ザ・コブラツイスターズライブレポ

スプリングファイトシリーズ追加公演
2000.5.13(土) 静岡サナッシュ

2月のイベントで初めてコブツイを見て、その後TVやラジオで彼らの姿や話を見聴きするうちにだんだんその魅力に取り憑かれてしまい、CDも全て買い揃え曲にも惚れライブに行きたくてたまらなくなった時に、このワンマンツアーの追加公演の存在を知り即チケットを購入!そして、ライブまでに全ての曲を完璧にマスターしてライブに備える。

もうメジャーバンドの濃いファンにはなるまい!と決めていたけど、その想いをぶっ飛ばすほどの彼らの底知れぬ魅力にもっとどっぷり浸かりたい!完全にハマりに行く覚悟でサナッシュに向けて家を出発!

同じようにコブの魅力に取り付かれてしまった滋賀と大阪の爆風ファンの友人達と名古屋で合流して、同じようにハマりつつある浜松の相方の車で浜松から静岡に向けて高速をぶっ飛ばす。話に夢中になっていて静岡のインターを見落としそうになり、強引な車線変更!、そこにタイミング悪くそこにパトカーが!!
一瞬ドキっ!としたけど、運転する相方は適当に笑ってごまかし、パトカーからの注意を聞き流して逃げるようにインターを降りてしまった。さすが大物!!

会場に着くと、既に開場を待つ人の列!結構ファン層は若いのね〜なんて思いつつ、自分達の番号のあたりの列に加わる。少し前にいた女の子達が腕に「アキラ!」とか「相馬命!」とかマジックで書いているぞ!そんなノリのファンなのか??全てのものが新鮮で楽しい。
会場に入り、ステージに向かって左側の隅あたりに行く。前から6、7列くらいか?しばらくすると後ろのほうまでかなり人が入っているのを発見!人気があるんだねぇ〜凄いな。

そしてライブのスタート!プロレスの入場テーマみたいな曲(のちに「ボンバイエ」だと知る)が流れて、それに合わせた手拍子に乗ってメンバーがステージに登場!

1曲めは東西南北日本の空だぁ!ギターの相馬さんとボーカルの川畑さんとベースの棗田さんが前のほうにぐっと乗り出してくる。川畑さんは三線をジャカジャカ!すると前いた人たちがグッとさらに前につめたので、その流れに乗ってちょっと前に進んでみる。
前に見たときもこれがオープニングナンバーだったけど、今回は曲もちゃんと予習&マスターしているので物凄く楽しめる!!

サビの東!西!南!北!で川畑さんが腕を前後左右にキレ良く指さすのに合わせて、みんなも同じように指をさしているので一緒にやってみる。この指す方向は、毎回会場によって違うのかな?などと思っていたら東西南北日本の空〜の時にみんなで人差し指を立てた手をグルグルっと回しているじゃないか!!それが凄く面白くて、2コーラス目には一緒に合わせてやってみる…楽しい!!

他にも夢の旅人路地裏の宇宙少年サクラサクなどにもちゃんとお決まりのフリがあってかなり楽しめる!頑張ってマスターしないとな!と一生懸命周りの人たちの動きを観察しながら一緒にやって覚えていく。

途中、聴いた事がない曲が。全部CDをそろえたつもりだったけど、サクラサクのシングルをまだ買ってなかったので、カップリング曲の情熱のうたはまだ一度も聴いた事がなかったのだ。しまったぁぁぁ!と思いつつ、サビの部分を聴きながら必死で覚えて一緒にコーラスをしてみたり。
こんな私でもコブツイの曲は凄く覚えやすいメロディーと歌詞なのでサビの部分だけはすぐにマスターできた。

そしてもう一曲知らない曲が!それもまだ買ってなかったサラバ号の同じくカップリング曲の新しい道。川畑さんがアコギを弾いている!三線もギターも出来る人なんだねぇ〜と妙に感心してしまう。
今まで見てきたバンドのボーカルはほとんどがボーカルのみだったからなぁ〜とにかくどちらも凄く良い曲なので、ちゃんとシングルも買わないと!!

君の目には、三線の音が大好きで川畑さんが弾くのをじっくり見てみたいと思っていたので背伸びをしてステージに注目!が、三線かスピーカーの調子が悪かったのか音がほとんど聞こえて来なくてガッカリ。川畑さんも困った様子をしていた。

それと私と相方の2人がライブ中凄くツボったのが、ギターの相馬さんが爆風のパッパラー氏に似ているところがいっぱいあるのだ!ギターの弾き方や動き、そして声や喋り方まで…目を閉じていたら、そこにパッパラーがいるのか?と錯覚に囚われてしまうほど。それが可笑しくて2人で相馬さんが何かをするたびに目が離せなくなってしまっていた。

