ザ・コブラツイスターズライブレポ

「蛇の道」レコ発ツアー
2003.2.3(月) 神戸パインフィールズ

仕事が終わってからでもライブには間に合うけど、帰りの手段が見つからずに参戦予定から外していた今日のライブ、大津に行けなかったので代わりにどこかに行きたいなぁ〜と思っていた時、相方がちょうど仕事が休みになり急遽参戦を決定し帰りに車で送ってもらえる事になったので、私も急遽参戦決定!!
相方以外誰にもナイショでその日を迎えたのである。しかもコブライブ3連チャンは実は初めて!チャレンジャーの血もかなり騒いでいた。

早退して神戸に向かうつもりだったけど職場の人が体調不良で早退したため、定時に仕事を終えて近鉄特急→大阪環状線→山陽線新快速を乗り継いで三宮へ。新快速に乗ってすぐ相方から3バンド目のライブが終わったとの報告メール。
今日はコブの前に4バンドが登場するので、4バンド目のライブ中には何とか着けるだろうと言い聞かせる。三宮からちょっと迷って会場着。螺旋階段を登って会場の4階に入ってビックリ!入り口まで人で溢れ返っているじゃないか!!

とりあえず着替えを!と思い、人を掻き分けステージ横にあるらしいトイレへ。ライブが行われてないと言う事は、次はもうコブの出番か!?ふとステージを見ると木村君がドラムのセッティング中。ギリギリやんけーー!!ナイスタイミング!
トイレで京都のコブ友とバッタリ!でも、私が見に来ていて当然なのか全然驚いてくれない。ガッカリする間もなく慌ててライブ仕様に着替えるが、果たしてどこで見るか!?人でギュウギュウの会場、もうどこにも私の入るスペースがないのでそのままトイレの前のステージ隅っこで、さっきの京都のコブ友と一緒に見る事にする。彼女も自分の位置に戻れなくなったらしい。

その場所は思いっきりスピーカーの影なんだけど、スピーカーを乗せている台が鉄骨の枠だけなので、その隙間からステージは何とか見えるのだ。無理して人の間に突入するより、ここのがもしかしたら見やすいし、思いっきり動けるかも。

そうこうするうちにイチローさん、リーダー、棗さんが出てきてチェックを始め、ライブのスタート!!
オープニングは七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜。アッキーが登場すると更に盛り上がる会場!周りにあまり大暴れしてライブを楽しむ人がいなかったけど、そんなの気にせずとにかく楽しむ事に集中する。思っていた以上にステージの様子も良く見えて嬉しくなる。

それにしても今日のアッキーの出で立ち…黒のNewコブT(小プリントのほう)と白地に赤い龍のシャツに赤ジーンズ。アッキーらしいと言うか、3連チャンでその組み合わせしか出来なかったのか、とにかくえも言われぬ組み合わせにいろんな意味でクラクラ。
ギターソロの終盤、リーダーと棗さんのバトルは棗さんがリーダーにエルボーを喰らわすと言う大技に出てビックリさせてくれる。

続いて夢の旅人。静岡に続く恐ろしいまでの会場の状況。小さな会場に一体何人入っているんだろう?そして今日見に来ているステージ前辺りにいるであろうみんなは無事だろうか??ちょっと心配になりつつ、めいっぱい身体を動かして楽しむ。アッキーの笑顔が素敵。

そしてMCタイム。たくさんの人を前にアッキーも興奮気味??近いぞ!近いぞぉーー!!と言いつつ身体を客席にグーーっと乗り出す。触れ合えるくらいの近さが気持ちがいいとアッキー。
触れ合っても構わないから…変なことをすると怒るけど、とりあえず

接吻以外は何でもいいから最後まで楽しんでいってください!

なんて言ってるしぃ!!
え!?じゃ、じゃぁ〜その眩しすぎるモリっとした部分に触れてしまってもOKなん!?うきょーーーーーっ!!!!思わずテンションが上がる私、ふと我に返ってアッキーに触れる事の出来る位置にいなくて良かったとホッとする。アッキーの前にいたら取り返しのつかないことをしてしまうとこだったよ。ヤバイヤバイ…あぁ、ヤバイ。

隅っこで独りで興奮したりホッとしたりしているうちに三日月夜へ。さっきまでの興奮を冷ましてくれる優しい曲に心も穏やかに。

そして神戸の皆さん元気ですかぁーーー!!とリーダーに会場から大きな歓声。
コブライブには黄色い声援より男子達の野太い声が似合うと思うのは私だけか。ここ神戸も男子ファンの雄叫びが凄くて頼もしい限り。

この楽しみにしていた神戸のライブの前にゲームセンターに行って遊んでいるヤツは誰だ!?

