ザ・コブラツイスターズライブレポ

「蛇の道」レコ発ツアー
2003.1.25(土) 熊谷VOGUE

早起きしてお伊勢さん参りをしてから熊谷に向かう。
ちょっとしたハプニングがあったおかげで予定よりも早く着いてしまったので、駅で缶チューハイとアテを購入して大相撲を見ながら、自分に「オッサンかい!」と突っ込みを入れながらホテルの一室で一杯。ついでに飯も喰って腹ごしらえもバッチリ!

優勝のかかった朝青龍の取り組みを気にしつつ会場へ。既にたくさんの人が待っていてビックリ!会場スタッフから整理番号順に入場する事を知らされ、地元コブ友が会場でいち早くチケットを取ってくれたおかげで一番最初に入場!ガッツリとリーダー前をゲット!!って言うか、コブファン以外みんな遠巻きな場所にいるんだよなぁ〜前は恥ずかしい!とか言っている。
ここの会場もステージと客席を仕切るカーテンがあって、セッティングの様子は全く見れない。でも、コブの出番はワッティ氏にしっかり確認したので大丈夫!コブは最後だそうだ。

一寸法師ザ・ストライカーズHIGHWAY61に続いてコブの出番。今日の対バンはどれも個性的で楽しめてあっという間!
幕の向こうでは着々とコブライブのセッティングが行われているであろう事が音で分かる。そしてワッティ氏のご注意アナウンスが流れていよいよライブのスタート!!

幕が開くのと同時に七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜でスタート!リーダー、イチローさん、棗さんは前回の奈良と同じスタイル。元気に飛び出してきたアッキーもあれ!?奈良と同じか?
ライブ前にサイクル的にはヘビ柄ピチピチシャツなのではないか?と相方と話していたので、予想が外れてガッカリすると同時に目の前のヘビ柄ジーンズの眩しい部分にまたもや釘付け…あぁ、ごめんなさい!

夢の旅人に続いてアッキーによるMCタイム。熊谷でのライブは初めなんだけど、実は通っていた大学があったので熊谷にはかなり縁があった事を話す。
いろんな場所で美しい想い出に浸れて頭の中をサンタナの「哀愁のヨーロッパ」が流れてしまったと、えも言われぬ表情をするアッキー。それを見て私の後ろにいた相方が「吐きそうな顔だ」と呟いたのが妙にツボってしまった。きっとアッキーにも聞こえてただろうなぁ〜

さらに話を続けるアッキー、ポケットに手を突っ込んで懐かしの街を散策していたら学生の頃よくお世話になった仲の悪い夫婦がやっていた定食屋が無くなっていて、頭の中を流れていた「哀愁のヨーロッパ」が更に大きくなったらしい。はっきりと目に耳に浮かぶ光景だな。

そんな学生時代を卒業した頃の事を歌った三日月夜へ。そう言われて改めて聴くと、アッキーの若かりし頃の姿が垣間見えてくるな〜でも、美しい想い出ばっかりって事ではなかったんだね。

続いてはリーダーのMCタイム。アッキーと同じ大学に通っていたリーダーも熊谷は想い出の地。北風の吹きすさぶ中、リーダーも想い出に浸りに出かけたらしい。
かなり歩いてかつて住んでいた下宿に行ってみたら、誰も住んでいなくて寂しい気分になったとか。

バイトしていたコンビニもオーナーが変わって店の名前も変わっていて、ふとあの時一緒にバイトしていた女の子は今はどうしているんだろう?と遠い目をするリーダー。
でも、考えてみたらあの時は10代だった彼女も今ではさ、さんじゅ…会いたいような会いたくないような…と複雑な心境になっている模様。自分もあの頃からどれくらい成長しているんだろう?とサクラサク、そしてカモメと水平線に続く。

リーダーの気迫のこもった紹介で抜け忍の恋へ。今日も目の前のリーダーのギタープレイに釘付け。
この日だったか?他にもどこかでやっていたんだけど、間奏の時にアッキーがギターアンプの後ろに身を隠していた。リーダーに見とれていたので、いつの間にかアッキーがステージからいなくなってビックリ。
初めてそれを見た時は何で隠れてるんだろう?と不思議に思ったけど、その後の歌詞に由来していることに後で気づいたのだ。

続いてはからまる糸。ホテルで飲んだチューハイのおかげでどうにも身体が重い。連日のライブ参戦と寝不足で疲れが身体にたまりまくっているのも原因なんだろうけど、1コーラス目で既に息が苦しくなってしまう。
でも、明日もあるしちょっと手を抜いておくか〜と言うのが出来ない性格。何か起こって明日のライブに参戦できなくなる事が無きにしも非ず。明日の事は考えずに今を全力で楽しむ精神。苦しくても気合いで跳ぶ!跳ぶ!!