ライブでは他にも七つの海を渡れ〜どんぶらこ〜一番星シャッフルギラギラ太陽たちなど、ライブで聴いてみたい!!と思っていた曲をどんどんやってくれて嬉しくてたまらない!これまたどの曲にもフリがあって楽しい。
いっぱい覚えねばならないことがあって大変だぁぁ!!なんて思いつつ、ずっと川畑さんは歌詞を間違わない凄い人だと勝手に思い込んでいたので、頻繁に歌詞を間違っているのを目の当たりにして何だかホッとした気分になる。この人も人間なんだなぁ〜と妙に親近感が涌いたりして。

終盤の嵐に住む人では、物凄い事が起こってしまい相方と爆笑!!長ラン姿で登場の川畑さん、自分の事を応援団長・川畑家畦道(かわばたけあぜみち)と名乗っている。
そしてさらに相馬さんと棗田さんが桜の木の着ぐるみを着用してステージに登場!!事前に滋賀の友人に話は聞いていたけど、ナマで見ると圧巻!桜の幹から顔だけ出して、それぞれ両手には桜の枝を持ち、物凄く良い笑顔でそれを振り身体を動かしているじゃないか!!
良く見ると、桜の木のてっぺんには小さな凧が取り付けられ揺れているし。その凧は浜松祭りを意識しているのか?芸が細かい!!

ずっと持っていた彼らに対する硬派なイメージが一瞬にしてガラガラと崩れ去り、ますますそんな彼らの事が大好きになってしまった。カッコ良すぎる!!相方は棗田さんの笑顔に心を射抜かれてしまったようだ。
応援団の三三七拍子などをしたり、浜松祭りの掛け声をみんなで叫んだり、とにかくステージと客席が一体になったたまらなく楽しいライブ。完全に巻き込まれてしまってるよな。

最後は大好きな運命船サラバ号出発!!家でCDで聴いていても楽しくなってくる曲だから、ライブで聴いたらもうたまらなく楽しくだろうと思っていたけど、予想を遥かに上回る楽しさに嬉しくてめいっぱい身体を動かしまくってしまう。
この曲で一番衝撃を受けたハッ!ハッ!ハッ!ハッ!の時は川畑さんも会場の人達もみんな両腕を上に挙げて振っている!!もちろん一緒になって両腕を挙げて楽しむ!!

終盤、川畑さんが会場に向かってクラッカーを発射!目の前がキンキラキンになって会場中のテンションも最高潮に!!コブツイ、思っていた以上に最高に楽しいライブバンドだぁぁぁ!!!完璧ハマったぁぁぁ!!

アンコールは、いろんなところをライブで回って旅をして、そんな時の事を描いた曲と言う話から光と瞬間のブルース。この曲でも川畑さんはアコギを弾いて歌う。元気な曲だけでなく、こんなしっとりした曲もしっかり聴かせてくれる彼らにホレボレするばかり。

そして、川畑さんの出身地・与論島の言葉で歌ったと言う曲へ(のちにマーブイユシ〜魂寄せ〜だと知る)。初めて聴くし、歌詞の内容も全く良く分からないけど、凄く気持ちの良い曲。これまで名前しか聞いた事のなかった「与論島」が是非行ってみたい憧れの島になった瞬間。
最後にメンバー全員がステージ前に集まり、手を繋いで客席に一礼…良い光景だなぁ〜ドラムの加藤さんが物凄くでかくて2人でビックリ!って言うか、相馬さんと川畑さんが小柄だからか??

歌って踊って汗だくになった楽しいひと時。こんな爽快な気持ちになったのは本当に久しぶり!!すっかり消えてしまっていたライブ参戦魂の炎がまたメラメラと燃え上がってきたのは言うまでもない。
やっぱり私にはこれしかない!!これからもどんどんライブに行くぞぉぉぉぉぉ!!!今度はもっともっと激しく踊るぞぉ!

会場を出たところに物販があり、黒・赤・水色のオリジナルTシャツが売られていて相方と一緒にどれにしようか悩みつつ2人とも水色を購入!しばらく会場前にいると、加藤さんがいつの間にか物販のところに出てきていてビックリ!ライブ中はサングラスしていたのに、普通のメガネだったので言われるまで本人だと気づかなかった。

結局出待ちをするのはやめて、新幹線で帰る滋賀の友達を見送った後、相方の車で帰宅。ライブの余韻に浸りつつ3人でコブツイのいろんな話で盛り上がる中、相方が不敵な笑いを。
私同様、相方もしっかりコブツイにハマってしまったらしい。特にベースの兄ちゃん(その時点では名前も知らなかったハズ)が好きな男ランキングのトップに躍り出た!とか言って笑わせてくれる。
途中、前が見えないほどの激しい雷雨に襲われつつ給食を食べさせてくれるというバー(?)に寄り、乾杯!!楽しいライブの後の一杯の美味しさが癖になりそうだった。
またみんなでライブを楽しむ事を約束して浜松からはながらで帰宅し、コブツイ初ワンマン・初遠征(?)は終了。


※この日のライブでは、去りゆく君へも演ったらしいけど、記憶になかったです、すみません。そして曲順もバラバラです。



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