ザ・コブラツイスターズライブレポ

「蛇の道」レコ発ツアー
2002.12.30(日) 松本ALECX

前橋のラーメン打ち上げ後、長野コブ友の車で長野へ向けて出発!途中の高速で4649号に抜かされてビックリ!今日は泊まりじゃなかったの?泊まりじゃないにしても、それなら先に進んでいるハズじゃないの??どこかで食事でもしていたのか?
何はともあれ途中まで方向は同じだから、追跡してみようと頑張ってみたけど、4649の足は超速かった!あんなに人と機材を載せているのに…何か凄い秘密兵器を搭載しているに違いない!

かくして偶然の出逢いに歓喜しつつ、深夜もう一人の長野のコブ友邸(酒屋さん!)着。雪が積もっていて違う世界に来たような感覚。
シャワーと寝床を貸してもらい身体を休め、昼過ぎに昨日と同じメンバーで松本に向けて再びコブ友車で出発!!車を出してくれたコブ友は今日は半日仕事だったんだよなぁ〜お疲れ様です&ありがとう!

無事松本着。会場近くの駐車場に車を止めたものの開場までしばし時間があるし外は寒いし、そのまま車の中でダラダラ過ごす。
何気につけたラジオからFM長野の生番組が…そこでみんなで番組にコブ曲をリクエスト。メッセージにはこれからコブライブを見に行く事をもちろん明記。

しばらくすると「今日のライブを見に行くとたくさんメッセージも届いています!」とゲストコーナーが始まり、なんとアッキーが登場!一同歓喜の声!昼間に録音されたものらしいが、そこで今日のライブについての話が。今年最後のライブになるので、今日はスペシャルバージョンでやるとアッキー。さらに「もしアンコールがかかったら、このツアーではまだ一度もやっていない曲をやります!日本的な…祭っぽい曲です」 うごーーーっ!!「嵐」やるかぁぁぁ!!!

寒さに凍りつきそうだった身体が一気に熱くなって、すぐ会場に向かう。昨日前橋で一緒だったコブ友3人とも合流、他にも関東から一人。今日もコブファンは少なそうだな。しかも対バンのファンらしき兄ちゃんは怖そうな人ばっかりだし。不安になりつつ、会場の中に。
ふと見ると、コブの物販に人だかりが出来ている!タオルがどんどん売れてゆく!!これは今日は凄い事になりそうだぞ!!

2バンド目のライブ終了後だったか、ふと物販に見慣れぬものが置かれているのに気づき近づいてみると、コブの歴代ステッカーがずらり!!なんと「ご購入の方に1枚差し上げます」って紙が!思わず前から買おうと思っていたストラップをもうひとつ購入して、まだ持っていないステッカーをゲット。
結構持ってないのがあったので、凄く悩んだぁ〜そのとき、ワッティ氏と初の長い会話をしてしまった。見た目とは違い、温かく腰の低い人であることが判明!

もう怖くないぞ!って事で、3バンド目のセッティング中、昨日のような間違いがないようにワッティ氏に今日のコブの出番を確認。「全部で4バンド出てそのトリで、この後に登場します。もうしばらくお待ちください」と丁寧な回答。退屈しているように見えたのかなぁ?

唯一残念だったのは、コブの他に登場したバンド名が一つも分からなかった事。チケにも記載はないし、バンドのチラシもアンケートもないし、会場にも今日出演のバンド名の表示もなかったのだ。どのバンドもそれぞれに個性があって楽しかったのに、ここに名前が出せないのが残念。

そしていよいよコブの登場!
これまで見た3本の中で一番客が多い。コブを楽しみにしている人がかなりいるのが雰囲気で分かる。対バンのメンバーさんもみんな客席に集まり、開演を待っている。

いつものように準備運動に取りかかるが、既に昨日のライブの筋肉痛が…情けなし。
今日は幕がないので、セッティングの様子も見れる。既にアッキー以外のメンバーはそれぞれ楽器のチェック中。リーダーとイチローさんは昨日と同じスタイル。棗さんは赤の長袖Tにジーンズ姿。

それにしてもこの会場、膝くらいの高さのステージと客席を仕切る柵がステージの上、客側から15cmくらいステージに入ったところに設置されているのだ。これまた今日もメンバーが近い!!
難なくリーダー側の最前についたけど、果たして地元民でない私がでしゃばってこんなところにいてもいいものか??と疑問に思い、後ろにいた地元のコブファンらしき女の子たちに声をかけて前で見るように勧めたけどひたすら遠慮されてしまったので、そのままその場で見ることに。

