徴的なギターメインのフレーズ部分なので一気に曲が寂しくなってしまいアッキーも心配そうにリーダーを見るが、リーダーはいたって冷静沈着。的確に素早くチューニングを済ませている姿にまたもや感心。さすがリーダー!!

♪日本の海〜の後、鰹の一本釣り!と言って、三線を一本釣りの竿に見立てて必死に鰹を釣り上げるジェスチャーをするアッキー。とことん楽しませてくれるなぁ〜最高!!かなりの人の心を掴んで大盛り上がりのうちにライブは終了。


ちょっと心配にだったけどみんな当然のようにアンコールをしてくれてホッとひと安心。中央最前にいる男子がかなり熱くて頼もしい。
そして再びステージに登場のメンバー。元気だな〜!元気があればアンコールも出来る!とリーダーによるすっかり御馴染みになった猪木マネも飛び出し、始まった軽快なリズム。うおーー!そう来るかぁ!!3連チャンだからか??ライブ内容よりメンバーの身体のがやっぱり大事だから文句は言うまい。とにかく楽しむのみ!

アッキーがヨッチョレよ!ヨッチョレよ!と掛け声をかけながら登場。
みんなの中に熱い血が流れているのをひしひしと感じる!海も見えるから俺達とみんなのサラバ号を出発させるぞ!さぁ行くぞー!踊るぞー!!とみんなを煽りまくって運命船サラバ号出発へ!

そんな事言われたらもう踊るしかない!いつも以上にハジけまくる!!今日は久しぶりにアッキーが客席に手を伸ばし握手してみんなと触れ合う。やっぱりこうでなくっちゃ〜!みんなでハイ!ハイ!の時間も取らず、とにかくノンストップで突っ走る。
今日はこれが最後だからと相方と一緒に力を振り絞ってめいっぱいラストのジャンプ!!苦しいけど、本当に楽しくて気持ちいい!!サイコーーっ!!

ステージから去るメンバーに客席のあちこちから声が…甦る人々やってぇ〜!魂交差点やってくれ!!おおぅ!リクエストがかかっているよ!熱いぜ高知!!
そんな声に

またワンマンで来たときにね〜

とリーダー。高知でもワンマンやる予定があるの!??それは凄いぞ!信じていいのかぁ??

魂交を聴きたいと叫んでいた最前中央の男子がまだまだ物足りない様子でアンコールを始める!
おっ!やるか!!乗ったぁぁぁぁ!!相方と同時にアンコールを叫ぶ。疲れているだろけどやっぱりもっともっと楽しませてーーー!!!もうだめか?と思った時にリーダーが凄い勢いでステージに登場!!あぁ、叫んだとも〜叫びまくったさ。嬉しいのなんのって!!


熱いなぁ〜とちょっと呆れ気味のリーダー、みんなの熱さに答えて特別に1曲だけやってくれると言ってくれる。その前に恒例・ひとつの質問!!心なしかギターの音も疲れてマイナー気味?初めて見た人!と言うリーダーの問いかけに会場のほとんどの人、8〜9割の人が元気良く手を挙げる。
うわーーー!!前の方で楽しそうにノっていた人達もみんな初めてやったんかぁ!!みんなすげえよ!メンバー以上に驚いてしまう私達。

初めて見たみんなから素晴らしく嬉しいライブの感想をもらったリーダーもかなり嬉しそう。今度来るまでにこの熱い気持ちが消えないように熱いヤツをお見舞いするぜーーーー!!!とシャウトするリーダー。まさか!?と頭を抱えると同時に嵐に住む人ォォォォォ!!!ひょえ〜〜〜っ!!もうさっきのサラバで出しつくしているよぅ。フラフラになりつつも、無い力振り絞って跳びまくる。

2コーラス目に入る前の棗さんのベースプチソロの時にいつも棗さんに向けて指を差しているんだけど、アッキーとリーダーも私らと同じように両手の人差し指で棗さんを指差していたのがちょっと嬉しかったりもして。

そしてお楽しみ掛け合いタイム。まずはらっせ〜ら〜からイッチョメまでのお祭りの掛け声。みんなもメンバーに合わせて一緒に踊っているのが楽しい!続く御当地モノ掛け合いは、さっきのサラバでもアッキーが言っていたけど、よさこいで。

アッキーのヨッチョレよ!ヨッチョレよ!ヨッチョレ!ヨッチョレ!ヨッチョレよ!で返して欲しいと。これは高難度だな〜と思っていたけど、さすが地元高知の人たち、みんな最初っからバッチリで感動。素晴らしい!土佐っ子ばんざい!!リーダーもかなり嬉しそうで激しく奇声を挙げている。掛け合いの最後はワッショイ!でシメ。

大盛り上がりの中、両腕を挙げて身体を前後にクネクネさせるアッキー。相当ぶっ飛んでいる姿にクラクラ…好きだぁぁ!!最後のシメの前、ガッと大股開いて力強く綱を手繰り寄せるジェスチャーをするアッキーに相方と引っ張られるジェスチャーで答える!楽しい!!
ステージを去るメンバーに会場中からの大きな拍手と歓声が沸き起こる。

いつもとは違ったセットにペース配分が狂って何もかも出し尽くしてしまい、床に座り込んだらしばらく動けなくなる。
最初はどうなるかと思ったけど、いやいや素晴らしいライブになりましたがな!高知サイコーー!!


着替えを済ませて、ドリンクのアルコールでヨッパになっている相方と2人っきりで外へ。昼間あんなに暑かったのに、凄く寒くなっていてビックリ!高知も夜はやっぱり寒いのね〜
4649号への機材積み込みが終了して、出て来られた御一行様。リーダーとアッキーが握手をしてくれて感動。2人っきりの時は握手してもらえないものだと思っていたので一気に舞い上がってしまい「お疲れ様でした」としか言えない状態。そして4649号で会場から去る御一行様を見送り、私達も会場を後に。

あとで落ち着いて思い起こしてみると、リーダーもアッキーも私達に「お疲れ様でした」と言ってなかったっけ??と言う話に。そう言われてみればそうだったような気が…ちょっと嬉しくなってしまった。

繁華街の大手町筋のラーメン屋でプチ打ち上げをしてホテルに戻る…ほんの数10m離れた所にある別のホテルの駐車場に見覚えのあるワゴン車が止められているのを発見してしまい動揺。明日は松山でライブなのでどうか朝まで部屋呑みとかしてないでゆっくり休んで欲しいと願うばかり。

それにしても久しぶりに充実した旅だったな。楽しかった♪



戻る