ザ・コブラツイスターズライブレポ

アコースティックイベント
2002.8.11(日) ユニバーサルシティウォーク・センターコート特設ステージ

昨日の心斎橋ヴァージンメガストア&神戸タワレコでの2本のインストアライブに続いて今日も大阪でアコライブ。しかも何かと話題のUSJの近所でのライブだって言うじゃないか!!
ドキドキしながらライブの詳細を調べてみると、USJの手前にあるMHVが主催するイベントらしい。昨日のインストアライブに来ていた関西のコブ友たちに聞いたところによると、ライブはHMVの店内ではなく、少し離れたところにあるセンターコートと言う広場で行われるらしい。

昨日に続いて大阪行きの電車に乗りUSJを目指す!JR環状線・西九条駅でUSJ直通の電車に乗り換えるのだけど、その電車からしてすっかりUSJ気分満載でワクワク!でも、私は入場はしないのよ〜

ユニバーサルシティ駅で神戸のコブ友と合流、ライブ会場を目指す。ライブのスタートは夕方の17時からとは言え、真夏の午後に屋外でライブ…かなり覚悟はしてきたけど、ライブが行われるらしい特設ステージはちょうど建物の日陰になって、しかも風通しの良い比較的涼しいところでホッとする。
しかも駅からUSJの入り口に向かう人が行き来する道のすぐ脇!これは良い宣伝になるぞ!ステージ前に置かれたライブ告知の看板が手作りで物凄く凝っていて感動。MHVユニバーサルシティウォーク店のこのイベントへの意気込みが伝わって来て嬉しくなる。

仮設ステージでのセッティングが行われてる様子を昼ご飯のバーガーを食べつつ近くのベンチで見守り時間を待つ。しばらくして御一行様が到着したので、ステージ前に移動して公開リハを見学!こういうイベントはリハが見れてちょっと得した気分。
アッキーが三線、リーダがアコギのサウンドチェック。そしてモニターのバランスをみるためにと、『与論小唄』を演奏。その後、アッキーがマイクチェックしつつ、この後のライブの告知もしっかりしてリハは終了。

そしていよいよライブのスタート!大阪ビクターさんに紹介されて、小走りでステージに上がる2人が可愛い。みんなで拍手で迎える。それにしてもステージ前に集まった人が少ない…少なすぎる!!前の方にいるのはみんな顔馴染みのコブ友ばかりだし。

抜けるような青空の下歌えるのは気分は凄く良くて、USJの中には入ってないけど、気分だけは味わって行きたいと言うアッキーの挨拶から夢の旅人へ。
アッキーはタンバリンでリズムを取って歌う。アッキーの言うとおり、この青空の下で聴くコブの曲たちは本当に爽快で気持ちが良い!!いつものフルバンドでのライブさながらに間奏では大きく手拍子&ジャンプ!!して2人に答える。アッキーもUSJから駅に向って通り過ぎる人達を煽りまくるが…そんな人たちの目なんか気にしないでとにかく楽しむぞ!!

続いてサクラサク。アッキーのタンバリンに合わせてみんなで手拍子。ステージの周りにはお世辞にもたくさんの人はいないのだけど、吹き抜けみたいになっている2階や3階からは結構たくさんの人が物珍しそうにライブの様子を見ている。中には一緒に手拍子をしてくれる人もいてちょっと嬉しくなる。

いつもは4人でロックバンドやっているけど今日は特別にアコースティックでやってます。皆さん足を止めて楽しんでいってくださいと通り過ぎていく人たちに向けたアッキーの呼びかけ。みんな聴いてって〜〜!!中には足を止めてくれる人もいてホッとする。

そして、三線を使った曲を2曲聴いて下さいとまずは甦る人々へ。始まってすぐ、スピーカーから三線の音が消えてしまう。それに気付いたアッキー

 失礼しました!三線の音が出ないようです!

と演奏中断、ステージに走り寄るマネージャー・ワッティ氏とビクター・熊切氏。

すぐさま対処に取り掛かる様子を見て、リーダーが大丈夫かーーっ!!?と、静かになってしまった場を繋ぐ。こういう場合はいろんな原因が考えられるわけで、まずはこのねずみ色のシールド(線)が接触不良によるものではないか?と言うことで、取り替えてみてはどうかな?とやっているところです。ってな感じで詳しく状況説明をしてくれる。

シールドを取り替えたら音が出るようになって一件落着!アッキーもホッとした様子で

  あ〜ら不思議!!

なんて言って、気を取り直して再び甦る人々へ。

そしてアッキーが8月21日に出る3枚目のアルバムの告知をして、その中に収録されている曲を…と、波の子守唄を披露。心がほんわかするとても優しい曲。
間奏で奏でられる三線のメロディがとても心地良い。まさに子守歌!!アッキーの三線の指の動きをしっかりチェックしてみる…これなら目コピで弾けるかな??

