ザ・コブラツイスターズライブレポ

「蛇の道」レコ発ツアー
2003.2.2(日) 京都MUSE

昨日の静岡の疲れからか、思いっきり寝坊。急行で京都に行く予定だったのだが、体力の事も考えて楽な特急に変更…またしても痛い出費。
でも、健康第一優先。貯金がヤバくなったら食費を削ればいいさ。

かくして京都着。今日も帰りは最終新幹線帰宅を目指すので切符売り場や乗り場などのチェックをしてから会場に向かう。時間ギリギリだったので慌てて階段を駆け上がったら誰もいない。ふと見ると、開場時間を30分間違っていた事に気付く。階段を下りたところで京都のコブ友にバッタリ!そのまま話しこんでいると、他のコブ友も続々とやってきて盛り上がる。

雪がちらつく中、階段を上がり入り口付近で待機。ふと見上げると英語で書かれた本日のライブの看板(?)が物凄くカッコ良くてかなり感動。思わず記念撮影。
あと10分で開場!という時に金を下ろし忘れている事に気付いて慌てて銀行に行くが、どこも営業時間を過ぎていて撃沈。急いで会場に戻ると、既に開場。何とか自分の番号には間に合って入場。

凄く良い感じの作りの綺麗な会場。最前は既にいっぱいだったので、ステージから1mくらい離れたところにある一段高くなった場所のほぼ中央一番前を確保。この会場もステージ前に幕が下ろされてステージの様子が見れない。そしてDJさんが良い感じの曲を流してくれていて開演を待つ時間も楽しく退屈せずに過ごせる!

今日のイベントは対バンもかなりの楽しみ。ブッシュマンに続いて登場の野孤禅は、前からかなり気になっていたバンド。ボーカル&アコギとキーボードの2人組。想像していたよりも私の心にグッと来るものがあった。これはCDを買わねばなるまい!!

ライブ後、隣にいた名古屋のコブ友がワッティ氏がどの人かいまいち分からないと言っていたので教えてあげようと会場後方入り口にある物販を見ると、そこには黒っぽいキャスケットを被り赤いチェックのマフラーを巻き茶色いコートを着た見覚えのある兄さんが座っているでないか!!うをーーー!!アッキーーーー!!今日は物販担当なのか!?
周りのみんなに教えると、あっという間にステージ前に集まったコブファンのほぼ全員にその情報が広まり、みんなで物販のアッキーを遠くから見て楽しむ…アッキーが恐れ多いのか、疲れているであろうアッキーを気遣ってなのか、なぜか誰一人として物販に近づこうとしない。コブファンみんな面白すぎ!!

続いては前にも怒髪の対バンで見て楽しくて踊りまくった事のあるWhat’s Love?。アッキーも彼らのライブを物販から見ていたようだ。そして彼らのファンでもあると言う両隣のコブ友と一緒に今回もまためいっぱい楽しませてもらう。

そしていよいよコブの登場!!予定より押していたせいで、この時点で最終の新幹線には間に合わない事が判明…ががーーん!でも、車で来ている名古屋のコブ友が私を乗せて帰ってくれると言ってくれた…感謝。これで時間を気にせずたっぷり楽しめるぞ!
今日は、あるコブ友が用意してくれたブツを使ってライブをさらに盛り上げよう!と言うメンバーにはナイショの企画があるのだ。会場側にもOKをもらえたそうで、コブ友からブツを受け取りどこでそれを決行するのかと言う打ち合わせもみんなで綿密に行われその時に備える。

客電が落ち、ステージが開くと同時にライブのスタート!
1曲目は七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜。ヘビ柄ピチピチシャツに前と後ろの布が違う切り替えジーンズ姿のアッキーもステージに勢いよく飛び出してくる。

前に背の高い兄ちゃんがいるけど、1段高くなっているところにいるので凄くステージが見やすい!ステージからはちょっと離れてしまうけど、ステージ全体や前にいるコブファン達の様子がしっかり見渡せてしまうナイスアングル!!隣との間隔もいい感じに空いているので動きまくり!楽しいっ!!昨日全然動けなかった分もいっぱい暴れるぞ!!前方にいるコブファンの腕の動きもみんなバッチリ揃っていて気持ち良い。

夢の旅人に続いて、アッキーのMCタイム。私たちの名前は何でしょう?と言ういきなりの質問にみんなすぐに対応できずしどろもどろ。そんな様子を見てバラバラだったけど心はこもってましたと優しいアッキー。
京都で4人でライブをするのは実は今日が初めてで

  遅いぞ!!