ステージに焚かれたスモークがモクモクした中、遂にライブが始まる!1曲目は七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜
待ってましたとばかりに元気いっぱいに登場したアッキーは昨日と同じテンガロン。赤の星マークTシャツの上に宇都宮でも着ていた白地に赤とグレーの龍のシャツ、蛇柄ジーンズに赤いスニーカーと言ういでたち。

勢い良すぎてか、出だしからいきなり歌詞を間違えるアッキー。でもそんなの気にしない様子でいつものように右へ左へステージ狭しと動きまくっている!それに負けじと大暴れしていたらふとアッキーと目が合ってドキっ!!今日は今年最後のライブだからいつも以上に暴れるぞーー!!ギターソロでのリーダーvs棗さんの競り合いは今日も激しい。
最後、リーダーのマイクが入ってなくて、それに気づいたリーダーが凄い形相でハッ!ハッ!ハッ!ハッ!と声をふり絞る。

続いては夢の旅人。私の右隣にいた若いお兄ちゃんもこの曲がお気に入りのようで凄いノリノリ!!2曲目にしてアッキーの頬には幾すじもの汗が流れている。アッキーもいつも以上に力が入っている?笑顔も眩しい。

そしてMCタイム。アッキーの挨拶にも凄い歓声が!!今年最後のライブなので、気合いを入れるために松本城に行ったという報告をするアッキー。さらに小学生の時に初めて作ったプラモデルが松本城である事を話すと会場中から大歓声が!!

その後、時間があったのでパルコの島村楽器に行ってアマチュバンドの人たちがどういう音楽が好きなのかリサーチするためにメンバー募集のコーナーを見ていたそうだ。その中に24歳・男・ギター…好きなバンド「イエモン、ブランキー、黒夢、すかんち、筋少」…そして、その後になんと!コブラツイスターズの名前があったと嬉しそうなアッキー!会場からの割れんばかりの歓声と拍手の中で、アッキーが「塩尻市のタチバナ君ありがとうございました!!」とお礼。
そして三日月夜へ。

今日は松本に早朝4時半ごろ到着したとリーダーが報告。松本は寒くてどうしようもなかったけど、街ですれ違う綺麗な女性に心奪われて5、6回失恋してしまったと。最近ストライクゾーンがどんどん広がってきているので、瞬間瞬間大恋愛してしまい大変だと話すリーダーにアッキーが「おいっ!」って感じで突っ込みのジェスチャー。
そして「アキラ!キミはどうなの!?」と言うリーダーの質問に

年とともに狭くなっている、内角低目危険球!

と険しい表情で答えるアッキー。首を捻りつつも、勉強になった!と締めるリーダー。

そんな寒い冬の夜にこの曲を聴いてくださいと雪降る夜に
この曲はギターの音が物凄く気持ち良くて、目の前のリーダーの指から目が離せない。でもそのうちだんだんスモークがステージに立ちこめ、リーダーが良く見えなくなってしまった。このスモークの臭い、あまり好きではない。こんな中で歌うアッキーも大変だな〜としみじみしてしまう。

続いて元気良くからまる糸へ突入!!上着を脱ぎ捨てコブTの袖を肩にまくり上げたスタイルがこれまたカッコ良くて…アッキーのがっしりした肩まわりに男らしさを感じ、ドキドキしてしまう。
そんなアッキーに負けじと跳ねる!跳ねる!あまりにも激しかったせいか、隣にいた若い兄ちゃんが後ろに後退してしまった。でも、この曲では跳ばずにはいられないのだよ!

するとその場にいかした服装の姉さんが…あれ!?コブの前に出ていたバンドで「歌姫」と呼ばれていた姉さんじゃないか!!凄く楽しそうに笑顔で踊りまくっている!!それ見て更に嬉し楽しくなる。周りのコブ仲間も激しく跳んでいるぞ!よっしゃー!今日は一度も手を抜かずに跳ね貫いてやる!全身使って踊るぞ!もう命がけ!!