と言いながらこっそりと自ら手を挙げるリーダー。
時間がちょっと空いたので三宮の東側の渋いゲームセンタに行ってシューティングゲームで声を出してしまうほどかなり熱くなってしまった後、帰るときに「今日ライブ見に行きます!」と声をかけられてしまい、いつから見られていたんだろう…エッチなゲームじゃなくて良かったとホッとしたという話を。
そのときアッキーがマージャンをするジェスチャーをしていたのを見逃さなかったぞ!!さてはエッチなゲームを楽しんだ経験ありだな、アッキー!!

そんなゲームセンターでのコブファンとの出逢いの話からやや強引に出逢いと別れの季節の話題に持って行ってサクラサクへ。
スピーカーの影の隅っこでずっと大人しくライブを楽しむ京都のコブ友とアホっちゃうかってくらい大暴れしていた私をリーダーが気付いてくれ、ニコっとしてくれる。あぁ〜リーダーありがとう。それだけでこの場で見れたことを心の底から幸せに思う。

そしてカモメと水平線へ。曲に合わせて自然と腕が動いてしまうので、そのまま独りで気持ちよく踊っていると、周りの人たちも一緒に真似して踊り始めて楽しくてしょうがない!

棗さんのベースとイチローさんのドラムの渋いBGを背にリーダーの曲紹介。その時ステージ中央に膝をついてしゃがみこむアッキーの姿が、目の前に邪魔しているスピーカーの枠にピッタリ収まりまるで額縁の中にいる感じ。物凄く素晴らしい光景になっていてしっかりと脳裏に焼き付けてしまった。
そして抜け忍の恋へ。これまで何となくこっ恥ずかしさがあってどうしても出来なかった印を切る振りをアッキーに合わせて軽くやってみる。意外や意外、いざやってみるとこれが楽しい!最後は力を込めて印を切ってしまっていた。

続いてはからまる糸。暴れるでぇーー!!跳ぶでぇ!!隣にいた背の高い兄ちゃんの足を踏みまくってしまい申し訳ない限り。あまりにも踏んでしまうので、目の前のスピーカーの枠を持って跳ぶ事に。情けなし。最後は今日もイチローさんのドラムに合わせてフロントの3人が踊り狂う。それに合わせて会場からも激しい手拍子と掛け声が沸き起こり、それに答えてリーダーがキレまくり。笑わせてくれるよ〜

そしてアッキー口上から東西南北 日本の空へ。イントロのジャンプでは、ステージからは死角になっている私のいるスピーカーの影のほうにもリーダーが身を乗り出して煽ってくれる!それに答えてめいっぱいジャンプ!!ステージ前の人たちを真横から見る位置にいる私、物凄い盛り上がりになっているぞ。

ステージを去るメンバーにかかる声もアンコールの声も、耳を澄ませば馴染みのある声ばかりじゃないか!!誰も帰ってないのにみんなアンコールは言わないのね。必死で声を上げる私の存在に気付いた相方からであろう鬼のお面が人づてに回されてくる。これを被れと言うのか??


そして登場のメンバー!!

素晴らしい盛り上がりで俺も盛り上がり!

と不自然な位置から拳を上げてジェスチャーをするリーダーにツボってしまう。遂にライブでも下ネタ解禁か??恒例の質問タイムでは初めて見た人たちから嬉しい感想がもらえて、イチローさんもドラムでそれに答える。

そして神戸と言えば、川畑アキラゆかりの地だとリーダーに言われておじいさんの話を始めるアッキー。船乗りになりたかったアッキーのおじいさんは、この神戸でいろんな人に必死にお願いしてやっとの事で船に乗せてもらえて船乗りになれたとか。だから神戸は夢が叶う街のような気がするのだと。

そして話も素晴らしくまとまったとリーダーの進行で最後の力を振り絞って真っ白な灰になるまで盛り上がってくれよー!!と嵐に住む人へ。満員状態の会場がひとつになって盛り上がっている様子が隅っこから物凄くよく見えて楽しくなる。ドラムソロの終盤、激しくなるテンポに合わせてリーダーが頭を振り出す。それに気付いたイチローさんがさらに激しく叩くと、もっと激しくヘドバンで応酬するリーダー。カッコええーーーっ!!