今日はユニバーサルシティウォークから生中継でお送りしておりますが…電波はどこにも飛んでないですけど、とすぐさま自分で突っ込むアッキー。一瞬どっかに中継されているのかとマジで思ってしまってツボってしまう。リーダーもキョロキョロを周りを見回して笑わせてくれる。
そしてまた新しいアルバムに収録されると言う新曲、軽快なナンバー心の友達へ。アコでも良い感じの曲。

良い具合に身体も温まってきました…ってアッキー、真夏の野外でそれはないっしょ!と思っていたら、既に全身汗みどろ状態ですが…とすぐに言い直す。アコでも全力だから、アッキーもリーダーも汗びっしょり。もちろん見ている私たちも。

そして、次は踊るにはもってこいの曲です!と、上のほうも見上げて、2階席も3階席の人も参加してくださいね!としつこくアッキーが煽り、みんなで手拍子して歩き続ける人たちへ
楽しそうなアッキーとリーダー、立ち上がってステージ狭しと動き回る。もちろん私たちも身体をめいっぱい動かす。途中のリーダーのギターのカッティングが凄く小気味良い曲。

そして間奏ではアッキーがカズーを吹く。アコならではの楽しさ!!そして終盤、アッキーのレッツダンス!レッツジャンプ!!の煽りでみんなで踊ったり跳んだり!ステージ前の私たちだけしかノってないので、センターコート周辺にいる人を激しくを煽りまくるアッキー。
通り過ぎる人たち、2階・3階から見下ろす人たちに囲まれ、正直ってかなりこっ恥ずかしいものがあるのも事実。でも、そんな私たちが恥ずかしいのなら、ステージの上の2人のがもっともっと恥ずかしいハズ!そう思ったら全然平気になって暴れまくり。楽しい!!すっかりいい汗をかいてしまう。フルバンドのライブでも是非聴きたい良い曲だぁ!!

楽しく過ごしてきた時間も時の流れは早いもので、最後の曲になってしまいましたとアッキー。もう終わりかぁ〜あっという間やね〜
再び3rdアルバムの発売&9月のワンマンの告知。大阪BIG CATと言うでっかいカッコ良いところでやるとアッキーが説明すると、大きい猫みたいなかっこよさ?と相槌をうつリーダーにそのまんまじゃねぇか!と突っ込むアッキー。楽しい2人だ。

そして、7月に発売になった絶賛発売中のシングル、今日はいっぱい少年少女がいるので、是非聴いてもらいたい!そしてお金をザックザック持った大人にも!一枚くらいなら痛くないので買ってください!と切実なお願いに出てしまうアッキーだが、自分的にはかなり納得したMCだったようで、綺麗にまとまりました!と言っていつかの少年へ。
イントロでリーダーがハープを!お世辞にも上手いとは言えないんだけど、いっぱい伝わるものがある。前に聴いた神宮時のイベントの時よりはかなり上達しているし。この曲も野外で聴くのにピッタリ!少年少女よ、みんなしっかり聴いたか!?…聴いてないな(泣)。

そしてライブはあっという間に終了。最後にリーダーが大阪にもツアーで来るから是非来てください!!と念押しの告知。絶対行くぞぉぉぉ!!!

ライブ後すぐにステージ横のHMVのプチ販売店がコブのCDを販売開始。サイン会の準備の間、ビクターの若いお兄ちゃんが販売促進のための宣伝と購入した人はアッキーとリーダーによるサイン会に参加できると言う説明をしたのだが、「いつかの少年」をさきほどのライブでも最後にやりましたラストシングル!と紹介してしまい、私らファンやその他のビクター社員に思いっきり突っ込まれ、冷や汗かいて慌てている姿が可笑しかった。

そして準備が整い、サイン会の始まり。HMVの人が既に手持ちのコブのCDでもサイン会参加OKだと言ってくれたので、持って来ていた「いつ少」シングルを持って列に並ぶ。
参加する人が少なくて悲しくなってしまった昨日の大阪インストアよりも列が短い!!後ろの方に並んだのにすぐに自分の番が回って来てしまう。

それでも笑顔で迎えてくれるリーダー。サインをして力強く握手してくれる。泣きそうになったけど、笑顔で答える。
そしてアッキーがサインをしてくれている時に、昨日から気になっていた事…さっき「ラストシングル」と失言してしまった大阪ビクターの若いスタッフの兄ちゃんがどことなくアッキーの弟君に似ていてビックリした事を話したら、確かに似ているけどいくらなんでも弟までプロモーションに駆り出したりはしないと笑われてしまった。

そんな楽しく貴重な瞬間を過ごしたものの、プチ販売店の売り上げは無いに等しくて悲しい気持ちになってしまう。通りがかる人達に大きな声を上げて購入を勧める大阪ビクターさん達を前にしてHMVの店員さん達も困った様子。こんな事だと、もう二度とここではインストアライブ出来なくなってしまうよ〜〜!!
こんなに気合いの入った看板まで作ってくれたのに…そう思って、もう一枚CDを買わねば!という思いに駆られてしまうけど、貢献は出来なかった。

あっという間に終わってしまったサイン会。こんなにたくさんの人が行き来しているのに、みんな知らん振りして通り過ぎていってしまう。ファンの自分ですらCD売り上げに協力出来なかった事を悔やみつつ、ステージから手を振って笑顔で去る二人を見送る。
それでもライブはとても楽しくてテンションはかなりぶっ飛んでいたので、その勢いでプロモーションの為にビクターの敏腕宣伝担当チーフ・熊切氏が気合いを入れて製作したと言う「鼓舞羅墜星達一座」の旗をお借りしてコブファンみんなで記念撮影!

帰りの特急の中で今日のライブの様子を思い出しいろいろコブについて考え、ふと不安になってしまったりもしつつ、自分がコブの事をたまらなく大好きだと言う事を実感出来て、そんな自分に独りで乾杯!!冷えたビールがやけに沁みてしまった。



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