って感じだと思っているらしい。今日はじっくり楽しんでいってくださいと、三日月夜へ。
アッキーの優しい歌い方と表情にうっとり。

あぁ〜京都寒いねぇ〜と特有のしみじみとした口調で話し始めるリーダー。
リハ後街をふらつきに行ったら雪が降ってきて、ちょうど西の空に陽が沈むところだったそうで、夕陽に照らし出されたオレンジ色の空に雪が降る光景が雅だなぁ〜と。しばらく間をおいて

 そうだ!京都へ行こう!!

と言ってみんなを笑わせてくれる。

雪が舞っている姿がまるで桜吹雪のようで素敵だったと話すリーダー。これから私たちファンがやろうとしていることを見抜いているかのような話にドッキリ!京都は桜が綺麗で有名だけど、そんな素敵な季節が待ち遠しいとサクラサクへ。
最後のラララ〜のところで、遂に作戦決行!!みんなで桜吹雪をステージに向けて撒く。それはそれは綺麗で見事な光景!!桜の舞い散る中歌うアッキーも笑顔。その美しい光景に涙が出そうになってしまう。これだけの量の桜吹雪をたった独りで準備したコブ友の努力にも拍手、そして感謝。

桜吹雪が降り積もりピンク色の絨毯の中、カモメと水平線へ。ピョンピョン跳ぶアッキーのテンガロンのつばから桜吹雪がチラチラ。そんなとこにも降り積もっていたのねぇ〜アッキーもそれに気付いて頭をブルブルして桜吹雪を降り落としている。今日は思いっきり腕も動かせるので、いろいろ新たなフリにも挑戦。カモメのマネをしたら周りのみんなに笑われる。ちょっとやりすぎたかな??

エコーも良い感じにかけられパワーアップしたリーダーの曲紹介から抜け忍の恋へ。これまで何度か聴いてきたけど、この曲は今日みたいにステージ全体を見て楽しむのがベストではないか!?と思ってしまう。息の合ったイチローさん、棗さん、リーダーの恐ろしいほどに素晴らしい演奏と全身や表情全てで曲の世界を演出するアッキー。厳しい表情がたまらなくカッコ良くてたまらないのだけど、「摘んだ月見草」と言う歌詞でふとマイクシールドをつまんだりする途中の柔らかな表情や仕草がこれまた良い。

自然と肩に力の入ってしまった身体をほぐすかのように、テンポの良いドラムからからまる糸へ。2日分跳ぶぞぉぉぉぉ!!!!息が切れそうで苦しくなりつつも最後までしっかり跳び続ける。本当に気持ちの良い曲!!
今日も最後はイチローさんのドラムに合わせてフロントの3人が踊り続ける。ドラムが止まっても奇声を発しながら狂ったように踊り続けるリーダーに会場から大きな声援と手拍子、そして大爆笑を起こす。ふと我に返ったリーダー、良い笑顔の棗さんと目を合わせて素に戻り険しい顔で定位置に戻って笑わせてくれる。棗さんもこりゃ参った!ってな感じでタンバリンで頭をポン!と叩いてたのがやけに可愛かったりして。

すっかり恒例となった口上に続いて東西南北 日本の空へ。今日は前にせり出してくるフロントの3人全員が視界に入る。その煽りに答えてのりまくる会場の人たち…素晴らしい光景!これぞライブ!!もちろん私も負けずに跳ぶ!跳ぶ!!まだそんなに何度もコブライブを見てないんだろうな〜と思わせる目の前の男子達も物凄くノリまくっていて微笑ましい。ノらずにはいられなくなってしまうパワーがコブにはあるんだろうな。4人でのライブは初めてだと思えないほどの盛り上がりの中、ライブは終了。


そしてもちろんアンコール!幕は閉まってしまったけど、みんなの力で再び開かせてみせるさ!!程なくして幕が開く。そこには既にアッキー以外の3人がスタンバイ。何とも奇妙な光景。リーダーもアンコールなのにこうやって幕が開いて…とその様子にツボってしまっている。

アッキーも登場したところでリーダーが

熱いヤツをガツンと行くぞーー!!