今日も最後はイチローさんがドラムをドコドコたたき続け、それに合わせてアッキーがマイクシールドをピンと張ってリンボーダンス!と、いきなり止まるドラム。変な体勢で固まったアッキーがイチローさんをジロ!っと睨み付けて笑わせてくれる。

燃えてきたぁぁぁ!!リーダーが雄叫びをあげ、このツアー恒例「地元の人はどれくらいるかな?」の質問タイム!今日は物凄い多いぞーーー!!またもや喜びの雄叫びをあげるリーダーとギター。
しかも名前だけ知っていて、今日初めてライブを見たという人からの「カッコいい!!」「最高!!」の声にリーダーは我を忘れて喜びを全身で表す。

このまま景気のいい曲で突っ走ろう!!とカモメと水平線へ。ますます盛り上がる会場!!私もいつも以上に身体を動かしたりジャンプしたり。
この場でこうやってコブファンの仲間達や初めて逢った見知らぬ人達と、大好きなコブのライブを楽しめている事が嬉しくてたまらなくなって、どこはかとないせつないメロディとがあいまったせいもあるのか涙が出てきてしまった。幸せ者だな。

続いては東西南北 日本の空。この曲、今回のツアーでは口上で始まっていたけど、今日はなんと『木曽節』

♪木曽のナァ〜中乗さん
         木曽の御岳さんはなんじゃらホイ
                  ヨイヨイヨイの ヨイヨイヨイ〜


で曲に突入!!これがまたカッコいい!!
♪東西南北日本の海〜の後、「長野県には海がない〜」とアッキーが悲しげに呟き、会場中爆笑の渦。
そして今日もみんなで手を繋いでジャーーーーンプ!!私も歌姫姉さんの手をガッツリ掴んでジャンプしたさ!!何も知らない姉さんはビックリしてたけど、タイミングをはずしつつもちゃんとジャンプをしてくれたぜ!!最後はアッキーが「なんじゃらホイ!」の連発とシャウトで締めくくる。

続いていつもの軽快なリズムが始まり、アッキーの最後のご挨拶。2002年はいろんな人と出逢い、全国の音楽ファンに支えられた一年だったとアッキー。嬉しい事を言ってくれるじゃないか!!
そしてベスト盤発売と3月の長野でのライブの告知をする隣で、リーダーがノリノリ!足踏みから始まり、手を使ったいろんな踊り、はたまたパントマイムまで飛び出し思いっきり楽しませてくれる。この時のリーダーからは目が離せない!!

そしてみんなの心を鷲づかみにするためにと最後の曲、運命船サラバ号出発にドカンと突入!!
棗さん側から順番に一人づつ握手をしてくれるアッキー。これで何回目なのか分からないけど、でっかい手でガシっと握ってもらえるのはいつも本当に嬉しい!!
そしてますますテンションが上がってしまう!リーダーの「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」にもいつも以上に気合いが入っている!昨日アッキーが言っていたエネルギーの交換が行われているんだねぇ〜
2コーラス目ではアッキーがステージから降りて、後ろの方の人とも握手!客席のみんなの嬉しそうな顔が眩しい。

そしてみんなでハイ!ハイ!の時間。今年最後のライブなので、2002年使いきれなかったパワーをここでパーーっと使ってしまおう!とアッキー。
最初っから元気な「ハイ!ハイ!」にアッキーも嬉しそう!!ALECXに集まった大勢の人がひとつになった瞬間!!ファンの私でもかなり嬉しかったから、メンバーはもっともっと嬉しかっただろうな〜
最後は残っているエネルギー出し切ってジャンプ!ジャンプ!!そしてダンサブルなリズムに合わせてみんなで踊りまくって終了。

まだメンバーがステージにいるうちからアンコールがかかる!しかも後方からの野太い男性陣の声。後ろもかなり熱くなってるぞ!!
はっ!しまった…ラジオでのアッキーの告知ではこの後、あの曲を演るんだった。さっきのサラバのラストのジャンプで張り切りすぎた!もうヘロヘロなのに。でも後ろに負けずに大声を張り上げてアンコールを叫ぶ。
ふと「サクラ」コールがかかりビックリ!こうなったらアンコールは2曲やってもらうか!!

リーダーが登場してありがとう!嬉しい!サイコーだぜ!!!とシャウト!イチローさん、棗さん、アッキーも登場。そしてリーダー

浅間温泉行って来ました!…湯上り汗どろどろ

その横で「おいおい!」と突っ込みを入れるアッキー。

「皆さんのエネルギーゲージは10のうちのどれくらい指してますか?」のリーダーからの質問に会場のあちこちから「10!」とか「12!」とかの声が飛び交う。それに対して

さっきエネルギー残すなと言ったはずだぞ!
                   ゼロのはずだぞ!!