苦しくて死にそうになったラスト、アッキーだけでなくリーダーも一緒に跳んでいる!自分が跳ぶのと同じテンポで跳ぶから、目線がずっと一緒。凄く嬉しく楽しくなって見事に自分の決めたこの曲での「跳び」を貫徹!!偉いぞ自分!!そしてギターを持って、しかも弾きながら跳んでいるリーダーにとにかく感動するばかり。

アッキーの恒例・口上から東西南北 日本の空へ。客席に身をぐっと乗り出すフロントの3人。目の前にリーダーが!!あまりの至近距離のためジャンプが出来ないので腕だけで参加。「目の前」ではなく「頭の上」という表現のが正しいかも。
2回目の時は柵に両足を乗せて身を乗り出すリーダーがバランスを崩しそうになったので、両手でおみ足を支えさせていただく事に。腕も振り上げられないので掛け声だけで参加。
そして東・西・南・北のところで見事に指す方向を間違ってしまい、後ろにいた相方から後頭部に激しい突っ込みを入れられる。何で間違ってしまったんだろう??

対バン目当てで来ていた人たちもかなりの人がコブライブを楽しんでくれた模様。
今回のツアー、凄くいい感じでコブの良さを多くの人に伝えられているな〜と実感できて嬉しくなる。それだけ実力も兼ね備えた素晴らしいバンドである証拠なんだし。このツアー終わった時のコブファンの人口増加が本当に楽しみ。4月のワンマンもきっと凄い事になるんだろうな〜


アンコールの声もかなり大きく、再び登場したコブメンバー。棗さんがステージの中央で何かにつまずき転けそうになったのはわざとか??
リーダーはみんな元気があるな〜と客席を見渡して感心している。そして

元気があれば何でも出来る!元気があればアンコールも出来る!!

と猪木マネを披露して会場を更に盛り上げる。
アッキーも手を叩きながらステージに再登場したところで、恒例質問タイム!と、そのときリーダーが額をマイクにぶつけてしまい笑う客達に笑うんじゃない!と恐い顔で厳しいひと言を放つものの、さらに笑いが起こってしまう。リーダーの人柄だね。

初めて見た人から最高!!の感想をもらい、「また来てくれるかなぁ?」と言うリーダーの質問にいいとも!!と答える大勢の人たち。そうやって返されたのは初めてだったからか、かなり嬉しそうなメンバーにこっちも嬉しくなる。何度も見に来てくれている人もまた来てね!と言う嬉しい言葉も忘れないリーダー。

その熱い魂を忘れないように熱いヤツをぶつけてやるぜぇ!!とリーダーのシャウトで嵐に住む人へ!その時、棗さんも雄叫んでいるのに気づいたけど、実は毎回やっているらしい…ずっと気づかなくってごめんなさいでした。

更に盛り上がっていきましょう!とアッキーの指導の下、掛け合いタイム。いつもの祭り掛け声のあと、ご当地モノ掛け合いに…今日は何が飛び出すのやらとアッキーの説明に耳を傾ける。
熊谷駅に降り立つと素晴らしいものが目に入ってきます、それはラグビーボール!あっ!あった!あったぁ!!すんげぇでっかいラグビーボールが!!
そして続くアッキーの言葉にひどく感動!

 我々の人生もラグビーボールのようなもの、ぽつんと落ちたらどこに行くか分からない。
 でもそれを手に掴んで良いところにトライする!!


良い事言うじゃないかぁ〜アッキーぃ!!!

かくしてご当地掛け合いはその素晴らしい言葉“トライ”に決定!!ラグビーボールを掴んでいるような手の形をして腕を上に挙げて叫ぶリーダー。アッキーは中央にいる男の子の手をガッチリ掴んでトライ!トライ!!羨ましいぞぉ!!かなり盛り上がったところでアッキー「OK!ノータイム!!」最後までばっちりラグビーネタ。
シメは恒例のワッショイ!!男子コブファンが多かったせいもあり、いつもに増して熱い掛け合いタイム終了。

そして路地裏の宇宙少年へ。掛け合いで客席ともコミュニケーションを存分にとったせいもあって、かなりの盛り上がり。これがコブライブの人を惹き込む秘訣なのかも。
ピースサインでイエ〜!イエ〜!!と曲を終えたアッキー、最後のシメを引っ張りまくる!腕を回したり左右に動かしたり、挙句の果てに足をガバッと開いて横腹にこんなにお肉が付いちゃったよぉ〜ん!みたいなジェスチャーをした日にゃぁ、いつシメられるのかとアッキーの動きをじっくり観察していた前の方のコブファンみんなウケまくり!可笑しくてたまらない。きっとアッキーもかなりご機嫌さんなんだろうなぁ〜
やっとの事でジャンプしてガッツリとライブのシメ。動きは変だけど、カッコ良いぜアッキー!!それに合わせるイチローさん、棗さん、リーダーもカッコ良いぜ!!