と叫んで、ドラムのカウントから始まったのは聴きなれないイントロ…新曲か!?と思っていたらなんとギラギラ太陽たちじゃないかぁぁぁぁ!!!!いきなり何があったんだ!??ビックリしたのと物凄く久しぶりに聴ける事の喜びとで頭の中ゴチャゴチャ。サビの部分のハイ!ハイ!ハイ!の掛け声もしっかりキメる。本当に懐かしい!最後は掛け声に合わせてアッキーが腕を変に動かしたり頭を叩いたり。楽しい!!

そして「またライブ見に来てください!」とステージを去ろうとするメンバー。ぇぇぇええええ!!会場中みんな叫びまくり。明日もライブで3連チャンで身体も疲れているし体力も温存しときたいだろうけど、いくらなんでもそりゃないだろう??今日しか見れない人もいるんだよ!あまりの激しいブーイングにステージ袖に集まったメンバーの動きが止まる。そして定位置に戻り、リーダーがアンコールにお答えして…そうこなくっちゃ!!会場中大歓声の渦。

始まったのはおなじみの軽快なリズム。
こんなにたくさんの人が集まってくれて感謝感激ですとアッキー。

自分達は音楽をやっていなかったら、ただのあかんたれ(京都弁で「ダメな人間」)です

あかんたれ〜あかんたれぇ〜

アッキー壊れ気味??面白すぎ!そして

ダメな人間でも音楽に乗せるとなぜかダメじゃない時がある
       そんな光り輝く瞬間を音楽はいつも俺達に与えてくれる


と素晴らしい話を。本当に音楽って素晴らしい!!最後は周りの人を気にせず、何も考えずに楽しんで欲しい!と運命船サラバ号出発に突入!!自分の位置から見るハッ!ハッ!ハッ!ハッ!は圧巻、もう鳥肌もの。あまりの素晴らしさにその場でグルグル回ったり、後ろのコブ友たちとハッ!ハッ!しながらハイタッチ。楽しすぎる!!

恒例「みんなでハイ!ハイ!」の時間では、アッキーが歌うのも止めてもみんなの「ハイ!ハイ!」が続く中、まだ言ってない人に向けてアッキーが我々に力を貸してください!と呼びかける。

みんながやってくれると私の心は穏やかな海のように静まり返って

 みなさん私を寝かせてください!!

そんなに寝れぬ日々が続いているのかアッキー!!これはめいっぱい叫ばねばなるまい!!そんなアッキーの心の叫びが届いたのか、会場のみんながひとつになってハイ!ハイ!!

そのパワーを受け取ってか最後、アッキーは助走を付けて右の壁の高い位置にジャンプしてキック!そしてその勢いで今度は左の壁にキック!!そのカッコ良さにしびれまくり。またアッキーに惚れ直してしまったじゃないか!!!!大変だぁぁぁぁ!!!

物凄い盛り上がりの中、ライブは全て終了。今日初めてコブライブを見に来てくれた友達にどうしても「嵐」を楽しんで欲しかったんだけど、仕方ないっか。その友達もかなり楽しんでくれたみたいだし、また見たいと言ってくれたし。次に期待だね!!また見に来てくれぇーーー!約束だぞ!!

そして誰に言われるまでもなく始まった桜吹雪の片付け。みんなでせっせと床に落ちた桜吹雪を拾い集める。あんなに桜吹雪で埋め尽くされてピンクになっていた会場があっという間に元通りに!コブファン素晴らしいね!!自分もその中の一人ながら感動してしまった。企画も大成功だったし!!ステージの上も片付けたかったけど、幕が下ろされていたので出来なかったのが心残り。

野孤禅CDを購入して、着替えを済ませてコブアンケートも書いて御一行様を見送る。その場にいた全員と握手をしてくれるリーダーとアッキー。握手する前にアッキーが何か言っていたけど、よく聞き取れず。
4649号には乗り込まず、徒歩で通りの向こうに渡りタクシーを拾ってどこかに向かう4人をみんなで見送る。また今夜も「呑み」か!?パワフルやねぇ〜
コブファンのみんなも見送り、相方と名古屋のコブ友の3人で積み込みの終わった4649号を見送る。

このまま神戸に向かう相方に別れを告げて名古屋コブ友の車に乗り込む。なんと!家まで送ってくれるそうだ!感謝感激!!こうやってたくさんの人に助けられ、支えられて私の怒涛のライブ参戦は続けられるんだと改めてみんなに感謝。
これで明日の神戸にも行けるぞ!!相方以外には誰にも話していない神戸参戦!みんなをビックリさせるぞーーーーー!!!!



戻る