ザ・コブラツイスターズライブレポ

「蛇の道」レコ発ツアー
2003.1.22(水) 米子ベリエ

深夜1時前頃、相方の代車がウチの近所に到着、合流して大阪を目指す。
ナビの付いていない代車にかなり不安になりつつも何とか西名阪自動車道に辿り着く。大阪まで行く予定だったけど、奈良に安い駐車場があればそこに止めていこうと、時間もあるので明日の会場の下見も兼ねて奈良駅周辺を探索。
ネバーランドの場所も確認して、近くに安い駐車場も見つけ、朝まで車内で仮眠。

寒さに震えつつ早朝JRで大阪へ移動し、弁天町から米子行きのバスに乗車。途中の山の中ではかなりの積雪に相方と2人で興奮。
「チェーン規制解除」の報告が運転手さんに無線で入っていた。昨日移動したであろう4649御一行は大丈夫だったのだろうか?
そして昼前にあっという間に米子到着!!帰りのバスの切符を買って、とりあえず会場を目指す。
12時40分からのアッキーがゲストで登場するという山陰放送の番組を携帯ラジカセで楽しみ、御一行様の到着を待って入り待ち…と言っても軽く挨拶をして、搬入作業を見ていただけ。

その後、あまりの寒さに開場までの時間を駅前に見つけた居酒屋(?)で過ごす。ダチョウ料理がお勧めらしく、チャレンジャーな私らは迷わず注文!!ついでに熱燗も一杯。冷えた身体中に沁みわたったぁ〜ダチョウも意外と美味かった!
駅で土産をダラダラ物色していて開場時間を大幅に過ぎて会場に戻ったのに開場がかなり押しているらしい。

しばらくして開場。うなぎの寝床みたいな縦長の会場をステージに向けて進む途中に物販発見。
ワッティ氏に挨拶をしてふと売られているコブTを見るとなんか違う!あれ!?プリントが全体的に小さくないかい??するとすかさずワッティ氏が「タイプBです」と。なんと!1種類じゃなかったのかぁぁぁ!!売れたから新たに作ったのか??買うしかまるまい。

そしてイベントのスタート。地元バンドのAUNA・M・PKneeZapのライブに続き、いよいコブの登場!実は今回はコブがトリではなかったのだ。

遠方からの顔なじみのコブファンは私を含めて4人。私はいつものようにリーダー前を確保してライブのスタートを待つ。ふと見回すと、コブ目当てにここに来ている人が思いのほかたくさんいることに気づきかなり嬉しくなる。
そして、リーダーのエフェクター関係をやたら気にして覗き込みに来る男子諸君が多いのだ。彼らは熱心なギター少年達なんだろうな〜ちなみに今回のツアーではリーダーはOverDriveとDelayとソロ用(?)のエフェクターを駆使されているようです。

イチローさん、リーダー、棗さんがチェックのためステージに。
棗さんはツアーの時に来ていた半そでTと紺&黒のムラ染め長袖Tの重ね着。イチローさんとリーダーはいつもと同じスタイル。

チェックが済んで、ワッティ氏のライブ前のご注意アナウンスも滞りなく終わり、いよいよライブのスタート!
イチローさんのドラムに間髪入れずにリーダーのギターと棗さんのベースが加わり、アッキーが勢い良くステージ後方のカーテンの向こうから飛び出してくる!!
オープニングナンバーは七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜。居酒屋で呑んだポン酒のせいか、身体がやたらと重い。やっぱりライブ前のアルコールは厳禁だと改めて思い知る。

ヘビ柄ゴールドな丈の短いシャツの裾から見え隠れするアッキーの脇腹。ベルトにプニっと乗っかった可愛い思わずつまみたくなる肉…ツアーが始まった時は引き締まっていたのに、ライブ後常に行われるという打ち上げのせいか、ツアーが進むにつれだんだんプニ肉が成長していると感じてしまうのは私だけか。
肩のがっちりした薄っぺらい身体のアッキーをカッコ良く感じつつ、その脇腹の「プニ肉」を見てホッとする私。ブラボ〜!プニ肉!!
そんなアッキー、曲の最後に客に背を向けつつマイクのシールドを軽く噛むような仕草をしたのがちょっと可愛い年下の男の子って感じでひとつ年上の姉さんはときめいてしまったわけで(赤面)。

続いて夢の旅人、そしてアッキーのご挨拶。米子でライブをやるのは初めてで、米子について調べていたら面白い方言がある事を知ったとアッキー。でも、その方言をど忘れ…困りつつも足元のカンペを見て復活!でっかいという意味のガイナ
小さくまとまらずにでっかくガイナ魂で思いっきり楽しもう!とみんなを煽る。

鳥取砂丘に行きたかったけど行けなくて残念そうなアッキー、月が出ている砂丘でふたコブらくだに月の砂漠を〜って感じで乗りたいとこだわりのシチュエーションを語り、コブにも月にまつわる曲があると、三日月夜へ。
ギターをスタンバイする手が弦に触れ、ふいに音が出てしまった事にワタワタと焦るリアクションをするリーダーが可愛い。

続いてリーダーのMCタイム。

こんな寒い夜は妙に人恋しくなり、街に出て米子のオナゴを・・・・

と、オヤジギャグを放つリーダーに客席も固まり、アッキーも険しい表情。リーダーの身体に隠れて見えなかったイチローさんを見てみると、やっぱり笑っている!!
それでもくじけないリーダー、米子のオナゴとの素敵な出逢いはなかったけどみんなの前でこうやってライブをやれることが幸せだと嬉しい事を話してくれる。