ステージを後にするメンバーに会場のあちこちから声援。去り際にイチローさんが客席の何ヶ所かを指差す。リーダーは何度も「ありがとう熊谷!」を繰り返す。良いバンドだ〜こっちがありがとうを言いたいもんな。

そして2度目のアンコールに挑戦!!今回も誰も帰らずにみんなでもう一度メンバーを呼び出す。
するとリーダーが勢い良くステージに駆け込んできてあの動きを!!反射的にリーダーコールをしてしまう。湧き上がる会場に元気あるな!!もう一発やっちゃうぞ!!とリーダー。

ここで、仕事で遅くなって最前をゲット出来ず私の後ろで見ていた相方と場所をチェンジ!そして始まったのはいつもの軽快なリズムではなく、なぜかレゲエ調。今日は何が起こるんだ!?
そんなレゲエ系のリズムに乗ってアッキー登場。変な動きをしながらヘホ!ヘホ!と歌いだす!「ヘホ」って何やぁ!?するとだんだんレゲエが演歌調に変化!アッキーの即興ソングに爆笑。めちゃくちゃ。

皆さんの期待に答えて、みんなもハッスルしてください!ハッスルなんて死語だけど…と自分で突っ込むアッキー。
また素晴らしい笑顔で、愛しい街・熊谷VOGUEでみんなに会いたい!!と運命船サラバ号出発に突入!!踊れーー!!と叫ぶアッキーに踊りまくる私。ステージも何も見てない。
客席に手を伸ばすアッキーに群がる人人人…そんな群れの中で人に押されつつもアッキーの腕にちょっとタッチ。

恒例「ハイハイ」タイムもかなりの人が最初から参加。ハイ!ハイ!にギターを手に持ってまるで殴りかかってくるような勢いで客席に身体を乗り出すリーダー。思わず相方も身をかわしている。気合い入りまくり!!それに負けないくらい客席も気合い入れてハイ!ハイ!!
最後までガッツリ盛り上がってライブは終了。

大きな歓声の中、また絶対きてくれよーーー!!それまでごきげんよう!!といきなり丁寧になるリーダー。誰もいなくなったステージに大きな拍手。素晴らしいライブだった証拠やね。 今日もまた楽しいライブをありがとう!!そして明日もまた楽しませてもらいまっせぇ!!

いつものように着替えを済ませてアンケートを書いて外に出てメンバーを待つ。4649への機材積み込み中、アッキーのマイクスタンドがぽつんと置かれていたのでローディ・木村君に了承を得てアッキーのマネして記念撮影。ただのアホ。ちょっと離れたところから木村君が苦笑いして見ている。

積み込み終了後、御一行様のお帰り。リーダーとアッキーがその場にいる全員と握手。相方が棗さんに近づいていったので私も一緒に握手をしていただく。そう言えば棗さんとは初握手か?大きくてちょっとガサガサしているんだけど温かい手だった。するとみんなとの握手を終えたアッキーがやってきて棗さんとも握手して笑わせてくれる。

イチローさんが見当たらないな〜と思ったら速攻で社長車に乗られていたらしい。今日は2台の車に分かれて乗り込んだ御一行様をみんなで見送り。社長車のサンルーフから顔を出して手を降る棗さんが可愛い。
その後、ちょっとハプニングがあってもう一度ご一行様を見送る事に。その時、イチローさんがこっちに向かって手を振っていたのを目撃して物凄く幸せな気分になる。

そしてみんなでライブ前に社長とリーダーと棗さんが時間を潰していたらしい近所のファミレスで食事。ライブの余韻もありかなりダラダラした後、お開きに。
このまま朝まで時間を潰すという長野と愛知のコブ友2人と一緒に相方車で駅へ。ライブでも話題になったラグビー像を見に行くため。

ファミレスから駅前の通りに入ったら目に飛び込んできた見覚えのあるでかい車2台。紛れもなくそれは社長車と4649号。おいおいおい!いくら関東ですぐに帰れると言っても、明日も移動に時間のかからない横浜だと言っても、もうこんな時間だぜぇ〜〜みんな身体休めようよ!打ち上げをしないと済まない人達なんだな〜

そんなこんなでラグビー像でアホ写真を撮りまくりの30代のオンナ4人。やっぱこう言う像モノはよじ登って記念撮影せねばならんだろう!!なんて言いながら酔っ払いのようにラグビー像で楽しんでいるとふと駅前の通りに4649&社長車の姿!!ヤバイ!もしかしたらこのアホっぷりを目撃されたかも!?
私らである事だけは気づかれていない事を祈るのみ。



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