リーダーが乱れてしまった髪をゴムを外して直しているうちに掛け合いタイムに突入!愛よりも熱い魂をくれ!!とアッキー。
まずは恒例の祭りの掛け声、そして御当地モノ掛け合いはデッカンショ節を。そして四季折々の時節モノを大切にするという事で今日は節分!心ばかりの気持ちを持ち帰ってもらいたいと話すアッキーの後ろで袖にいる木村君から何かを受け取るリーダー。よくみると小袋に入ったつまみの豆菓子(お徳用サイズ)!! アッキーの鬼は外!福は内!!の掛け声に合わせてリーダーと棗さんがそれを会場に撒く。

どうしても欲しかったので、相方から回ってきた鬼のお面を頭に付けて、リーダーに叫んでアピール!それに気付いてくれたか、スピーカーから身を乗り出して私のほうに豆をまいてくれるリーダー!やったぁ!と手を伸ばしたら隣にいたお兄ちゃんの腕の直撃を受けたお面が顔の前に来て視界がさえぎられ何も見えなくなってしまう。それでも何とか足元に落ちたのを一袋だけゲット!ありがとうリーダー!!
最後はワッショイでシメ、大盛り上がりのうちに終了。


それでもかかるアンコールの声。誰も帰ってないぞ!それを確認して私も一緒に大声でアンコールを叫ぶ。このせいでいつも声がガラガラになるんだよな〜
そしてやっと再登場のメンバー。

みんな元気だなぁ〜元気があれば2回目のアンコールも出来る!

と猪木マネで盛り上げるリーダー。最後に熱いのをぶちかませていただきますといきなり丁寧な口調で言うのに合わせてイチローさんがお馴染みの軽快なリズムを始める。

そこへ登場のアッキー、変な動きで楽しませてくれた後、俺達のサラバ号を出発させよう!と運命船サラバ号出発へ元気良く突入!!もう、なりふり構わず暴れまくる。こんな姿を見て「コブのファンは恐い」とか言われてしまうのかなぁ??それなら本望!何とでも言ってくれ!!

アッキーが歌うのをやめてもハイ!ハイ!を続ける会場にアッキーも嬉しそう。最後はみんなステージ前の真ん中の方に殺到したので、私の周りが一瞬がらんとしてしまう。そんな物凄い盛り上がりでライブは終了。
ステージを去る前、リーダーが

 最高に熱い夜だったぜ!!

とシャウト。メンバーがステージを去った後、会場のあちこちから熱い!熱い!(暑い?)と言う言葉が聞こえてくる。本当に熱い夜だったぜぇ!!

だんだん人が会場から出ていく中、いつものごとく会場に残るのは顔なじみの面々。みんなに挨拶をするものの、誰もそんなに驚いてはくれなくてガックリ。みんなアンコールを叫ぶ声で私が来ていることに気付いたそうだ。トホホ。

着替えを済ませてドリンクの交換に。ひとつ下の階がドリンク引き換え場所らしい。そのままバンドの打ち上げ会場にも使えると言う3階のバーの前で、追い出される事もなくリーダーから受け取った豆のつまみでゆっくり生ビールを楽しみ、相方達とライブの余韻に浸る。

その後出待ちのため外に。まだ4649への積み込みも終わってないのにメンバーが楽器や機材をそれぞれ持って登場。荷物を置いてそのままどこかへ歩いていくではないか!!また今夜も呑みですかい!?くれぐれも肝臓には気をつけて…との祈りを込めて街灯のほとんどない暗い路地に消えていくメンバー4人をみんなで見送る。

終電の迫っている県外のコブ友達と別れた後、相方と地元のコブ友2人の計4人で軽く呑みへ。若いのに良い感じの店を知っているコブ友に感心。
そして相方と帰途に着く。まだあと2連チャンくらい出来ると思っていたけど、さすがに身体も悲鳴を上げる寸前。家に着いたのはもう午前4時前…3日連続で午前様帰宅。

これから浜松まで帰る相方を心配しつつも布団に入り、あっという間に朝。身体はキツかったけど、気分的にはもう1週間ぐらい経ったような錯覚に陥ってしまうほど楽しく充実した3日間だったな。



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