ザ・コブラツイスターズライブレポ

レオマワールド サマーカーニバル
2000.8.26(土) 香川レオマワールド

夏のイベント!しかも野外でコブツイが見れると言う事で気合いを入れて近鉄特急→新幹線→JRを乗り継ぎ、瀬戸大橋を渡って香川県坂出市に向かう。
途中の岡山駅で合流した大阪と滋賀の友人たちと坂出駅からタクシーに乗り、レオマワールドへ。

実は、レオマワールドはまもなく休園してしまうらしい。なので、毎年行われているらしいこの夏のライブイベントも今日が最後なんだとか。
でもレオマ行きのタクシー乗り場はかなりの行列だったぞ!休園になるし、夏休み最後の週末でもあるからみんなたくさん遊びに来ているのか??って言うか、ライブを見に来ている人は果たしてどれだけいるんだろう??

入場ゲート前で大阪ワンマンの後、家に帰らず昨日は鳥取の境港へ遊びに行き、夜坂出に来てアッキーがゲスト出演したFM香川へ行ったと言う相方と合流して、入場。

イベントの行われる場所に向かうが、調べたら園の一番奥!!メチャクチャ遠いし!
暑さにやられてヘロヘロになりながら辿り着くと、いきなり名古屋と三重のコブツイファンの人たちにバッタリ!整理番号もあるし、腹も減ったので近くの飲茶レストランで昼食。暑くてたまらなかったのでビールを一杯…美味かったぁ!!

良い気分で再び入場口に向かうと、もう入場が始まっていた。テロテロしながら会場に入ると、ステージを要に扇形に広がった芝生の客席。周りをぐるっと木々に囲まれたとても気持ちの良い空間。
後ろのほうの木陰でのんびりして開演を待ち、イベントが始まったら前に移動。

今日のイベントはとにかくたくさんのバンドが出演。
真夏の昼下がりの炎天下、お目当てではないバンドのライブを見ているのはかなり厳しいが、それなりに楽しんだりして頑張ってコブツイのライブを待つ。

途中、何気に後ろを見ると、なんと!相馬さんとジャーマネ都田さんがコブツイァンの人たちとフリスビーで遊んでいるではないか!!
凄いフレンドリーなんだなぁ〜と思いつつ、この炎天下にしかもライブ前に相馬さんもファンの人もタフだなぁ〜と感心するばかり。

DOMINGO88、モンゴル800のライブでは物凄いモッシュが起こり、周囲が土ぼこりに煙って大変な事に!ダイブをする兄ちゃんたちをスタッフが必死で止めているし。ライブ前、ファンの兄ちゃん達に言われて避難をして見ていたけど、みんなもみくちゃになりつつも凄い笑顔なのが見ていて面白い。
でも、みんな果たしてライブを楽しんでいるのだろうか??と疑問になってしまう。どう見てもダイブする事を楽しんでいて音楽を楽しんでいる風には見えなかったから。

そして、予想を反してコブツイがトリであることを知り、ビックリ!嬉しい事なんだけど、どう見てもファンは少ないから不安。
案の定、モンパチライブが終わったら前にいた人全部どっかへ行ってしまってしまう。帰ってしまったり、後ろの方で休んだり…あわわ。

こうして良いのか悪いのかコブツイ目当ての人が最前にずらーーーっと一列に並ぶ。後ろは座っている人がほとんどと言う悲しく寂しい状況の中、セミの大合唱をバックにライブがスタート。
ボンバイエが流れ、手拍子でコブツイメンバーを迎える!

1曲目は七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜。元気に登場する川畑さんに思わず待ってましたとばかりに大きな歓声!!
たとえファンがたったの1列だけでも、思いっきり楽しむぞ!と跳んで踊って張り切る。川畑さんもステージを右へ左へ動き回って物凄く楽しそう!それにしても野外の似合うバンドだこと!!