そしてサクラサクへ。
今日の私は寝不足と連日のハードな毎日の疲れにかなり襲われてしまっていたせいか?どうにかしていた。いつものように全力でライブに臨んでいるつもりでも、どこか抜けてしまっていた。サビの手のフリもすっかり完全に忘れてボ〜〜っとリーダーのギタープレイに見とれてしまっていたのだ。
大サビ前のギターソロ前のギタープレイが今更ながら物凄くて、チョーキングやビブラートの細やかなワザに感動しまくっていたらふとリーダーと目が合って微笑みあってしまったぁぁぁ〜〜!!!メロメロ。

カモメと水平線に続き、リーダーの曲紹介から抜け忍の恋へ。
何度聞いても聴けば聴くほどハマってしまうほどに凄い曲!!物語のクライマックス、抜け忍と追っ手との闘いが繰りひろげられるギターソロの時に、アッキーが左膝を床つけて右足を前に出したポーズでステージ中央にうずくまる。ジーンズの腰の部分からちょこっと見えるアッキーパンツ(グレー?)の一部にドキドキ。
印を切る、震えが起こるほど物凄い力を込めたアッキーの右手にも心がギュン!となってしまう。

緊張感の漂う雰囲気から、元気なからまる糸へ!条件反射のように身体が跳んでしまう。苦しいんだけど、そんなの関係なしに…気がつけば周りの人たちもかなり盛り上がっていて嬉しくなる。
みんなコブワールドにどっぷりだ!!

続く東西南北 日本の空では、リーダーが目の前至近距離にやってきて手も振り上げられないほど。拳を上げたらギターに直撃してしまいそうで!もうたまらん!!!
そしてこのツアーからなのか?ワンコーラスめ最後のキメでリーダーと棗さんが目を合わせて満面の笑みで見つめあう仕草もこれまたたまらん!!2人とも可愛すぎる!
間奏のギターソロのリーダーのプレイに見とれていたら、いつものジャンプも完璧忘れてしまった!!ショーーーック!!!!今日の私はかなり変過ぎ。

楽しんでいるものの、夢の中と言うか心ここにあらずという雰囲気。夢の中みたいなので、苦しいんだけど苦しくない…自分が自分でないと言う感覚。
そんなうちにあっという間に終わってしまった!ステージ後方のカーテンの向こうに消えてしまうコブメンバー。 あわわ!!私は心の底から楽しんだのか!?それすらも分からなくなっている。

今日は、この後トリのパンクバンド・PETのライブが控えている…これで終わりかぁ〜
悲しい気分になりつつあるところに、隣にいた相方がアンコールを叫び始めた…そんなのアリか!?と思ってたら同時に客席からも一斉にアンコールの声!!
涙が出そうになった。迷うことなく私もそれに加わる!!PETごめん!今日はコブとPETのダブルレコ発イベントなんだから許して!!

喉が嗄れんばかりに叫び倒す。楽屋のカーテンの向こうからライブハウススタッフらしい兄さんが出てきて、コブローディの木村君と話している。
アンコールOKかどうか聞いているのか!?これだけみんなが叫んでいるんだからやってくれーーー!!!!

程なくしてリーダーがステージに登場!!ずっと羽織っていた法被を脱いで半そでTシャツ一枚に。無地だと思っていたリーダーのTシャツ、左肩に同系色の糸で龍の刺繍が!
棗さんも重ね着していた半そでTシャツを脱いでいるぞ!
コブメンバーの再登場に客席からも物凄い歓声!!私も嬉しくて涙が出そうになった。コブメンバーもそれ以上に嬉しそうな顔だったのがこれまた嬉しい。

嬉しーーーい!最高だぜ〜〜!!

を繰り返すリーダー。それに大きな歓声で答える客席。

アッキーが登場したのと同時にテンポの良いドラムのリズムが始まる!

みんなの持っているパワーを俺達にも分けてくれ!

とアッキー、運命船サラバ号出発へ勢い良く突入!!!そんな事言われたらいくらでも分けるっちゅーーねん!!こんなパワーで良かったらいくらでも持ってってくれぇーーー!!!

そしてここ米子でも、恒例のハイ!ハイ!タイム。フロントの3人がステージ前ギリギリに出てきてみんなを煽る。またもや目の前にリーダー!!メロメロ。

勝手知った濃いファン以外に丁寧に「ハイ!ハイ!」の説明をするアッキー、手も一緒に挙げてくれると

パーフェクト&ビューティフォ〜〜

と巻き舌気味で笑わせてくれる。
会場のほぼ全員でハイ!ハイ!なんだかんだ感じつつ、今日もまたいい汗をかきまくってしまった…

トイレに着替えに行ったら、相方ともうひとり見知らぬお姉さんが…私達の斜め後ろで見てた地元の方で、コブライブ初参戦だったそうだ。
私らのフリもマネして物凄く楽しんでくれたそうで盛り上がる!!しかも近所のCD屋で働かれていて「蛇の道」を物凄くプッシュしてくれているそうだ!!素晴らしい!!

その後、PETのライブをちょっと見て物販のあるロビーへ。ドリンク呑みつつアンケートを書きつつ、ワッティ氏ともお話をしたりしてみんなでコブライブの余韻に浸る。
CD屋勤務のお姉さんも、ワッティ氏に店で流す宣伝用映像の相談もして無事成功していた模様。これで米子のコブプロモーションはバッチリ!!

夜行バスの時間が迫っていたので、泊まり組のコブファン二人に別れを告げ今回は出待ちをせずに会場を後に。23時発のバスに乗り、大阪に戻る。
雪も残っていて寒かったけど、ライブは熱かったぁ!!また是非米子でライブをやって欲しいぞ!!!



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