会場大爆笑。
その余りまくったエネルギーをゼロにするまでいくぞーーー!!とリーダーのタイトルコールのシャウトで嵐に住む人へ。

うぉっしゃーーー来たぜーーーっ!!待ってました!!大歓声の会場!一切手を抜かずに全てを出し切るぞ!QPコーワの威力、発揮せよ!!と跳びまくる。

アンコールの声が耳鳴りとなって残っているとアッキー。年忘れ日本の歌とばかりにお祭り気分で掛け合いタイム!「ラッセーラー」「スイスイ」「エラヤッチャエラヤッチャ」「エンヤ〜コラヤ」の懐かしい流れが嬉しくてたまらない。掛け合いだけじゃなくてメンバーと一緒にやるフリも楽しい!隣の歌姫姉さんも全く恥ずかしがることなく一緒に踊っているのが楽しくて可笑しくて。続く「イッチョメ!イッチョメ!わ〜お!」久しぶりに見たリーダーのキレの良いイッチョメダンスが飛び出した日にゃぁ〜嬉しくて涙が出た。

そして、松本にちなんだ人についてやろうと深夜アッキーがネットで調べて、「センチメンタルジャーニー」でやる事に決めた!と。振り付けが分からないので、アッキーが独断で決めたフリをつけてみんなで歌おうと言う。
そして会場にいたほぼ全員がアッキーの決めた変なフリで歌う

♪センチメンタルジャ〜ニ〜

面白過ぎ!!歌いながら「キツイ旅だぜぇ〜」と言ったアッキーにまたツボにはまる。

さらに目の前にリーダーが出てきて私の前の柵をガッシリと両手で掴み、私の大好きなあの動きを至近距離で炸裂!たまらん!そしてふと足元に置かれていたマイクに気づいたリーダー、すかさず拾い上げマイクを持って伊代ちゃんのマネをして♪センチメンタルジャ〜ニ〜 ひぇ〜〜助けてぇ!!!腹がよじれるほど笑わせてもらった。
最後は限界に挑戦!恒例の「ワッショイ!」でシメる。エンディング、ヘロヘロになりつつ今年最後の跳ね!!もう思い残す事なない!!

ステージを去るメンバーに会場のあちこちから声がかかる。私もメンバー全員の名前を叫んでしまった。棗田さーーーーん!と言ったら最後まで言い終わらないうちに「は〜い!」とちょっと力の抜けた声で答えてくれた棗さんが可愛くて。
全員がステージから消えた後、自然と大きな拍手が会場に起こった…感無量。

もう一度アンコールできるような雰囲気だったけど、声を出す力も残ってなかった。足ガクガク状態でドリンクを引き換えつつ、まずは汗でビショビショになったので全着替え。戻ってきてステージに腰掛けたら動けない。
近くでは、3バンド目のボーカルの兄さんとコブファンが歓談中。その兄さんもコブライブをかなり楽しんだ様子で話を聞いているのが嬉しくなる。ライブ中、私の隣で見ていた姉さんも加わり大盛り上がりのお話タイムになってしまった。
そして会場を出る寸前にワッティ氏から優しい心遣いがあり、彼の株がさらに急上昇!!

ロビー(?)でしゃがんでアンケートを記入して、立ち上がろうとしたら足がもつれで転倒…あぁ、情けなし。相当足にきてるな。
ふと、長野のコブ友に伊代ちゃんは長野の出身だったんだねぇ〜と言ったら「は??」と言われてしまう。松本市だから、松本伊代だったと気づいてなかった私、みんなからバカにされてしまった。ががーーん!

そして今日もしっかり見送り。今日はメンバー全員が握手に応じてくれたけど、私だけはイチローさんとはタイミングが合わずに出来ずじまい。必死で手を温めていたけど、やっぱり今日もリーダーの手のほうが温かかった…
アッキーに「松本伊代」が分かってなかった事を話すと、苦笑いして単純で申し訳ないと逆に謝られてしまった。

御一行様が4649号に乗り込み、みんなで見送る。助手席のアッキーもその後ろの棗さんも窓を開けてくれる。4649号が出発したと同時にみんなで手を振り「良いお年を!」それに答えて笑顔で「良いお年を!」とアッキー、それに続いて棗さんが「メリークリスマ〜〜ス!!

夜行の「ちくま」までの時間、みんなで駅前の居酒屋へなだれ込む。座ったとたんにドカンと疲れに襲われ、生絞りハイのレモンが絞れない。飲む力も食べる力も、もうほんのわずかしか残ってない状態。
「ちくま」に乗ってから更に身体の痛みが激しくなり、テンションだけはやけに高いせいもあってか、なかなか寝れない。やっと寝れたと思ったら、列車が既に名古屋に着いていて大慌て。もうちょっとで乗り過ごすところだった〜

今年前半はどうなる事やらと不安になったけど、コブへの想いはさらに高まった素晴らしい一年だった。
最後の最後に良いライブで締めくくれて満足。

コブ御一行様、コブファンの皆様、楽しい一年をありがとう!来年もガッツンガッツン行くのでよろしくねーーっ!



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