続いて夢の旅人。野外で聴くのがこんなに気持ちの良い曲だったと気付き楽しさがますます大きくなる。川畑さんの煽りに後ろの人も楽しんでいる様子にちょっと嬉しくなる。

そしてMCタイム。川畑さんの挨拶に地味ながらも温かい拍手が起こる。
ありがたくトリを務める事になった事を話して、短い時間だけど一緒に歌って踊って楽しんでくださいと話す川畑さん。
オリンピックが近づいているけど、今日のような短いセットのライブは100m走か400m走かくらいにあっという間に終わってしまうのでパワー全開で頑張って欲しいと話して、次の曲紹介へ。

サクラサクと言うタイトルを言っただけで、会場のあちこちから歓声が上がってビックリ!ここ香川でもこの曲はかなり有名らしい。
そんな嬉しい歓声の中、川畑さんが

ラジオでもTVでも、私の家のステレオでも、ガンガンかかっているので知っている人は
一緒に歌ってください


と言って笑わせてくれる。さらに、

知らない人もすぐに覚えて歌ってください!

と、かなり強引。確かにすぐに覚えられる曲ではあるからね!

川畑さんの良い声が会場に響き渡る。そして川畑さんのかけ声で♪サクラサクよ〜の大合唱。私たちファンはフリまでバッチリ付けているからね!!後ろの方にいる人たちも一緒に歌ってくれたのかな??

続いて川畑さんが三線を受け取り東西南北 日本の空へ。川畑さん、相馬さん、棗田さんがステージ前まで出てくるイントロ部分がカッコ良くてクラクラ。
特に三線をジャカジャカかき鳴らす川畑さんがたまらなく素敵で…初めてコブツイを見た時、この川畑さんの三線プレイに釘付けだったもんな。

そして元気良く運命船サラバ号出発に突入!!抑える調和は必要ないぜ!!とややキレ気味に歌いきる川畑さんが可笑しい。
2回目のハッ!ハッ!ハッ!では川畑さんがステージから降りてきて私たちの前を全速力で駆け抜け盛り上げてくれる。会場には悲しいかな多くの人は残っていなかったけど、それでも全力でライブを繰り広げるコブツイメンバーに答えるよう、私たちも思いっきり楽しむ。

全力疾走をした後かのように、息を切らしつつ訥々と話を始める川畑さん。
香川でライブを演るのは初めてであることを話し、レオマワールドに来るのも初めてだけど休園すると聴いて寂しい気持ちになってしまったと。でも、また香川でもライブを演るのでそのときはまたよろしくと言う川畑さんに会場から温かい拍手。

8月も最後の土曜日なので夏の良い思い出を抱きしめて、良い事のなかった人は最後にこの曲を聴いて寂しさを噛み締めてくださいと笑いを取りつつ甦る人々へ。
この夏はコブツイのおかげで本当に楽しくて良い想い出がいっぱい!!その思い出たちをしっかり抱きしめ噛み締めてしまう。

静かにステージを去るコブツイメンバー。
このまま終わるのは寂しいな〜という思いもあって、少ないコブツイファンだけでダメ元でアンコールをする事に。そうしたらメンバーが出てきてくれて感動!

そんな中、最後は速い曲を演るので、座っている人で腰が悪い人以外は立って一緒に踊ってくれると嬉しい!とお願いして、座っている人が立つ時間を取る川畑さん。
あまり後ろをじろじろ見るのは申し訳なかったので見なかったけど、多分何人かの人は立ってくれたと信じたい。

そして最後は勢いのあるナンバー、路地裏の宇宙少年
この夏の炎天下の元で聴くには本当に爽快な曲!アンコールに答えてくれたコブツイメンバーにも大感謝!!楽しいライブをありがとう。

会場を出て、しばし休憩。他のコブツイファンの人たちとも話をしたりして過ごす。トイレの横に会場の通用門があって、そこが少し開いていたので、遠慮しつつもそっと見ていると、コブツイのメンバーもウロウロしているのが見えてドキドキ!

その後、すぐに門は閉められてしまったけど相方が上半身裸になった相馬さんを見たらしい。しかも凄く鍛えられた身体だった!と感動していた。私も見たかったぁぁぁ!!

電車の時間もあるので園の中を楽しみつつ、出口に向かう。帰りも駅までタクシー。その運ちゃんがレオマの社長の裏話で楽しませてくれた。
18きっぷでのんびり帰るというみんなと岡山駅で別れてリッチに新幹線で帰宅!ライブ後、家に余裕で帰れてしまった。香川ってこんなに近かったのか〜



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